昨日はいい天気でありまして、ロラン・ギャロス最終日。ついでに仏国民議会総選挙第1回投票日だったわけで、選挙の方は別エントリで扱うつもりなんですが、まあいくつか、、、
へロヘロ・サルコ
10日(9日夜更け)にアップしたG8でのサルコ記者会見画像は仏ネット界を一周したようで、今日の紙版ル・モンドにも記事がありました。けど仏TVには出ずじまい。
選挙後特別番組にもサルコジ新大統領はいっさい登場せず。今回はセシリア夫人、ボイコットすることなしに亭主と投票場に出向いたですが、新大統領は一日ヴェルサイユ(首相)別邸にこもっていたようです。2日酔いですか?
いろんなブログの問題ヴィデオつきコメント欄みてたら、「サルコに酒飲ましたプーチンが悪い」ってなサルコサポーターの書き込みが案外あって笑ってしまいました。これって典型的仏形言い訳じゃん。プーチンが勧めたとしたって「はい」って飲むのはアフォでしょが。狐プーチンに対しては狸で切り抜けるべき。シラクの方が外交狸ぶりでは上手でした(酒強いし)。って、禁アルコールのはずのブッシュもメルケルと談話中ビール飲んでたですね。
別に酒飲むなって言うつもりはありません。酒飲まん、タバコ吸わんって売り出しといて、葉巻が好きってゆー二枚舌がよくない。単に、ルイ・ド・フュネスとかクリスチャン・クラヴィエに行動形態が似通ってるだけなら笑って済まされるけど、le ressentiment の政治家は国家健康に悪いです。ブッシュ・コイズミとか。
あ、サルコネタでひとつ気になったこと。サルコジのバカロレア点数、このブログでもご紹介しましたが、日本新聞ネット版にカナール・アンシェネのすっぱ抜きとあった。これ間違い。カナールも買って読んだけど、元先生がリベに投書してそれをカナールが拾ったのですよ。日本の新聞社の皆さん、ちゃんと元記事にあたって確認しましょう(あるいは猫屋をレクターとして雇用しましょうw)。
フランソワ・ミッテラン、墓に帰る
あのミッテランのブログが閉鎖されました。過去ログも残ってないんです。この数日なかなか楽しませていただいたのに残念。どうも書き手は、社会党のモントブール(ロワイヤルの唯一の欠点は亭主だ、と言って一ヶ月謹慎を食らったセゴスポークスマン)に近い元フランス2の深夜ニュース担当ジャーナリスト
Bruno ROGER PETIT
だったようです。
おなじサーバーに社会学者(2002年没)ブルデューのブログもあるんですが、イマイチ面白くないのね。ミッテランのはなかなか、ミッテランの狸ぶりがでてた文体でよかったんですけども。。。ブログ閉鎖といえば、media@francophonie 久しぶりに訪ねてみたら中身がなくなってた。。。。あの膨大な翻訳ストックもう読めないんです。あーもったいない。メディさんには1回お会いしたかった。
ナダルと選挙
今回の国民議会選挙、投票しなかった者率はほぼ40パーセントで、第5共和制総選挙最高記録だそうです(翌朝訂正しました)。年寄り(右より)とサルコファンと日曜のミサかかさないカトさんたちは朝早起きですから問題ないけど、普通の貧乏人は昼ぐらいまでウダウダするわけで、そのあとカナルプリュスのギニョル見て、ロラン・ギャロスの決勝見て、、、一日終わっちゃった。だいたいUMP大勝・大波津波と、あれだけメディアが繰り返せば、ガックシで投票に行く気にならない。たしかにサンドニなど移民・庶民地区の投票率は極めて低かったのでした。TVA(付加価値税)上がってほしくない(第二次選挙ある地区の)仏貧乏人の皆様、新大統領に文句つけたい方、仏社会の未来に危惧を覚える方、次の日曜には忘れず投票しましょう。
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