« サルコをめぐるクリップだらけ、 | メイン | サルコのディスクール@ヴァティカン、と “ポジティブなライシテ” »

2007-12-20

コメント

k

又もや、常識破りというか、非常識きわまりないのお墨付き お猿様!
なんと、バチカンでパップに会いに行くのに、ブルーのワイシャツで式にいどみました。
カトリック系のお偉方、評論家様からは,恥ずかしい””非常識”などいろいろ。
バチカンに公式に行く場合は、清楚に白と黒などで行かなければならないのに、お猿様の側近たちはやっぱりリ〜ダ〜似?(少しは常識があるものを側に置いて、助言させればいいのに。)
品も常識もどこへやら、フランス大統領。

k

カルラのお母さん、連れて行きましたね。

猫屋

うん。パップには直接会ってないけど、ミサで前から二番目の列にいたようです。

Sekko

おじゃまさまです。
 ええと、フランスの元首がラテラノの名誉参事官になるってのは、アンリ4世からの伝統です。訂正しときます。(ってか、アンリは4世までで終わり。この人はプロテスタント生まれでカトリックに改宗してフランスの宗教戦争を終結させたんで、しかもナントの勅令でヨーロッパのライシテを準備したすぐれ者だったので、よろしかったかと思います)
 サルコと教皇ですが、むしろ、離婚してたから教皇に会えてよかったね、という感じですよ。最初の奥さんはコルシカ人だから、多分教会で結婚式を挙げてますね。で、離婚は何度しようと、次に教会で結婚しない限り教会的には最初の結婚が生きてるわけです。でも、再婚したり、再婚相手と教会に行ったら、姦通と認められるんですね。だからセシリアとはカップルとしていけなかったわけです。カルラとも、婚約者として同行すると、姦通になるというのでクレームがあったそうです。
 でも、今回はセシリアとは離婚してるので、一人で行きさえすれば、「きれいな身」であるわけですね。よかったね、サルちゃん。
 第五共和制になってヴァチカンで特権を享受しなかったのはミッテランだけかな。一応筋通してたんですね。ま、皆さん、隠し子とかあって、「神はお見通し」みたいなところには出たくなかったのかも・・ですけど。
 昔、愛人とかいっぱいいた王様たちなんかはもう懺悔も聖体拝領もやめちゃって、死ぬ前にだけちゃっかり赦しの秘蹟を受けたので、プラグマチズムというか、「そんなに信じてるんならもっと身を慎めよ」と突っ込みいれたくなりますけどね。ま、政治や宗教のプロトコルってこんなもんなんでしょう。人間の浅知恵は可愛いが、権力者のなあなあにはうんざりですね。

猫屋

Sekko 氏、
おお、ご指摘ありがとうございます。アンリ15世だって、、参照記事のリベ
http://www.liberation.fr/actualite/politiques/299499.FR.php
のHenri IV ってのを間違えて書いてました。よく考えりゃあ、そうだ。パリはミサに値するの、スパー・アンリ4。飛ばして書くと間違えるという、、猫屋、お恥ずかしい限りでありまする。
ミッテランは行かなかったのかあ。確かにあの人は「一応筋通す」大統領だった。

外交でのプロトコルってのが、実に複雑な状況や関係を緩和する場合もあるわけで、プロトコルを無視、あるいは知らずに「瀬戸物屋の象さん」をやっちぇって、あとで仏国が痛い目にあう、、なんてことがないよう願うばかりです。

この記事へのコメントは終了しました。