ブッシュ米大統領ブルッセル滞在
テレビでは、ホスト役のベルギー、フェルホフスタット首相とも、シラク仏大統領とも笑顔満々で応対するブッシュ大統領の楽しそうな様子が映し出されている。表看板ではない、本外交については以降詳しい分析なり批判記事があればまた書きます。なおブルッセルの米大使館前に集まったデモ参加者は新聞発表で2000人でした。
今回のブッシュ来欧に先立ち、ニースでNATO会議があった。ル・モンド(紙版)記事によると、独シュレーダー首相が求めていたNATO改革を、アメリカと英国が思いとどませようと努力している、また外交官たちの言葉によれば、米国サイドでもラムズフェルド国防相とライス国務長官の発言内容にはズレが見られた、などのことが分る。フランスとドイツのNATOに関するポジションも必ずしも同じではないようだ。シュレーダーの頭には、ドイツの安全保障理事会へのグレードアップというのがある。バルカン半島とアフガニスタンに7000の兵士を送っているドイツは、長かった『戦後』のページを閉じ、あらたに国際舞台に自己の場所を作りたがっている。結局、ニース会談以降続いているNATOとEUをめぐっての優先権の問題は、米国と欧州各国とのあいだではっきりした合意には至っていない様子。
日米安全保障協議委員会の役割も、NATOが米国のツールとして機能しないという事実を踏まえると理解が容易になる。単独主義では、圧倒的軍備力と資本力、テクノロジーを持ってしてもイラクを統治できなかった。 かといって米政府は多極主義を受け入れたわけではないだろう。 また、単なる欧州と米世論に対するリップ・サービスとも取れるが、ブッシュ大統領は京都議決書に関して、批准する意思はないが支援する、といった内容のコメントも出している。
スペインのEU憲法条約国民投票
42.3%という投票率が低いことに注目すべきか、賛成77%に注目すべきか?
まあこんなもんでしょ、スペイン天気よかったし。ゴリゴリカトリック系とアズナール支持系は棄権者が多かったそうだ。
ポルトガル総選挙野党勝利
これで初の社会党政権成立。なお党首は47才の元環境大臣。(スペインのサパテロも40台です)
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