バカロレア2008:Mention très bien
このル・モンド系ブログ、教師4人が書いてるそうなんですけど、なかなかエクセレント。エコロジー問題、食糧危機、神の存在、哲学者ヒューム、天安門事件、民主主義などがそれぞれ短い文章で紹介されている。仏国での基礎教育を受けていない移民なアタクシには、いろいろ勉強になるですね。日本で仏語を学んでいる人にも、これは薦めたい。これらの文章から『もっと知りたい』と高校生が(いや誰でも)思ったら、こりゃ教師の勝ちだ。
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“モンサンミッシェルのアリストテレス”スキャンダルへの追加です:Aristote au Mont-Saint-Michel ?
この論争はまだまだ続きそうなんですが、ギリシャ本の翻訳者とされるヴェニスのジャック(James of Venice)、実にモンサンミッシェルに足を踏み入れたという確証はないんだそうで、フーム。
なお、フランス・キュルテュール(ラジオ)で、ジャック・ル・ゴフが問題書の著者グーゲンハイムを招いて語る、という番組があったんですが寝坊して聞きそこなった(あとからネットのポッドキャストで聞こうとしたけど、リアル・プレイヤーが起動してくれませんでした)。:Les lundis de l'histoire
なお、この20年来のフランス・キュルチュールって(元教職退職者向けって感じで)好きじゃないんだけど、(アレクサンドル・アドレーとかフィンケルクロートとか注意深く回避さえすれば)いい番組もあります、はい。カルラの元亭主、エントーヴェンの哲学番組がCD化されるそうで、これは古典哲学オンチの猫屋にはいいかもしれない(最初のCDはスピノザ、もうすぐ発売。エントーヴェン氏は新しい彼女もできて、アルテで番組も持つそうだ;サルコanpeか)。
と調べていたら、6月9日から13日までメルロー・ポンティ特集だったのね。遅かった、ガックシ。A la croisée des savoirs
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