昨日発行日付24日ル・モンドから、社会党のファビウス元首相による文章です。大統領選キャンペーンの一部としても、サルコジの 『移民を叩いて極右支持票をゲット作戦』 を正論で批判しています。
不安定性(プレキャリテ):若年層のあとは外国人!ロラン・ファビウス
昨日発行日付24日ル・モンドから、社会党のファビウス元首相による文章です。大統領選キャンペーンの一部としても、サルコジの 『移民を叩いて極右支持票をゲット作戦』 を正論で批判しています。
不安定性(プレキャリテ):若年層のあとは外国人!ロラン・ファビウス
投稿情報: 2006-04-25 カテゴリー: France | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
“原油の終焉”を準備すべきだ として訳出別エントリといたしました。
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蒙昧主義のロリエ(栄光)
Jean Baubérot, directeur d'études à l'EPHE ;
Bruno Etienne, professeur émérite ;
Franck Fregosi, chargé de recherche au CNRS ;
Vincent Geisser, chargé de recherche au CNRS ;
Raphaël Liogier, professeur des universités.
以
上五人の大学人が、フランス議会賞を受賞したCaroline Fourest のLa Tentation obscurantiste,(
Grasset,
2005)というエッセイを批評しています。イスラム、ムスリムそしてイスラミズムの混同は対象に対する無知、あるいは知ることの拒否から来るのだ、とい
うこと。最後近くに、
Au Moyen Age, l'Eglise refusait au chercheur le droit de disséquer le
corps humain, de relativiser son fonctionnement : elle imposait la
méconnaissance. とある。中世においては、教会が死体解剖を拒否したことで身体機能の理解が妨げられた:この結果として無知が蔓延した
-- とでも訳しますか。光(啓蒙)vs蒙昧(反啓蒙)というフランスでの論争の一部ですね。
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チャドという罠
ル・モンド社説。フランス政府がチャドにおける立場を明確化しないかぎり、コートジボワールやさらにはルアンダでのように『罠』にはまってしまうだろうという趣旨。本来であればEU枠での外交が期待されるわけですが、残念ながらEUにはまだその力がない。また『権力の消滅』が最も暴力的混乱を招く、という懸念から現政権を支援が必要なのだとしても、その理由の表明なしでは危険すぎるという現仏政権外交批判です。また、横枠読者のコメント欄には、本国に引き上げてきたチャド在住仏人からの投稿もあり、事態の緊急性が読み取れます。
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これは一見ずっと軽い話題です。
カップルにおいて女性は男性よりも劣悪な食生活を送っている。
でもよく考えると問題だよね。これだけ女性の社会活動が一般化しても、食準備に時間をかけるのは女性の場合が多い、結局女性は“仕事”と“食事準備”のどちらかを選択せざるを得ない。つまり男性はこのチョイスを免れているということですな。これにあてはまらないカップル・ケースも多いですが、パリ近郊か田舎か、あと年齢層でもだいぶ変わってくると思います。
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“4月のパリ”、フランシス・マルモンド
パリとパリを舞台にした映画についての文章。今はパリが一番輝く季節です(天気のいい日だけですが)。
投稿情報: 2006-04-20 カテゴリー: France | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
10日月曜朝10時半、ド・ヴィルパン仏首相はCPEを取り下げることを宣言。それに先立ち、シラク大統領は、それ(8条)にかわるあたらしい条例--若年者の社会適応を助けるもの--を議会に提出する意思を文章で表明した。
Chirac et Villepin annoncent le remplacement du CPE par un dispositif d'insertion pour les jeunes
