この間、20minutes で見つけた映像です。記事はこちら:Le sort s'acharne sur le film de Terry Gilliam もっとも英国的元米国人テリー・ギリアムが2000年に撮影開始するも、多くの障害にあって結局断念したという映画「ドン・キ・ホーテを殺した男」のメーキング・オブがDVDになったんだそうです。
アタクシもファンである乗馬愛好フレンチ・ダンディー、ロシュフーコーが(ドンキホーテ役なのに)椎間板ヘルニアおこして馬に乗れなくなったとか、撮影地が軍事基地のそばでジェット機が低空飛行ガンガンしてるとか、大雨で機材が流されたり、もちろん資金が足りなくなったのもあるし、結局ジョニー・ディップのスケジュールと合わず撮影再開は不可能になったそうだ。ヴァネッサ・パラディもキャストに入ってたようですが、いずれにしてももったいない話ではあります。
ギリアムの英国仕込みナンセンスと、ディップの米型おとぼけと、ロシュフーコーのエレガントなズレかたで、スペインのセルヴァンテス になる騎士道モノのパロディ(読んでないけど)を、もいちどパロディ化するという企画ですから、実に残念。
モンティー・パイソンが偉大なTVシリーズだったことに異論はないかと思われますが、アタクシ映画のほうは全部見てない。それでも一番好きな映画シークエンスは、ブライアン君が磔にされて「人生の明るい面を見なくちゃね」って極めて明るく歌うところ。わっはっは。
さて、テリー・ギリアムの話に戻りますが、彼の映画製作のやり方そのものが、ドンキ・ホーテの生き方と重なるんでしょうねえ。。。ヒース・レジャーを起用したThe Imaginarium of Doctor Parnassus がもうすぐ封切りになるわけですが、これは見にいかんといけん。
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rêvasse ついでで、本文とホボ関係ないおまけ。
ノルマンディのカンに近いところに、Château de Crèvecœur という中世の小さい城があって、修復後今は博物館というかテーマ・パークというべきか、民間経営で中世の生活ぶりを子供を含む一般人に紹介する施設になってる。こういった紹介行事は、たとえば有名なパリ近郊のプロヴァン(ド派手で中世的なprovinsのサイト)とかでも行われてるけれど、クレーヴクールは知らなかったです。車があれば行くんだけどなあ。夏休みの特別イヴェント週間もあったり、レストランでは中世の食事を提供するし、チャペルでは中世の本が展示してあるそうだ。面白そう:Château de Crèvecœur
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