携帯電話をジーンズのポケットに入れたまま洗濯してしまった。
乾かしては見たけれど、やはり、壊れていた。
買いなおしである。こんなことならバーゲンで(小規模であるにしろ)散財、するんじゃなかった。
なお、円はまた下がりだしている。
現在のところ、銀行間レートで一万円=63.64ユーロ。1ユーロ=157.13円
携帯電話をジーンズのポケットに入れたまま洗濯してしまった。
乾かしては見たけれど、やはり、壊れていた。
買いなおしである。こんなことならバーゲンで(小規模であるにしろ)散財、するんじゃなかった。
なお、円はまた下がりだしている。
現在のところ、銀行間レートで一万円=63.64ユーロ。1ユーロ=157.13円
投稿情報: 2007-01-19 カテゴリー: Privé / 私事 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
まあなんです。師走は(ほぼ)あたふた雑用で終わり、こっちの官公庁各種サーヴィスがしまるころからクリスマスモード、その後は大掃除、とは言ってもちゃんとやったのは冷蔵庫とベランダと、あとPC。年代もんのDellデスクトップのHDフォーマットとOS+各種ソフトインストールをいちんちがかりでやって、なかなか早くなったんだが、ついついMS“おまけ”ゲームにはまってしまったのだったよ。はは。
スパイダー・ソリティア上級とマイン・スイーパー(だっけ、名前?仏語ではデミナーなんざんす)。徹夜してしもうた。がっはっは。正月じゃけん。(TV正月番組ないんだもんね、こっち)。しかし、数学的論理力が大幅に不足しておるな、というのがゲームをひさしぶりやった感想であります。はっきり言ってアタマ悪いことあるね。
書き忘れたが、年末にはカンコク食料品店にて、大根とかフェイクのカッパえびせんとか買って来たのであった。到来もの(かおるちゃんサンキュ)切り餅で関東風雑煮も作った。うまかった。なお、モベール・ミュチュアリテの中国屋でアジノモト冷凍ギョーザ買って来たけど、あれ最高。
てなわけで、一月二日で終わってしまうパリの正月は、雑煮・ひれかつ(あとでかつサンド)・餃子・中華どんぶりに、冷凍庫から出してきたどら焼き・草加せんべいなどなどで日本食攻めでありました。日本酒は高いので、赤・白ワインでしたが、なにはともあれ幸福・幸福。
*
しかし、近年、一年がどんどん短くなる傾向にあるわけで、あれってなんで?小学校の時分と比べたってなんも始まらん。もっとあとの、学生の頃に比較しても時間が三倍速ぐらいで経ってる気がする。なんとも一年が短すぎるのだ。非常に困る。
ことしは急がず、のんびりすごしたいなどと思ったわけだが、しかし。のんびり度を強めると、ことによったら一年は16倍速ぐらいで終わってしまうのだろうか。それも困るわけである。
もうちっと、ブログをちゃんと書こうと思うわけだ。さもないと日本語忘れてしまう。母国に帰る気はさらさらないのだが、日本語は失いたくない。これは悲しい。
投稿情報: 2007-01-04 カテゴリー: Privé / 私事 | 個別ページ | コメント (6) | トラックバック (0)
えーっと、
金食い虫な12月は、たまった仏語書となかよくヒッキーな一ヶ月を、と企んだのはよかったが、雪崩、いや暖冬だからどっちかというと津波のごとく要事な用事が(頼んでもいないのに勝手に)押し寄せてきたわけだ。そんなこんなで、連日雨は降るは風はびゅうびゅうのパリをあっちゃこっちゃ歩き回る毎日を送っとります。