シラクとド・ヴィルパンはCPEに代わり、若年者の(社会)同化に関する文面を予告
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ロマノ・プロディ率いる左翼連合が、ベルルスコーニ連合に勝利の見込み。おお、シャンペン開けよう。イタリア総選挙後のアンケート調査結果。
La coalition de gauche donnée gagnante aux élections en Italie
ひとまずクリップ
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昨日行われた猫屋亭第3回オフは、あたりめ・コロッケ・さしみ・キムチ・帆立・焼肉、デザートは文明堂のカステラ+いちごに日本茶というメニューで、参加者にはゲストのトーダイH氏を迎え、『おお、なんとなく納得』の天神茄子氏、魚をさばくのが上手いchaosmos氏、キラー突っ込みのshiba嬢、はいはいどうせあたしは雑用系猫屋の五名で、なんだかんだと楽しく天然な春の日曜日でございました。
結局日本酒(75ml)2本、ワインも2本空きました。《大七純米生もと》は美味い酒でした(クノちゃん、どうもありがとうございました)。アペリティフのプイイ・フュメもよかった。
なお、この次は福砂屋のカステラ、、という声が大きかった、、とここに記しておきます。shibaさんから戴いた佃煮(つい忘れておりました)は次回オフにて戴きたい。
また、ゲストH氏に《国家の品格》と《森鴎外》を読め、という宿題を戴きました。氏にはカリスマ教授としての将来が約束されていると考える次第でありますが、こんど虎屋の羊羹切りますので、お薄たててね。
以上、報告まで。
投稿情報: 2006-04-10 カテゴリー: France | 個別ページ | コメント (13) | トラックバック (2)
ル・モンド社説:4月3日発行(日付4日)ル・モンド紙よりね式訳出
アブラカダブランテスク 訳注
まるで何事もなかったかのように、26歳以下の若年者の初回雇用契約(CPE)の設立を予見するところの第八条を含む、機会平等に関する法が4月2日、日曜の官報で公布された。シンボリックに、ジャック・シラクとドミニク・ド・ヴィルパンのほかにも、政権内のほぼ半数の – 内相ニコラ・サルコジを含む -14人の大臣 が簡略署名を添えている。死産の、あるいはほとんど死産に近いCPEにとって、これは大変な名誉だ。
この出来事は、状況のシュールリアリスト的性格をこの上もなく現している。3月31日以来、まったくの混乱(imbroglio)だ。まず、国家元首のTV演説の前に、ある首相は、シラク氏はあらかじめ彼との合意のもとに決意したのであると保証した。そして、ある共和国大統領は、CPEは公布されるだろうと断固として宣言し、しかしなんとしてもそれを適用してはならないと勧告した。それから、ある社会連帯相ジャン-ルイ・ボルローは、220以上の職種部門に対して、CPEタイプの雇用契約書書式は発行しないと予告した!
憲法に沿っていえば、状況はさらにバロック(奇妙)なものだ。ド・ヴィルパン氏は、当件から無条件に手を引いた以上、その強硬な態度のために制裁を受けた形である。表面的には彼は勝った(公布);現実には彼は敗北した(停止)。ジュルナル・ド・ディモンシュ(訳者注 日曜発行の新聞)紙上で、首相は、UMPと国民議会および元老院のそれぞれの代表に「組合組織との協議ののち、法案を提出」しなおす意向であると認めている。5月始めにUMPの『巣(niche)』において可決されるはずのこの法案は、国務院とさらには閣議に従う必要がないためより柔軟であるという利点を有する。けれど、3月に可決したものを解消することで、UMP議員は、滑稽と呼ばれる危険をおかしてまで、トンマ(Gribouille;不都合を避けようとして逆にひどい事態を招く人)な仕事にかかることになる。
このように、ここまで混乱したこの映画に当惑されたオピニオンの視線のもとで、- 第5共和国としては始めての –政権から多勢政党のためへの、ド・ヴィルパン氏からサルコジ氏のための、 権力移行に立ち会うこととなる。前者は強硬さを明示し、後者は - 『関係解消』の名歌手であるのだが- CPEを埋葬するためのコンプロマイズを見出す任につく。
大統領選挙を一年後に控え、このアブダカダブランテスクな政治エピソードはジャック・シラクの弱さをさらに強調する。フランス共和国大統領は、憲法に裏付けられた権力に関しては、ヨーロッパで最も力のある政治責任者である。ところが、推定上の後継者たちの敵対関係のままに板ばさみになり、避ける術も知らなかった危機からの脱出のためには、一時しのぎの解決法をブリコーラジュせねばならない。災厄なるかな、統治の最後!
