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2007-06-13

コメント

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カフェに行って、ジュースとビールを頼みました。7.5ユーロ払いました。(TVA19.6%) ここで、問題です。TVAが25%になると、ジュースとビールでいくらの請求書がくるでしょう。TVAは、税金よりずっと儲かるそうです。 2つ目の問題、TVAが25%になったら、だれがカフェに行けるのでしょう? 猫屋さん?

猫屋

えっと、今1ユーロがだいたい162.5円ですから(、、一万円だけ換えにいこうかな、、)今まで7.5ユーロ(約1200円)だったジュースとビールが、TVA24.6になると、9.345ユーロ、つまり1500円を越えるわけです。しかし、カフェのテラスでのんびりってゆー、パリの風物詩も単に観光客と特権階級だけの特権になっちゃいますな。

同様に、すでに入場料が数年で倍になった美術館からはますます足が遠くだろうし、映画も12ユーロぐらいになっちゃったら誰も行かないよ。消費税上げて物価がさがる、のサルコ論法は、まさに風が吹いたら桶屋が儲かるっていうアレなんで、インフレとか消費後退から来る不景気とかって学校で習わなかったんかー、と小一時間、、、しかし、買うものの1/4が消費税ってスゴイ。一枚請求書出すだけで1/4は税務署行きですか。。。これって、(逆)タックス・ヘブンだあ。

田川

 本来は社会党が提案するべきだった「社会保障付加価値目的税」を、この微妙な時期に持ち出したサルコ・フィオン陣営の狙いは、いずれ瓦解する社会党にも一定の議席を取らせて延命させ独裁批判を緩和することが一つ。でも本当の狙いは、デンマークで一定の成功を収めドイツでも導入されたこの「社会保障付加価値目的税」の抹殺。これだけ批判すれば左派ももう持ち出せない。さすがにサルコもここまでひねらないか(笑)。本当に導入したくて、今まで成功してきたように反対派の政策を先取りする手法をここでも使ったとしたら、さすがに大衆の直感を舐めすぎでしょうね。「輸入品にも社会保障負担金を課して国内産業を保護するメカニズム」なんて普通は理解しないですもんね。それにしても微妙なタイミングだ。政権支持なんて、一旦反転するとあっというまに瓦解する砂の城なんですけどね。汐の変わり目はまだまだ先とみているのでしょうか?

悩める子羊

猫屋さま、怒涛の円安がそろそろ天井で、やや円高方向へ戻るらしいです。たしか3月と8月が円高傾向ではなかったでした?

猫屋

田川氏、
もうあきれはてて、ブログ閉めようかと思ったりしてますよ。サルコジにはそこまでの読みはできていないでしょう。単なるスピン・ドクターの勝利です。デンマーク・ドイツでのTVA率と社会保障の内容を比較すれば、違いがわかる男の世界ですが、結局のところTVAソシアルについて報道しているのは、一部の有料TVと(読者のいない)高級紙だけです。グローバルに進むメディア買占めの結果ですよ。ブッシュもサルコも単なる駒でしかない、気の狂った資本主義の時代に、民主主義なんて、実に脆弱なおもちゃなんだとつくづく思う。

社会党お家騒動とかの“あっち見てほい!”作戦が続いているわけで、なんて名前でしたっけ、サルコのライス版法務相に15cmのヒールはかせて階段歩かせて、シラクの司法問題でしょう。(偶然と思いたいけど)新聞はないし、その間に“同時多発”国家改造はどんどん進んでいます。

本来であれば、第二次総選挙で話は持ちきりの時期に、TVAソシアル批判=仏社会党の大騒ぎ=単なる夫婦の不和、というシナリオだ。パリス・ヒルトンとセシリアの時代です;もうわが母国がそうなっちゃってるけどね。アシャットが出版界の大掃除に乗り出したのは、もう10年ぐらい前のことだと記憶しますが、あの時点で気がつくべきだった。たとえば、TV5のarret sur imageも、この日曜日で打ち切りらしいし、シラク喚問も月曜、つまり第二選挙のあと。6月17日が新しい“フランス革命”記念日ということになるですね。


猫屋

いや、もう円に未来はないですよ。だって猫屋手持ちの円は三万円だけだし、、、ってのは事実ですが冗談。これは円高じゃなくて円安一次休息にすぎません。ドルが上がる理由がない以上、円が上がることもないですよ。理由は中国。

猫屋

↑、宛名書くの忘れました。羊氏宛コメントであります。

悩める子羊

猫屋さま ドル円が一蓮托生というのはわかります。うーん、ではいったん150円台に戻るものの、また160円台で安定、英ポンド等も円安で安定の予想なんですね。中国の公害は、かなり怖いと思いました。それが日本にまで影響し、魚が食べられる環境を壊す予想が。黄砂というのもありましたが。中国に物申す国というとロシアくらいですか?かなり強気ですもんね。ウオッカ飲みにしても、プーチン対中国首脳では、どちらも負けないでしょうね。中国社会では、酒の席で、乱れたら一晩で信用を失うのだそうで、従って、酒豪がエリートの条件でもあるんですね。日本って、中国の集中泥棒も公害も、表立って、抗議したことはないですよね?日本のび太論。しかもジャイアンが2人。
フランスの日本化が、こんなに一気に可能とは。白昼夢みたいです。
メルケル女史は、申故事氏より、目覚めていそうですけどどうなんでしょう。

猫屋

インドというのもあります。ここも核所有国ですよね。パキスタンもだけど。
ああ、中国人の接待での酒の飲み方は過激ですが、よく見てるとカンペーとやって、植木鉢にそっと中身を捨ててたりします。何も知らない外来者は気がつかないで飲んでツブレル。いや、中国本土の人のポーカーフェイスはすごい。にこやかにやるからね。プーチンのこわさとも違います。なお、メルケル女史は東ドイツの出身だ。サルコの、父親に捨てられた恨みが機動力になってるのとは比べ物にはならない、と思いますよ。なんだか、日本には大物が出なくなっちゃいましたね。悪人にしたってなんか小粒、あとはアタマがおかしくなっちゃったのしかいない。これからのフランスは、レジスタンスというか不服従がどれだけ出てくるかですよね。フレンチ・タッチ、あるいはメティサージュの文化とかでしょう。

悩める子羊

猫屋さま、おお、素晴らしいウオッチング。植木鉢に捨てるとは、なるへそ。メルケル女史父親は西独の牧師で、東独へ赴任したので、彼女は東独育ち。離婚後再婚して今の夫。物理学PhD持ってると読みました。
混血文化ってどんなのですか?すみません、フレンチタッチって?ピンクっぽいものを連想しちゃいますが、どんなものですか?誤解しそうなので。無知蒙昧度が一気に出そうではなはだ恥ずかしいのですが、知らないことを聞いておかないと、話が続かないです。

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