ラグビーのハーフタイムにfurance3にチャンネル回したら、パヴァロッティ追悼の特別番組だった。
今日のは、1990年にローマはカラカラで行われた野外コンサート。ジョゼ・カレラスとプラッシード・ドミンゴとの“世紀のテノール”競演。スタンダードを続けて歌ったんだけど、やはりすごいです。
ああ、テノールというのはやはりイタリア名産としかいいようがない。ドミンゴもカレラスも(もちろん)すばらしいけど、パヴァロッティはなんとも、イタリアがそのまんま180キロ(推測ですが)になちゃったってカンジで、オーソレミオとかの俗揺歌を歌わせるとこれは天下一品。田舎のパン屋の息子で、学校の先生になったけど、教えるのはしゃべらんとあかん。喉を傷めたくなかったのでプロの歌手になった、そうだ。
気前のいい、大喰らいで、女好きで身勝手で。。。なんとも人間的なんだが、故郷モデナの自宅で息を引き取ったそうである。よかった。
ああ、イタリアに行きたいなあ。そういえば、夜行に乗って初めてヴェニスの駅に着いた朝、誰かが“オーソレミオ”を高々と歌っててびっくりしたのを思い出したよ。
下は、ル・モンドの追悼記事。彼の声を“恋する男の”と形容するとか、日本にはイタリア料理人を引き連れて、ホテルのスイートが突如キッチン化したけれど、ルチアーノはホテル近くにおいしいイタリアレストランを発見、スイートルームも料理もほっぽらかして、そっちに行っちゃったとか、なかなか面白い。パヴァロッティ伝説のテノール、“アイーダ”と“ボエーム(モデナの協会のミサで、父親フェルナンドと歌ってる!)”のYouTubeヴィデオつきです。