右は昨日通り抜けたle jardin des plantes での写真。日差しが強すぎてまいった。 北極周辺のオゾン破壊がかなり進んでいるという情報もある。だけど、いっぺんに夏になったパリの町にはわらわらと人が出て、うれしそうに陽を浴びてる。ここの冬は日照時間が極端に短いから、太陽不足でビタミンDなんかが不足するし、メンタルにもよくないわけ。
関連:北極圏上空で史上最大のオゾン破壊が進行中 -ヨーロッパやロシアの一部が影響下に-
しかし、ネットで追ってる北日本の状況と、パリの能天気な脱力具合のギャップに面食らうわけだが、勝手に戦争は始めちゃったし、やたら物価が上がって、そこいらのゴミ箱あさって食い物を探す(ホームレス風でない)人の姿も多くなり、メトロ構内で「空腹です、金ください」と声をかけられる回数も増えた。昨日は「私はベトナム人です。おなかがすいた;助けてください」と混みあうメトロの通路で袖を引かれた。。。
という状況の中、まあ「天気の良さ」ぐらいは万人に行き渡るわけで、公園・セーヌ河岸・カフェのテラスは鈴なりの人となる。
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GMT11:38
で、福島第一情報ですが、全部なんて見てないし、?とか思ったものだけピックアップ;日付の古いものもつけておきます。
micro sievert ← 今は6日の数値がグラフィック化されています。福島市の数値もある。
Earthquake List for Map of Asia Region ← 本州東部沿岸での地震は相変わらず続いていますが、インドネシア・タイなどでも(インドネシアM6.0)ここんとこ活動してる:んー。4月3日にはジャワ島沖でM6.7。
これでもかー、という感じで今度は放射能天気予報系ZAMG
Aktuelle Lage nach Unfall in Fukushima (Update: 7. April 2011 12:00)
ここからダウンロードできるのは7日から9日までの予想。←こりゃ台湾や韓国怒るのが普通かと思われ。
放射能海洋汚染については、海底の地形、海流、魚等の生態系もあるからモデリングがさらに難しいだろうとは、さすがドシロウトのアタクシでもわかる。しかし、漁業関連就業者、近隣各国に具体的予告なく(米国にだけ通知)、「低汚染水」(高いのに比べたらという比較の問題でしかない)アタフタ海に流すというのは、なんとも。
関連記事(朝鮮日報)福島原発:汚染水放出、米国には事前に通報 韓国政府の抗議に「きょう説明」
危険管理の不備なのか。広報の失敗なのか。それとも単に現地チームには専門家がいないとか、パニックして手当たり次第のブリコラージュやってるだけなのか。わからん:いやこの全部か?
テプコのエライみなさん、アタマ下げるのはもういいから現地行ってください、と書いちゃうと風評と(←だいたいこんな言葉知らなかった;花袋の本にあったような気もするが)カテゴライズされるのだろうか。
NHK福島第一関連ニュース
NHKworld ←おとといだったか、ライヴ・ヴィデオつけたら、今度はカメルーンのおにいちゃんがじょんがら三味線弾いてた:The Day Today, it's Alright.
IRSNの最新レポート:Situation de la centrale nucléaire de Fukushima Daiichi au Japon - Point de situation du 6 avril
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GMT14:37 日本時間午後11時32分ごろ宮城県沖合いで強い地震;津波警報:これ見てた。仙台市停電の模様@NHKworld。M7.4 neko:franchement, j'en peux plus. 女川原発外部電力喪失etc.;東電発表中。窒素注入継続の模様。六ヶ所の様子がよく分からん。が、ディーゼル稼動でOKのもよう(英訳つきでようわからん)。で、突然鶴のドキュメンタリー・ヴィデオ。。。
また後で続けます。しかし、ブログで一人チャットしてるアタクシはかなりおかしい、と思うよ。マジ外は夏。
アサヒ(8-01:25)宮城県で震度6強 東北4県、けが人多数
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なんで頭がくらくらしたかの話まで行きつけず、巡行。つかりたびー、もーすでに寝てます。
と、歯も磨いて寝る前にネットみたらNHK福島第一関連ニュース:1号機 震災の夜燃料露出直前(8-08:30)
東京電力、福島第一原子力発電所の事故で、1号機では、先月11日の地震当日の夜までに原子炉の水が核燃料が露出する直前まで減り、安全のために最も大切な「冷やす機能」を十分に保てなかったことが、NHKが入手した資料で分かりました。
専門家は「その後さらに水が減り、核燃料が露出したことで、地震の翌日という早い段階で水素爆発が起きたのではないか」と指摘しています。
NHKが入手した資料には、地震当日の先月11日に福島第一原発の1号機から3号機で測定された原子炉の「水の高さ」や「圧力」などの値が示されていますが、東京電力などは、これまで地震の翌日以降の値しか公表してきませんでした。
資料によりますと、1号機では、地震発生から7時間近くたった午後9時半に、原子炉の中で核燃料が露出するまでの水の高さが残り45センチとなり、通常の10分の1程度に減っていたことが分かりました。
1号機から3号機では、地震と津波によってすべての電源が失われ、2号機と3号機では非常用の装置で原子炉を冷やし、水の高さが4メートル前後に維持されていました。
これに対し1号機では、地震当日の夜までに、すでに安全のために最も大切な「冷やす機能」を十分に保てなかったことになります。
また核燃料が水から露出するまで、2号機と3号機では、地震から1日半から3日程度かかっているのに対し、1号機では18時間ほどしかありませんでした。
東京大学の関村直人教授は「1号機では、『冷やす機能』が維持できなくなったあと、さらに水が減り核燃料が露出したことで、地震の翌日という早い段階で水素爆発が起きたのではないか」と指摘しています。
一方、東京電力は「調査はこれからで詳しいことは分からない」と話しています。
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だそうです。あーあ;なんで3週間待って今頃リーク?
