ガーディアン・アップデイト:Libya and Bahrain protests – LIVE
他にも、国別の情報をフラッシュで作ったBBC:Middle East protests: Country by country 、他のメディアも多くの記事を掲載しているようです。
ガーディアンで見ることのできるヴィデオの、たとえばバハレーンの病院死体置き場に横たわる青年たちは、せいぜい18歳から年長で25歳ぐらいの、場違いに変な表現で申し訳ないが、キレイな子たちである。銃弾は見事に首や心臓のあたりを狙って撃たれている。
リビアからは、画質の荒い抗議運動内で撮った映像があり、一人の青年の頭に銃弾が当たる瞬間とその後が写っている。←ガーディアンの記者も書いているが、イランのナダが思い起こされる辛い画像。
むごいことだ。
追記:この重たい空気の中で、夜のアルテニュースが放映したチュニスでの市民たちによるデモの様子が、いくらかの希望を持たせてくれた。昨日のチュニジアでは、34歳のカトリック宣教師が首を切られ、売春宿が襲撃され、シナゴーグも狙われた。ベン・アリが去り、新政権がまだ確立されていない空白を狙ったイスラミストの攻撃だ。それに対して、チュニスに集まった人々、特に若い人、そしてたくさんの女性たちがエネルギッシュに討論しつつ、ライシテの必要性を訴えていた。社会内の多様性を肯定しつつ、ひとつの共同体を維持していくためには、ライックな政治体制を作り上げる以外に解決方はないし、ライシテは、自己の宗教信仰を保持しながら、他のマイノリティを認める可能性を与える、とも彼らは言う。
また、モロッコでもあした日曜に予定される抗議集会にそなえ“平和的運動が唯一つ残された道だ”と呼びかけている。
参考(ル・モンド掲載、プリンストンで人類学を教えるAbdellah Hammoudi の投稿記事)
Les manifestants marocains veulent une réforme de la constitution
各地の蜂起をカヴァーしてるアウトサイダー金融ブログzeroHedge から、中近東ばかりではなく世界中の蜂起をマッピングしている。
Protests for Week of 02/18/2011 ←翌日追記:リンク直しておきました。最も抗議の多いのが、なんと米国。
*
猫屋は帰国体制にはいるので、しばらくブログは休みます。たぶん、ケイタイもネットも無縁な日々となるはずだが、状況が許せばなにか書き込むかもしれません。
こちらパリの天候は、これが最悪の2月の、霧かいつまでも止まない湿った冷たい雨の暗い日が続いています。2週間前には気温が18度まで上がったのが嘘のようだ。
全然関係ない話:昨日マレ地区にあるジュイフ一家のやってる古びた帽子屋でフエルト坊を買った。で、なんで帽子をかぶるのかと連れが聞くので、1)宗教的あるいは職業的理由;他グループとの差異、あるいは共同体内でのランク表明 2)20世紀中盤までは欧州系文化圏では帽子をかぶることになってた 2)寒いから 4)カッコつけるため 5)はげ隠し(+毛がないと冬余計寒い)、と頭に浮かんだ理由を数えてみたんだけど、他にもあったらコメント欄で教えてください。あ、衛生上の理由ってのもあるね。外科医・看護婦、ラスコーの洞窟内、精密機械・食品工場ETC.
ではまた、
コメント