おまけに、世間というか世界はいろいろ面倒な具合になってるわけで、中東問題や米国の将来や極東問題も、地球温暖化とトチ狂った四季だの、ロンドンの寿司屋も絡むロシア式暗殺事件も、南米政治状況も、高すぎるユーロと安すぎるYENと米国経済の危うさも、もちろんオイル関係や、日本のほにゃらら愛国運動、イスラムとヴァチカンの微妙な関係も、マグロの将来も世界的キャヴィア不足も、ましてやフランス大統領選挙も、猫屋が30分かそこらの時間で、なんもコメントなんてでけへん。で、ブログも(ほぼ)放置状態なわけでございます。
パリ街場でも、あの消費機械がブンブン回転し、おまけに最近は持ち金30ユーロ弱の輩でも、ちゃんと“ショッピング”ゲームに参加できる仕組みになっていて、おまけにクレジット・カードというやつが、前倒しにわれらを“援助”してくれるんで、これは困った。
いや、いいんだ、これは祭りなんだから、祭りが終わってから先のことは考えればいいさ。でもこの祭りは決して終わることがない。ちなみにパリでは1月10日からバーゲンですけん。よろしく。
あーあ、やってらんない。
*
それでもどうにか、ジョナサン・リテルの Les Bienveillantes 、全900ぺージの450ぺージあたり、つまり半分までたどり着いた。2006年中に読み終えるつもりだったけど、どうなることやら。。。。
インテリSSのマックスはスナイパーに頭を射抜かれるが死なず、ベルリンに帰って来た。ユダヤ人の食の規律も割礼も、この“民族”の存続と純血を守るためにある、とか、ファイナル・ソルーションのモデルは、ユダヤ思想にあるとか、いや、なかなか骨太に面白い。
以下は今日のル・モンドで見つけたリテルのロンドンのエージェント、アンドリュー・ニュールンベーグに関する記事。貼っときます。
あと、メディアによると、昨年2回にわたってフランス国籍申請して却下されてるリテルですが、ゴンクール賞受賞の後、“フランス語の普及と仏国栄誉に貢献した”という民法条例に従い仏国籍を与えようと、国は本人に打診してるらしい。現在バルセロナに住む(奥さんと2人の子供はベルギー籍)米国籍のリテルは、どうもすんなりこのオファーを受けたくないみたいな様子です。(まあ、米国籍と仏国籍のダブル持ちは可能なんで、もらっといた方がいいんだけどね。)
てなわけで、ではまた。
投稿情報: 2006-12-07 カテゴリー: Privé / 私事 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
読書中です。ぐうぐう、
と、イッキに寝ようと思ったんだけど、我が家の財政問題のことをちらっと思い起こし、月末だしクリスマスも近いわけだし、ネットで銀行口座にアクセスしたらば、ガーン!!
んじゃ虎の子YENを両替屋んとこ、旅に出そう、銀行屋サンとこのアナを埋めねばあとあと金利は高い、とか結論して円レート調べ、ダブルのガーン・ガーン!!
一万円は64ユーロぐらいだし。どーせーとゆーんじゃ、われ。おまけにドルがまたガックリ下がっとるし、さ。そうですか。
ああ、クリスマスですよ。そうなんですよ。経済マシンは潤滑に機能しておる。街場に出れば日本みたい。買いなはれ、忘れなはれ。買えば人生花が咲く、世界。いらないけど、欲しいもん一杯だもん。せめて、アマゾンにて文庫古本版5ユーロとか買って一ヶ月間マジ、引き込みでもしよう思う、今日この頃。
聞けバンコクの貧民たちよ、お元気ですか?
