Sarkozy colère france 3 le 28.3.07
envoyé par jacquoth
↑ 3月28日の FRANCE3 リールの支局ニュースに招かれたニコラ・サルコジが、地元であったパスポート印刷問題に関するルポルタージュを見て怒ったわけ。これ全文翻訳できないのが残念です。長すぎ。
2005年末、当時の内務相の命で行われた新型デジタル・パスポート印刷の民間外注で、それまで印刷にあたっていたフランス印刷局の一工場が閉鎖に追い込まれ、結局は国務院が介入しておさまったという事件のルポなんですが、それを見たサルコジは「このルポルタージュは、まったくのでたらめ、不誠実そのもの。外注企業は入札で選ばれたので、まったく合法だ」と憤慨。
でも実は、「国家文書はフランス印刷局が作成するべし」という法律があって、組合の提訴をうけ国務院が外注をストップさせたわけ。番組でのサルコは、見事に話の流れを変え、同時にインタヴュアーには一切口出しさせず、不正に対して怒るサルコ・イメージのみ植えつけようとしてますな。これ、弱みを突かれたら、同じ技で敵対者に三倍力で切り返し、当初の突込みをオーディエンスに忘れさせる:「攻撃は最大の防備である」というサルコ得意技なんですね。困ったもんだ。
続いては前日に起こったパリ北駅事件に関して質問を受け、「マダム・ロワイヤルとムシュウ・バイルーは、不正な人間、ごろつきの味方である、、しかし私は働いてちゃんと切符を買う人々の側にいる。」と、これまたワン・マン・ショー。
カナル・プリュスを除けば、tf1 にしろ france2 にしろ、とにかくサルコに忠実なんですが、(マルティンヌ・オーブリが市長やってる)リールのFrance3 Nord 局は骨があるね。
カナール・アンシェネ報道によると、この番組のあとサルコジは「大統領になったら、番組責任者を首にしてやる」と息巻いてたそうです。やれやれ。サルコジ・サイドはこの言を否定してますけど、以前セシリア夫人とその愛人の写真をすっぱ抜いたパリ・マッチの編集長はサルコの一声で首が飛んでるんです。クワバラ・クワバラ。
追記:こちらは同じデイリーモーションで拾ってきた3月27日のパリ北駅報道のピック・アップ版です。
ありゃぁ~、サルコさん、法律知らなかったってことですか。あ、側近も。。
しかし話題のすり替えと相手に一言も言わせない(言ってるけど消される)勢いはすごいですねぇ。。
美人キャスター、最後に反撃(?笑)してますが、彼女まで飛ばされないように願いたいものです。。
投稿情報: ねむりぐま | 2007-04-03 19:29
いや、ご当人はそこら辺の事情はよくご存知だったと思うよ。だからこそボロが出ないように怒りまくった、ってのが猫屋理解でごんす。でもキャスター、若くて美人だけど踏ん張ってる、、そのうち政治家のBF見つけるかも、だけど(笑)
投稿情報: 猫屋 | 2007-04-03 22:20
サルコジ、最後とっさに
C'est moi qui vous remercie.
と締めくくって、ほんと、この女性アナウンサーのその後が心配されますねえ。一瞬彼女の顔ひきつりませんでした?
投稿情報: 黒龍 | 2007-04-04 09:17
あ、ホントだ。彼女の顔、固まってますねえ。デスクの前にあるモニター見てたのかも、ですが。
ヴィデオもう一回見ちゃいました。夢にできそうですねえ、これ。。。
投稿情報: 猫屋 | 2007-04-04 12:17