先週末ヒジョーに頭くる事例が2件あり、もう不良になってやるぞ、と近くのモノプリでジャック・ダニエルを一本買ってきて、この週末空にした。
ホントは無茶区茶泳ぎたいところだけど、イカンセン風邪が抜けきってない。
昨日は腹をくくって、全力で我が家の掃除をした。そしたら腹が減ったので、忙しくてこのところちゃんとした料理なんて作ってなかったんだが、時間かけてカレーライスを作った。そしたら案外美味くできて、ああ、自分はやっぱり人間なのだよ、と思った。ひどく怒ると人はマシンになっちゃう。
というわけで、若干元気になった。悩んでも3日で立ち直るというのが、年をとったせいか、能天気なフランス国に生きてきたおかげなのかは良く分からない。
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この日曜からこちらは夏時間である。冬時間・夏時間の変わり目は、いつも調子がくるってアパート内をうろうろするはめになる。それで、夜中にTVつけたらベルトリッチの「ラスト・タンゴ イン パリ」をやっていた。なんとなく15分ほど眺めてたんだけど、20数年前に、まだフランス語なんざよく分からない頃見た時の印象とはまるっきり違うんで驚いた。
マーロン・ブランドをくたびれた年寄りと覚えてたし、マリア・シュナイダーをブルジョワ・マドモアゼルと思ってたんだけど、なんだ、今見てみるとブランドは渋い色気のあるオトナだし、シュナイダーはまだ子供っぽさが抜けない小娘でしかない。調べたらここでのブランドは封切り時48歳だったそうだ。
年はとってみるもんだ(←自分のこと):少なくとも物の見方がかわる。これは面白い。
あるいは、平均寿命が長くなって、いつの間にか年寄りの範疇つーのが変わったのかも知れない。
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ヴォルテールが言うように、シアワセでいることに決めよう:だって健康にいいからね。そうして世界がこれからどんな風に変わるんだか、自分がどんな風に変わるのかあるいは変わらないのか、見てやろうじゃないか。。。
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