ゴットウィンの法則/Godwin's Law (also known as Godwin's Rule of Nazi Analogies) とは、ネット・フォーラムでのディスカスが長く続くと必然的にナチスあるいはヒットラーが引き合いに出され、演繹として
:その時点で、その討論は討論としての価値をすでに失っている、、、、っていう、troll(荒し)にも関係するネットの話なんですが、もとは1990年にゴッドウィン氏が言い出した“法則”なんだそうだ。
さてそのゴッドウィン・ポイントとチベット問題のどこに関連があるかというと、北京であったフランス・ボイコット運動の報道写真を見て、なんとなくこの法則の話を思い出したわけです。
そのデモは、中国本土内に100店ほどあるハイパー・カルフール前で行われてたそうなんですが、フランス三色旗の上にふたつのカギ十字と、で“ジャンヌ・ダルクは娼婦、ナポレオンは変態、フランスはナチで、フリー・コルシカ” と書いてあるんですねえ。まあ、“ってやんでえ、んなら歴代中国皇帝はなんなのよ、コルシカなんざノシつけてくれてやらあ!” と短気な人物なら言いたくもなるだろうと想像する。しかし、以前のサッカーがらみの対日運動もそうでしたが、デモが許可されてない国での、自然発生デモの仏文化と歴史理解度にはアタマが下がる。
とはいえ、やっぱこれはゴッドウィン・ポイントだなあ、と思ったしだいであります。なお、同様の法則としては、最近、CIA(あるいはイスラエル)陰謀ポイントというバリエーションもありますが、これについてはまだ専門家の研究は発表されていませんね。
冗談はさておき、中国政府はダライ・ラマの使者との会見を受け入れました。これからも綱引きは続くと思いますが、これはいいニュースです。でも、元来オリンピック開会式に出席する国家首脳って多くはないのに、今回は(ことによったら)異例の数の国家元首が北京にそろうのかもしれませんねえ。食糧危機およびスペキュレーション、それからエコロジーについての北京緊急サミットもついでにやって欲しいですねえ。中国のポイント挽回のチャンスでっせ。
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