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訳注:アブラカダブランテスクという単語はありません。ジャック・シラク氏の造語です。わけ分からん、という意味でしょう。
投稿情報: 2006-04-06 カテゴリー: France, trad/翻訳 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
4月4日のストは、メトロ・鉄道に若干の支障はあったものの、パリはほぼ日常どおり。けれど全国で行われたデモンストレーション(マニフ)は、パリ以外の地方都市での動因が目立ち、前回3月28日(火曜)の大型デモを上回るものだと開催側は言っています。労組の計算では300万人を超えるそうだ。100万から300万人の動員ってことですね。気温が急に下がったから風邪引いた人も多いんじゃないかな。
Mobilisation anti-CPE : les syndicats revendiquent une participation supérieure à celle du 28 mars
アンチCPEへの動員:組合は3月28日を越える参加者があったと主張
Après le succès du 4 avril, l'UMP engage de nouvelles négociations avec les syndicats
4月4日の(運動)成功のあと、UMPは組合と新たな交渉を始める
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Heurts dans plusieurs villes en marge des manifestations contre le CPE
多くの街で、反CPEデモ枠外の衝突
Réactionnaire ou visionnaire ?
反動それとも妄想?
3月31日の記事、海外プレスからの辛らつな批判紹介です。
そしていつものようにルモンド、アンチCPE特集ページはここ
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chaosmos氏は今回、ランシェールへのリベ・インタヴュー、人民なしで統治するシステム を訳してくれてます。またshiba さんは、CPE騒ぎで影がうすなってるけど我ら移民の大問題、移民法改正(使い捨て移民法)への反対運動について書いてる。shibaさん元気すか?
投稿情報: 2006-04-05 カテゴリー: France | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
なんとも、時間なし。それでル・モンド社説などクリップ。
明日(実はもう当日の朝3時ですが)またしても大規模なストとデモが予定されています。けれど前回(3月28日)同様ゼネストにはならず、パリのメトロやSNCF(フランス国鉄)なども半分以上は運行するようです。ポスト・公立学校・フランスガスなどでもストですが、完全に閉まるかどうかは地区によって、また機関によって異なるかと思います。最近は管理職がカバーする公共施設も多い。
どうもフランス第一党、UMP内で激しい抗争になっているようだ。つまり、サルコジとド・ヴィルパン間の綱引きだ。右派UDF党首バイルーは、党代表であるサルコジが政権内ナンバー2の内相を務めていること自体異常であると批判しています。つまり、大統領シラク-首相ド・ヴィルパンカップルに対して、党首サルコジ+内相サルコジのバランス合戦ですね。
問題の機会均等法はこの日曜日3日の公報(JOURNAL OFFICIEL)に掲載されました。つまり公布されたわけだ。だが政府は企業に対してこの法に基準する雇用契約にサインしないように呼びかけています。こういった事例は前代未聞であるらしい。なお、CPE関連8条の改正法は復活祭旧家の後、5月に成立の見込みという報道もある。なんだかなー、の連続です。
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ル・モンド社長で主筆のコロンバニによる例外的に長い社説
回り道、ジャン-マリ・コロンバニ
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週明けて月曜紙社説
アブダカダブラ的
追記:この社説は翻訳して独立エントリーといたしました。
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壊し屋の真ん中で
バンリュウから壊し屋たちに同行して書かれたルポルタージュへの読者の反応とジャーナリストの回答。
