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2007-12-25

コメント

bxev

はじめまして、でもとてもはじめて会った方とは思えません。

共産主義の考え方が捉え方がいいですね、このバディウをとりあげたのは良いと思います。旧ソ連や中国の体制ではなくて、共産主義の原初的イメージに立ち戻って、そこから思考しているのがおもしろいです。

それから、猫屋さんが、何処かでライシテのことを書かれていましたね、たしか、エジプトでしたかサルコジ仏大統領が訪問して、彼は「キリスト教は政治統合に寄与している」とか何とかヘンな事を言いましたね。しかし、信仰をそんな機能主義的な次元でしか捉えられない人間には、宗教の意味がわからないのではないでしょうか。バチカンは見抜いていますね。彼の評価というものを・・・。

残念です。もっともライシテというのは、この世の政党的価値を中立化するにはうってつけの政治的道具であり、これで総べての人の口を塞ぐことができるわけです。

その上で、現在の政治が大手を振っている。プラグマティズムは新しい宗教であるのに気がつかない。それに道を空けてしまったのがライシテでしょうか。

k

68年のように、何かからのきっかけでこの恐怖政治が崩れると。。。。。のだけど。

猫屋

bxev 氏、
はじめまして。世間は狭いですから、すでにどこかでお会いしてるかも、です。恥ずかしながら、バディウの本は読んだことなくて、二年前の“暴動”時、自分の息子(養子)がブラックで警察からひどい扱いを受けていると、ル・モンドのopinion欄に書いていて、それで知りました。見つかったので貼っておきます。
http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3232,36-710389,0.html

元来、バディウはアルチュセールの後継者と見なされているようですが、かつてのフーコーがマルクスとのつながりを表立って見せなかったのとは違って、思いっきりコミュニズムしてますねえ。元気がいい。まあ、これには1970から80年と、アフター2001という差があるわけです。

ライシテ(あるいはカトリック)には触ってくれるな!と願ってたんですが、サルコは何にでもすぐ手をつける。サルコ王子が触ると、ライシテも共和国も美しいお姫様も、醜いカエルとかばっちいウンコになっちゃう。困ったものです。

K夫人、5月革命が起こると学校が1ヶ月ほど閉鎖になりましが。。これも困るですねえ。

彼の社会的・政治的な問題の解決策というものが、常にユートピア的世界(ミッキーの世界)を現実世界との相似・対立の関係軸で問題にしたがるわけだが、アルチュセールはというと、その様なヘーゲル的な認識を嫌って退けていたわけであり、この点がアルチュセール理論のおもしろいところであると思う。

しかし、これはまたアルチュセール独自の新理論でもないわけです。

哲学者としてのアラン・バディウの見解が、今回のテレビ番組で明かされているように階級闘争の鮮明化に賭けている、実践的認識論の方向の成果が伺えるわけだ。

かっての『Almagestes』の著者でありますが、今回、映像を見ることができました。

さて、カルラ・ブルニですが、この方はローリングストーンのミックジャガーの愛人であったとか。

またラファエルという哲学者との間に彼女は子供がいるわけだが、そのラファエルの父親とも関係していたとか、これでは相当にひどいですね。

今度のエジプトのバカンスにサルコジ氏の子供さんを連れてゆくと、また同じようなことになるからと心配されてやめたのだとか、私たちには詳しくはわからないことですが、悪い噂は早く伝わるものです。近所の人が語ってました。やはり倫理の問題でしょうか。

猫屋

↑bxev 氏とお見受けいたします。
アルチュセール、やっぱり一冊ぐらいは読んだほうがいいのかなあ、って気になってきました。ヘーゲルと初期マルクスのつながりと断絶、あるいは弁証法とどうやって手を切るか、、って話なのかなあ。。歯がたちそうにないんだけども猫屋には。でも面白そうです。

やはり、カネカネ主義になってからエティックとエステティックがぐちゃぐちゃになっちゃった。でも宗教には戻れない、ってのが21世紀なんでしょう。

bxev

猫屋さんこんばんは。

今年もあと少しですね。

猫屋さんのプログに触発されて私も独自のブログを立ち上げるというとおおげさですが、何か書いて見たい。当面は世界のニュース・出来事なんかにコメントを出来たらいいと考えてます。