下は、炉心損傷に関するアタクシがキャッチしたプレス情報です。
古いのから
日テレ(0316-07:52、ヴィデオあり)福島第一原発、燃料棒の損傷拡大の可能性
仏時間15日午後3時ごろ、ル・モンドネット版に「福島第一、1号炉の炉心損傷70パーセント、2号約30パーセント、3号機は数値なし」という記事が載った。コメント欄に「その数値はどこから来てるのか?」と書き込んだら記事自体が消失。
同じ15日、東大物理学某教授が:東電発表,「1号機燃料棒の70%が損傷している可能性がある.深刻な状態.2号機は30%,3号機は不明」(15:25に圧力容器内のモニターで,損 傷した燃料棒内部から放出さる放射性物質の量を測定し,その結果にもとづいて推定.3号機は計測器が故障).ただし,この時点では,放射線モニター CAMSの値は発表されなかったですね.とtwitte.
で、調べたけどテプコの発表には該当する情報なし(15日の英文)。
で、2週間後。
4月2日のアサヒ:1号機核燃料「最大で7割損傷」 米エネルギー省認識
4月4日16:46読売 気象庁拡散予測「公表すべきだった」…官房長官
これは6日のNYT:Core of Stricken Reactor Probably Leaked, U.S. Says
同じく6日の読売:1号機、燃料集合体の7割が損傷と推定
6日共同:米紙、水素爆発の危険を指摘 当局の内部文書に基づき
だそうです。火のないところに煙は立たないのですが放射能系はまた別か:どこがどうなってループしてるんだろう。これが猫屋の頭がくらくらしたヨウ素、じゃない要因だった。計測できるのは、圧力容器内の圧力と格納容器外側の温度、それからおもての放射線濃度だけで、センサーの多くが死んでたと理解してたんだけど、どうやって炉心の損傷、あるいは燃料棒のメルト具合が分かるんだろう。
で、頭クラクラした。またしてもプルトニウムが外で見つかったと言う報道もあったし。
時事(6-21:33)プルトニウム、再び検出=福島第1原発の敷地内-東電
今、格納容器に窒素を入れてるのは本来容器内に酸素が入ってしまって(つまり容器の密閉性が損なわれ)、爆発する危険性があるからだろうし、早い時期からホウ素を水に入れてかけていたのも核分裂を防ぐのが目的で、逆に言えば核分裂の危険性があったんだと理解できる。
東電→原子力委員会+保安院→政府→メディア+一般市民、という流れの中に情報を監査する外部組織がない。まあメディアはあるけど、今回のような主題を扱える記者はいないだろう。この、独立監査組織がなかったことが、今の日本原発大事故を招いた、おおきな要因だった。
3週間以上、明解な説明をせず「危険はない」と繰り返してきたから、かえって遠方の市民の不安を呼ぶし、福島第1近くの人々(特に子供と妊婦)が無用な危険にさらされる。
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ところで米国連邦政府は資金難のため、4月8日から各州で大幅財政カットとどこかで読んだ記憶あるんですが、関連記事なし、あしたにでも調べます。翌日見つけて追加:(WSJ 7-8:05)米政府機関の閉鎖迫る-9日以降、連邦職員80万人を一時帰休
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経済産業省「福島第一原子力発電所プラント関連パラメータ」の訂正について
で、パラメーターとは?Fukushima Dai-ichi Nuclear Plant Parameters ←日本語だけんども分からん。理工系読者さんいたら説明乞う。
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アサヒ(8-13:46)本震7時間後に燃料露出寸前の状態 福島第一原発1号機
東京電力は8日、福島第一原発1~3号機について、3月11日の地震直後の炉内データを公表した。1号機の水位は地震の7時間後、燃料が露出する寸前まで下がっていたことがわかった。操作によっていったん回復したが、再び低下、12日午後に水素爆発した。
1号機の水位は11日午後9時半、燃料上端から45センチまで下がった。炉内の圧力を減らしたら上昇に転じた。下がった理由は不明だが、その後しばらく水位を制御できたことから、東電は地震での損傷による可能性は低いとみている。
水位は12日午前7時ごろから再び低下。蒸気を冷やして水を原子炉に入れる非常用復水器が機能しなくなったとみられる。午前8時36分に燃料の上端に達し、午後には燃料が1.7メートル露出した状態が続き、午後3時半ごろ爆発した。
東電はこれまで13日以降のデータ一覧のみ公表していた。「地震直後のデータは欠落が多かったので入れなかった。個別に聞かれれば答えた。国も公表していた」と説明している。
猫:ますますくらくら。