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時間があれば紹介あるいは簡単訳出を付加したいと思います。
翌朝追記:ラジオによるとメトロ・列車はほとんど動いてるようです。郵便も今朝ちゃんと届きました。
パリでのデモは午後2時半からレパブリックを出発、イタリー広場に向かうそうです。
投稿情報: 2006-04-04 カテゴリー: France | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
31日(金)のシラクのテレビ演説後にあったデモのル・モンドルポです。いつものね式訳=インスタント、ですが今回はかなりな意訳になりました。こうやって歴史が再学習されたりもするのだな、と訳者は思ったり。
パリ、陽気な夜の“政治ツアー”
ジャック・シラクのCPEに関する法公布表明に反対し、7時間の間彼らは革命家になったかのように、陽気で、時として奇妙な自然発生ストでパリの敷石をのし歩くことになった。バスティーユ広場から出発した数百人の彼らは、4000から5000になり、3月31日金曜から4月1日にかけた夜を、保安隊とのネズミと猫ゲームを繰り返し、歌い、踊り、アンチCPEスローガンを叫んだ。
国家元首の介入(TV演説)が終わるとすぐ、叫び声がこだました:「全員エリゼ宮に!」 そして20時30分ごろ、行進が大統領宮にたどり着く希望は砕かれた。「街路はわたしたちのものだ。」 と一人の女学生がふざけて言った。けれど、大統領官邸付近を封鎖する移動警備隊に対して革命的飛躍はたいしたことが出来ない。デモ参加者達は、セーヌ川両岸を行き来し、結局25kmを越える“政治ツアー”を行うことになった。
音楽と、かなりなビールやワイン瓶と共に、彼らはシンボリックな場所に近づいた;国民議会では民主主義拒否を表明して数十人が放尿し; セナ(元老院)では門が乱暴に揺さぶられ、; ソルボンヌでは今も対騒乱壁で守られた大学付近でいくつかの散発的衝突があり、一方で限られた数の投石が行われ、他方で催涙ガスが適量使用され; 裁判所(le Palais de la Justice )では伝統的 『われわれの同志を解放せよ』 が叫ばれた。
国家機関施設のあとは、さらにシンボリックな対象物が必要であった。そんなわけで、左翼(アナーキストetc.)、学生、組合員(SUD, FSU, etc.)からなる一団は、1871年血にまみれて終結した大衆反乱“パリ・コミューン”の起源地ビュット・モンマルトルに向かった。陽気に、階段上にバリケードを築き、「パリよ立ち上がれ!目覚めよ!」 と叫び、デモンストレイターたちは丘を登った。サクレ・クールの前でともされた火を囲んでインターナショナルを歌った。アナーキストたちは聖堂の正面に、毅然な“コミューン万歳”を書き込んだ。
政治はユーモアを除外しない。クリシー通りの“sexy-show”の2階から若い女性たちがこれだけの物音をたてる主たちを眺めている。“セックスのプレキャリテ(不安定性)”に連帯し、群集は「娘たちはわれわれと共に、ヤラレルのはもうイヤだ。(原文、y en a marre de se faire enculer)」 と叫んだ。オペラ座の前で彼らは正装した招待客たちを前に歌った:「ペンギンたちよ、われわれと共に!」 しばらくして、壊し屋たちがマクドナルドを襲撃し始めると、デモンストレイターたちはこう叫んだ:「1、2、3ヶ月禁錮!(Et un, et deux, et trois mois fermes !)」訳注
そもそも、壊し屋は今回比較的に抑えられていた。けれど午前3時ごろ、より重大な付帯事件が9区と10区で起こっていた。ピエール・ルルーシュ議員事務所(UMP)が荒らされたのだ。保安隊は4時少し前に、最後に残った不屈分子を解散させた。手心も加えず:少なくとも15人前後の若い被尋問者たちは、地面に倒れてからも激しく警棒で連打された。
リュック・ブロナー Luc Bronner
ル・モンド 日付4月2日(発行1日)訳注:今回のアンチCPE運動での逮捕者に対して、緊急法廷が召喚され実刑が言い渡される件も出ている。またこれは、サッカー・ワールドカップ仏優勝時の応援シュプレヒコールにかけているわけ。
投稿情報: 2006-04-04 カテゴリー: France | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
この数日、ネブロCPEエントリーでは simon さん、renqing さんのコメント欄参加をいただきまして、また公法専門のdpi さんのコメント+TB先翻訳文もあり、結果として猫屋独談会の粋を越え、実に充実したブログになっちゃった、と読み返してみて思いました。 またchaosmos氏の翻訳文、帰って来た天神茄子氏の考察と文献紹介も視野を広げる意味で極めて有益。