この猫屋さんのプログは、つかいかってがよいようですが、どこの会社の提供なのですか、例えばココログとかいろいろありますが。

できれば、今年中に始めたいと考えています。何か書きましたらご招待いたしますので、どうぞ宜しくお願いします。

言い忘れましたが、このカネカネ主義も信仰でしょう。そういう名の宗教の台頭を容易にしたのが、、ライシテの思想の誤認だったと考えています。

良い新年をお迎えください。

猫屋

bxev 氏、
かつて、fenestrae 氏というかたがフランス発の面白いブログを展開してらした。今は活動停止してるけど、ブログ自体は存在しているので、カレンダーでさかのぼってお読みになると参考になるかも、です。コメント欄がかなり活気あって楽しかった。
d.hatena.ne.jp/fenestrae/
なおhatena には大学関係のユーザーが多いようです。私の使ってるTypepad というのは米国系の会社ですが、ル・モンド系の個人ブログもこの会社系です。日本のは、 http://www.typepad.jp/
有料サービスを契約してます。デザインがすっきりしてるところが気に入っています。

これ以下は、独り言になりますが、
バディウの対話に La seule force qu’ils puissent avoir c’est celle de leur organisation et de leur discipline. Ce n’est donc pas tant à la violence que j’appelle qu’à l’organisation, à la cohésion et à l’unité. という部分があって tant という言葉の扱いをどうしようか悩んだわけです。もちろん会話ですから、書き物のような厳密性なしともいえますが、ここって微妙ですよね。あと、たとえばブザンスノもそうだけれど、党の問題をどう片付けるのか、というのもあるわけです。党というのも信仰なのか、となりますよね。。。

いずれにしろ、“敵”あるいはシステムが望んでいるのは、頭の中身がスカスカ・スポンジになって、おまけに他者あるいは世間から分断された善良な消費者なわけですから、ブログを使った思考も、抵抗運動のひとつでありえると思います。ではbxev 氏も、よいお年を。

みみみ

久し振りにchaosmosさんのところを覗いてみたら、大統領選挙以来の更新で、びっくりしたことにバディウのインタヴュー字幕日本語付きヴァージョンが!

chaosmos.blog11fc2.comです。

猫屋

うん、デイリーモーションの字幕版は翻訳2日目に発見したんだけど、見ちゃうと訳しにくくなるんでスルーしてた。デイリーモーション:http://www.dailymotion.com/video/x3vjw6_alain-badiou-sub_politics
ご無沙汰してますが chaosmos氏、お元気ですか?

bxev

猫屋さんこんにちは

ようやく書きまじめました。大変素晴しいブログ屋さんご紹介いただきましたが、その内詳しく覗いて見ることにします。まずはお礼まで。

アラン・バディウの以下の文ですが、・・・私は文章は読んでなかったのです。聞いただけですので、おおよその理解だったと思います。

・・・La seule force qu’ils puissent avoir c’est celle de leur organisation et de leur discipline. Ce n’est donc pas tant à la violence que j’appelle qu’à l’organisation, à la cohésion et à l’unité. 

・・・これはCe n’est   pas tant que の構文でしょうから、トランジィティフ・アンディレクトの動詞appelerの意味で使ってあるのでしょう。間接目的語がアンテセダンンの位置に、もうひとつあるために、文章ではわかりにくいと感じました。


おかげさまで、猫屋さんに啓発されてブログを書きはじめました。

ゴーグルで「うさぎのニュースと カメの本」とやって戴くと検索できます。今の所はニュースの翻訳を書いてゆくつもりですので、またいろいろお教え願うかも知れません。

それと、d.hatena.ne.jp/fenestrae/さんのブログだいぶ拝見させていただきました。

猫屋さんも書いていたのですね。わたしには同一人物かなんかのように思えました。

fenestraeさんは、現在書いておられないとのことですが、猫屋さんは、なぜあう言うこと(いろんな意味が複合してますが・・・ )書かれていたのか、不思議に思えるところがありました。わたしが理解できないだけなのかもしれませんが。

わたしは多くのジャーナリスト達が本当の事を書かないので、もちろんフランスのそれも同じですが・・・その事実と隣り合わせで仕事をしている人の文章が気になるわけです。だから新聞やテレビなど頭からは信じてません。

ですから、新聞の翻訳でも将来はそう言う角度から書いてゆきたい。今は心もとないですが、少し練習の意味もあるわけで、試行錯誤の段階なのです。

猫屋

おお、ブログスフェールにようこそ。少なくとも、腹たったストレスを解放できるし、頭脳の運動にはいいです、ブログ。お腹はいっぱいにならないけれども。なお、猫屋は単なる市井の生活人でございます。買いかぶりなさるな。
翻訳では、仏語圏の新聞記事を淡々と訳していたmedia@francophonie さんという方がいたんですが、いつしかブログも無くなってしまった。もったいないことなんですが、たとえば3年前に比べても今のブログ全体の質・量とも落ちているように思います。

bxev

そうですか、私は少し運が悪かったでのですね。

でも、猫屋さんが頑張っているみたいですし。私も何か書きたいのです。

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