翻訳中なわけですが、いろいろあるんでひとまず貼っておきます。
ル・モンド紙にラガルデールが大株主として乗り込みそうである。これはヒドイ。マリアンヌから、
Alerte : Lagardère peut prendre le contrôle du Monde
こちらもマリアンヌから、サルコジスムにつづく新しいトレンド、新しいメディア科学だそうです:サルコロジー
Une nouvelle science médiatique : la Sarkologie (1)(リンク先、間違ってたんで訂正いたしました。)
Une nouvelle science médiatique : la sarkologie (2)
クリスマス前にアマゾンで注文したバディウの“De quoi Sarkozy est-il le nom ?” が、いまだ届きません。刷ってる途中でしょうか。アマゾンの紹介文からコピペ、翻訳
" Entre nous, ce n'est pas parce qu'un président est élu que, pour des gens d'expérience comme nous, il se passe quelque chose. J'en ai assez dit sur le vote pour que vous sachiez que s'il s'est en effet passé quelque chose, on ne trouvera pas ce dont il s'agit dans le registre de la pure succession électorale. [...] On s'expérimente un peu aveugle, légèrement incertain, et finalement quelque peu dépressif. Oui, chers amis, je flaire dans cette salle une odeur de dépression. Je pose alors que Sarkozy à lui seul ne saurait vous déprimer, quand même ! Donc, ce qui vous déprime, c'est ce dont Sarkozy est le nom. Voilà de quoi nous retenir : la venue de ce dont Sarkozy est le nom, vous la ressentez comme un coup que cette chose vous porte, la chose probablement immonde dont le petit Sarkozy est le serviteur. " Alain Badiou
「ひとりの大統領が選ばれたからといって、経験を積んできたわれわれのような人間にとっては、それで何かが起こった、というものではありません。選挙についてこれまでも繰り返し語ってきたのですが、結局のところ実際起きている事象とは、選挙結果に現れているものではないのです。[。。。] 少し目くらになり、わずかに確信に欠け、結局のところ幾分鬱状態になる、そういった経験を人はしている。そう、友人の皆さん、私は、このホール内に鬱の匂いが漂っているのを感じるわけです。で、いくらなんでもサルコジ一人が、あなたがた全員を鬱状態に陥らせているわけではないと、私は想定するわけだ!つまり、あなた方を憂鬱にさせるのは、サルコジの名が体現する何物かなのです。こうして、私たちを引き止める何かが見えてくる:サルコジの名とともにやってくる何かの一撃を、あなた方は受けとめている。それは、ちびサルコジがその子分であるところの、おそらく汚らわしい何物かなのです。」 アラン・バディウ、でも猫屋のいい加減訳:仏語読みレクターは上の原文を読んでください。
仏アマゾンの、本>社会科学>政治カテゴリーでは今現在で売り上げナンバー2みたいです。悪くない。なお売り上げナンバー1は相変わらず孫子の兵法なんで、アレレ。
この6日の、LCI(ブイグ系ニュースTV)・RTR(ラジオ)でのブザンスノへのインタヴューの後半部を貼っておきます。第一部もありますが、長いし、大統領選前にここにも貼ったピケティ先生のに重なるわけで、興味のある方はリンク先でドゾ。→ Besancenot 1-2 ( Grand Jury RTL LCI Le Figaro )
Besancenot 2-2 ( Grand Jury RTL LCI Le Figaro )
envoyé par inet
追加です。
カルラ・ブルニの(離婚交渉中のはずである)夫、哲学教授ラファエル・エントヴェンは弁護士を通じて、カルラおよび仏大統領に同行する6歳になる息子オーレリアンの写真が掲載されないよう、3雑誌エージェントに要求したですね。
Raphaël Enthoven défend le droit à l'image du fils qu'il a eu avec Carla Bruni
なお、このAFP記事横のリンク先読みますと、数日後仏大統領が公式訪問予定のサウジ・アラビア国が、公式夫人ではない女性の訪問をお断りする、と通報してきたようです。そりゃ、そうだ。インド国も同様に困ってるらしい。
なお、ゴケコーンは2月9日説が出ております。11月に出会って2月にゴールというスケジュールで、スピーディーサルコの名に恥じない“快挙”なわけですが、、、って、全国市町選挙の直前ではございませんか。。。なんたる偶然、わっはっは。ゴセータンも同時だったりして、、がっはっは。
*
と、笑ってばかりはいられない最後のクリップは、ル・モンド7日の社説から“裸の王様”:
フランス国の経済危機と、サルコジ大帝の責任について。どうなることやら。
あ〜、猿氏にbesancenotの爪の垢くらいのフランス語力があれば、少しは品格があったかも、、、。無理か。
投稿情報: k | 2008-01-08 19:14
今日のエリゼ宮でのプレス・インタヴュー・ショー、TVでちょっとだけ見たけど、なにしろ2時間600人以上のジャーナリスト集めてでしょ。内容はともかく、またしても金かけやがって、おまけにスティグリッツと名前忘れたけど、インドのノーベル賞経済学者にコンサルタント依頼するそうで、また金かかる。サルコはこの両経済学者の論理内容がかけ離れてるとか、って知らないからねえ。要するにブランド集めりゃどうにか格好つくって志向なんだけど、金かかるだけで豚に真珠。その豚の真珠をだれが払うのかといえば、、、税金でございます。
まあ、うどん屋の鍋=ゆーだけ、だけならフーンですむんだけど、サルコがなんかすればまたまた仏国赤字が際限なく膨らむ(民間は儲かる)と言うシナリオです。具体的に、政策公共テレビのコマーシャル廃止(ブイグ様マンセー)とか、35時間労働時間廃止、サルコジに文明ってなんよ、とかは今の翻訳終わって、あしたのカナール・アンシェネも読んでからねブロアップ、と考えておりますだよ。
なお、ブザンスノとサルコに差があるとしたら、ブザンスノにはそれなりの思想基盤があるってことに対して、サルコは叩く相手がいないと動けない動物だって事だと思う。サルコのライターであるアンリ・ゲノは、南仏で母親ひとりに育てられて、ENAの入試を三回落ちている。ある意味では共和国教育制度の産物なんだけど、ボタンを掛け違えた理想主義者であって、エスタブリッシュメントに対するある種のルセンティモンがサルコと一致してるんだと思う。ゲノの経済概念はゼロ。ブザンスノはさすがある種のマルクス学習してるはずだから、比較にならんです。まあ、言ってみれば、ブリング・ブリング成り上がりVS文化遺産をになうフランス国の新下流郵便屋さん。
投稿情報: 猫屋 | 2008-01-08 21:43