というわけで
やっぱりCPE -- でもクリップだけ
は、「もう読んだもん」とおっしゃる方にもコメント含めての再読をお勧めします。
後者エントリー最後に、猫屋論評結論部は今夜にでも、と書きましたが、renqing さんのでも、国家や共同体から降りかかるストレスを、他に手段がないので止むを得ないにしろ、再び国家や共同体に返していく。このことが、新しい法=正義を形成する出発点にはなろうかとは思うのです。という言葉を simon さんがもう一度拾い上げフォローしてくださった。と言うことで、グルグルを続けていたこのブログに、めずらしくも結論部が亭主抜きで出来てしまったわけであります。ブログ冥利というか。
ここにお名前をあげなかった方々や、早い時期からCPE扱って今はタイムラグ中のshibaさん、休暇中のfenestrae氏、はじめ皆様にかさねてお礼申し上げたいです。
投稿情報: 2006-04-01 カテゴリー: France | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (2)
シラク大統領、今夕20時CPE チャンス平等に関する法発布を宣言、でもなんだかよく分からん。記事をもうちょい読んでみよう。
ジャック・シラク、チャンス平等に関わる法を発布(plomulguer)するが、変更を依頼
記事によると、仏大統領は
『私は法発布の決心をした。』
『しかし、最も議論の対象になっているこの法の2点に関する変更も政府に依頼する(近未来)。』
『2年の試験期間を1年にする。』
『契約解除の際、新法には若年者が解雇の原因を知る権利を記載する。』
『最後に、実践に当たっては、この変更内容の示されていないいかなる(雇用)契約も、サインされる事のないように政府への監視を依頼する。』
と9分にわたって宣言した。
なんだ、これはやはりワカラン。
pipooな、papuuである。私の理解ではPCEは本日20時を持って有効である契約法だが、これから行われる政府による書き換えまではサインできないわけだ。たとえば明日からピザの宅配を始める君は、闇で働くか、政府が書き換えをする間待つべきなのだろうか。デカルトの国の大統領でがしょ、この人。
追記訂正(4月1日):CPEを含む、機会の平等法公布への意志をシラクはTV表明したわけであり、従ってピザ宅配君はこれまでと同じ労働契約書にサインし、元気にバイクに飛び乗ったはずである。CPEの内容変更がどのように行われるのかは、はっきりした時点でフォローしたいと思います。だが、内容的には変更されてもCPE自体の全面撤回を求めていた人々にとってもこのスピーチはpipooというかアブダカダブラ的であったと思われ、非デカルト的という形容は該当するものと考えるわけであります。
では各面の反応を見てみよう。でも夕飯の後かな。ひどく眠いんですよね。コピペだけしておこう。
なおTVニュースのダイジェスト日付別はこのページで見られます。
L'opposition au CPE ne désarme pas
近頃だんだん凛々しくなってきてTVインタヴューでも余裕の高校生組合FIDL代表トリスタン・ルキエへのインタヴュー(音声のみ)
Tristan Rouquier, président de la FIDL : "Il faut écouter la jeunesse !"
あと、テレビで見たのはきょうの午後4時にバスティーユ広場で、あれはダイ・インシット・インのヴァリエーションですか、高校生・大学生達が路上に寝転んだりして交通を一時ストップ。あと先日テレビで紹介されてたたった一人の抵抗運動=ばあちゃんがボール紙に『アンチCPEはクラクション鳴らして』と書いたのを通りの角で掲げて立ってるアレ。それをパリでもやり始めてた。ぺリッフェリック(環状線)際の水仙を摘んでCRS(憲兵)にプレゼント作戦とか、リヨン駅の線路上に降りて列車を止めちゃうとか、いろいろ。
PCEに多かれ少なかれ反対する国民の比率は83パーセント。
シラクとド・ヴィルパンのポピュラリティも40パーセント以下に下がっているようです。なんだかなー。なお下のほうの写真はバスティーユ祭り。上のほうはフランスのリタイアの人。
追記:シラクがプロムルゲする法は、機会平等に関する法で問題のCPEはその一部と言うことなんですね。それを受け、このエントリーの一部訂正しました。後、プロミュルゲ解釈の間違いを訂正。
投稿情報: 2006-03-31 カテゴリー: France | 個別ページ | コメント (9) | トラックバック (2)