月曜一日かけてパリを回るはずだった聖火リレーは最初(エッフェル塔を降りるトコから)大騒ぎ。結局大半コースがキャンセルで、途中は開催側が消火し(ていいんですか?)大半がバス移動だったそうだ。
ま、アディダスとかコカ・コーラとかの宣伝隊には残念賞ですな。
しかしプロ・チャイナ側は中華人民共和国国旗を持ち出してデモOKなのに、チベットの旗はなぜ3000人も繰り出した警察隊(ヘリ・騎馬警官・ローラー部隊・セーヌ特別隊)に没収されなあかんのか。
個人の自由とか表現の自由とか、少なくともフランス共和国にはあったはず。
ユニバーサルな報道の自由と発言の自由って(かつて)フランスが世界に向けて輸出してたように思うぞ。このままではここも、アルグレイブやグアンタナモ式民主主義にだんだん近くなりそうである。
それでもパリ市議員のひとり(緑の党)は、聖火を消そうと消火器もって出かけたそうだよ。おし!
当然、ロンドンやパリでの“騒動”は中国本土では報道されていない。
こうなったらチベット旗をTシャツに多数印刷してばらまいて、オリンピック・マンセーパリ歓迎的人民日報報道カメラの後ろで大量にうろうろするか、この夏のヴァカンス:ヴィヴァ・リベルタ・ヴィヴァ!!!
下は、ル・モンドによるパリ聖火リレー画像クロニクル。
追加:北京のリセ・フランセ生徒の誕生パーティーに、警察隊乱入の編
旗持ってただけで、没収ってありですかあ?
投稿情報: k | 2008-04-08 17:48
お久しぶりです。
リンク先にも書いたのですが、フランスに負けて悔しい元在英邦人なのでした。確かに、体制側は猫屋さんお嘆きのとおりかもしれませんが、人民はさすが自由・平等・博愛の国民だと思いました。
投稿情報: ヒナキ | 2008-04-09 17:05
ご無沙汰です。
なんか中国側の警戒度が上がって、ここんとこ盛り上がりに欠けてるのが残念です。でも、サルコも(遺伝子かきかえ食料とか他の政策でもそうなんだけど)世論に圧されて中国政府への態度強化迫られております。ゴードン・ブラウンや国連事務総長が“日程が合わないんで開会式不参加”ってのだって、明白な政治圧力だもんねえ。メルケルも行かないわけで、サルコひとりで出かけてブッシュと並んだりしたらめちゃカッコわるいです。なお、パリでのアンチ聖火行動が盛り上がって「これでフランスのメンツが救われた」って言ってる国民も多かったですよ(アンケート結果)。
投稿情報: 猫屋 | 2008-04-14 16:31