で、読書・極書・毒書・激書・獏書、な読書。愛書。アイアイヤイ。
そんなわけですが、ま、ぼちぼちやっとります。
投稿情報: 2006-11-27 カテゴリー: Privé / 私事 | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (0)
この数日、はてな系ブログにコメントできない。
ご利用のIPはブラックリストに登録されているため、スパムコメント防止対策として投稿が禁止されています。
だそうです。はてなのみなさん、こんなブラックリストな猫屋ですが、時々うちのコメント欄まで遊びに来てね。
投稿情報: 2006-11-12 カテゴリー: Privé / 私事 | 個別ページ | コメント (6) | トラックバック (0)
今週末はイケアに行って買い物、映画は最新イーストウッドとフレンチ・アニメ Azur et Azmar を立て続けに見て冬物服のバーゲン前の物件視察もしようと思ったのに、なんと熱出した。
なんだこれは、嘘だろ。しかし咳は出るは鼻はグジュグジュであります。でもって3日間家で安静状態。よく眠ってた間に冬時間になっていた。
なんと、南仏では気温は摂氏25度前後。TVで見たらビキニのご婦人が海で泳いでいる。ベランダでは、春の花と椿が並んで咲いております。ミニトマトも苺もまだしっかり実をつけている。もうすぐ11月なんですよ、大丈夫か、地球。
というわけで、久しぶりにTV三昧。頭痛くなるので本はよまず。で、今夜はアルテで、Saburo Teshigawara の パラ・ダイスを観た。ダンスはあまり知らないけれど、よかった。身体性とマシーン性と柔軟、あるいはやさしさがうまく不思議に共存していた。
そのあとはビリー・ワイルダーの映画 One, Two, three 仏語版(1961)を初めて観た。この映画、日本で上映されたのだろうか。壁ができる前のベルリンの話だ。しかし、ワイルダーは凄すぎます。アメリカ文化とモスクワ独裁とドイツ精神を、笑いという香辛料を使っていっぺんに料理している。おまけに色気があるんだよね。ジェイムス・ギャグニーが大活躍でした。至福の時。
そのあとでついでに、シリーズERを惰性で見て、いっぺんに21世紀現実に連れ戻されてしまいました。軽さが足りない。世界には軽さが足りない、と思うぞ。
投稿情報: 2006-10-30 カテゴリー: Privé / 私事 | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (2)
月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして、旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず、海浜にさすらへ、去年の秋江上の破屋に蜘の古巣をはらひて、やゝ年も暮、春立る霞の空に、白川の関こえんと、そヾろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて取もの手につかず、もゝ引の破をつヾり、笠の緒付かえて、三里に灸すゆるより、松島の月先心にかゝりて、住る方は人に譲り、杉風が別墅に移るに、
草の戸も住替る代ぞひなの家
(くさのとも すみかわるよぞ ひなのいえ) 面八句を庵の柱に懸置。
と、突然松尾芭蕉です。
今日の午後は旅に出たい気持ちを抑え抑え、ネットで仏像画像をさがしたり、なにやら秋だね、なアタクシがたどり着いたのは結局芭蕉の言葉でありました。
そして、今なんとも行って見たいのは浄瑠璃寺の九体阿弥陀如来像(平安後期)と、こちらは秘仏なんでよっぽど綿密に日本行き作戦計画を立てんとお目にかかるのは無理と思われる、(1/1~15、3/21~5/20、10/1~11/30、公開だそうですの)吉祥天女像(鎌倉)。
このお寺は、京都府相楽郡加茂町大字西小、という聞いただけでうれしくなるような所にあるらしい。サマルカンドというところにも行きたいと昔から思ってるんですがこっちの現実化は無理かと思われます。ならば絶対、浄瑠璃寺に行こう。次回の日本訪問リストに浄瑠璃寺を入れよう。
*
今月末に予定していたベルギーのアントワーペンとブルージュへの旅も延期になってしまって、絵心というか“美しいものが見たい”気分が盛り上がっている。
さて、プラセッボと言っては申し訳ないが、リュクセンブール美術館でやってるティツィアーノ展にでも出かけようか。
自己弁護:イタリア絵画はやはり現地で見るのが一番よいと思います。いや、これはイタリア絵画に限らない。たとえば、法隆寺の百済観音をルーブルで見たけどあまり関心しなかった。というのも大昔、大雨の2月のほぼ無人の法隆寺境内で、ひとり黙って見た百済観音の、像とそのまわりの、“慈悲”というより他にない空間のありように圧倒された経験があるからです(若い猫屋の19歳の感性と眼で見たという、情状酌量範囲内ではありますが)。てなわけで、ティティアーノはベニスで見たい(と言ってみただけですが)。
**
芭蕉が鬼門(まちゃがえました)鬼籍 にはいったのは50歳。奥の細道は、俳聖46歳の時のもの。なお芭蕉最後の句は言うまでもない、
旅に病で夢は枯野をかけ廻る
投稿情報: 2006-10-17 カテゴリー: Japon, Privé / 私事 | 個別ページ | コメント (6) | トラックバック (0)
先週末、調子が悪いのをおして、レ・アールまで出かけて映画を観たわけなのだが、そしたらしっかり風邪を引いた。そういえば去年も京都のクーラーがきっかけで、9月に1ヵ月近く具合を悪くしたわけです。今年の夏は、ノンストップ30-35度という国境を越えた4ヵ月近い夏が効いた。
というわけで5日間の間、セルヴィス・ミニマム、つまり活動を最小に限定し、ひたすら眠っていたわけですが、みなさまこの秋をいかがお過ごしでしょうか。
よくよく自宅を見回し、冷蔵庫も点検した末、さすがに今日は掃除と、近場で買い物をこなし、シーツ・タオルも換え、夜には地鶏をローストして、鶏から出てくる肉汁をたっぷりかけながら各種野菜も一緒に焼いて、一週間ぶりにワインも開け、チーズを食し、食後に冷凍庫にあったカステラをイタダイたら、かなりニンゲンっぽくなったのだった。あ、イタリアもの葡萄も食べた。もうすぐ栗拾いの頃だ。セップも今年はイタダキたい。
秋である。昨日の夜から集中暖房が入った。これからクリスマスまでまっしぐら、、長い長い冬の始まりである。この冬のコートはどうしようかなあ。
投稿情報: 2006-10-06 カテゴリー: Privé / 私事 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
今日のパリは本当に気持ちのよい天候の一日でした。レテ・アンディアンっていうのか、これ。陽は照ってるけど暑くなく、ランニングに素足でコンバースでも寒くなく、サングラスをかけて乾いた空気の中をぶらぶら歩くと、周りの人々もみんなのんびりしてる。ビル改築現場の兄ちゃんたちまでタラタラにこやかに労働してるし、ほんと気分がいい。
友人と中華で昼食。それからギャラリー・ラファイエットにて、今度は日本で頼まれた買い物の下見をした。そのあと、年下の友人に贈る“日本文学書”をフナックに買いに行く。友人は村上春樹のねじ巻き鳥を読み終わったばかりだそう。カフカのほうを贈ろうかと思ったけどまだ文庫にはなってない、ってんで迷っているとそばでフナック従業員のお兄さん2人がニッポン・ブンガクについて語っている。そんなわけで「すんませーん。日本の本で若い人に贈るには何がいいでしょうかあ」と聞いてみた。
答えてくれたのは、25歳ぐらいかな、無精ひげにキレイなブルーの澄んだ目の男の子。日本に住んでたんだって、日本語で答えてくれた。日本語とフランス語ちゃんぽんで、最近の出版傾向について教えてもらう。彼が好きな作家は以前の春樹と小川洋子。で一番大物は夏目漱石だって。うれしいね、こりゃ。
途中で60ぐらいの奥様が、「有吉佐和子の小説はどれを選んだらいいのかしら。好きな作家は井上靖なんだけど。」と会話に入ってきたりして、井上靖が書いた母親に関する小説には実に感激したと貴重な読書指南を受けた(その前は何時だっけ。もっと年配のご婦人と道端でたまたま話をしたら「八甲田山」を絶対読めと勧められたのは、たしかこの夏のはじめだった)。
高校生だったらこれ絶対受ける、と店員さんが言ったのはなんとバトル・ロワイアルだったんだが、あれはどこかでレジュメを読んであきれてたし、新刊=高いなんで不採用。結局買ったのは、村上龍のコインロッカー・ベイビーズと井上靖の(アタクシ読んだことない)風林火山、合計約25ユーロ。ちょいと変なカップリングだけど、なにしろこの夏休みに、孫子の兵法と宮本武蔵の五輪の書とねじ巻き鳥を読み終わったというアジアン武オタなのだから、武田信玄でいいだろう。(バトルの方が受けるかも、だけんどもありゃいちんちで読み終わりそうだし。)
そのお兄ちゃんに、店の本棚には見つからなかった多和田葉子の小説について話したら、ああドイツ語で書いてる人でしょと言ってた。読め読めと勧める。このところ面白い小説ある?と聞いたら、これと言って手渡してくれたのが、韓国のコントンポラン作家による家族サーガもの。10分ぐらいかけてかなりタフなあらすじを教えてくれたんだけど、残念ながらタイトルは忘れてしまった。いずれにしろ、今は自分用本代がないので、あのお兄ちゃんがいない時にまた来て立ち読みしてみようと思う。
投稿情報: 2006-09-06 カテゴリー: Livre / 本, Privé / 私事 | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (0)