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2007-05-01

コメント

chorolyn

ロワイヤルのクリップ見ましたよー。まず聴衆の数に圧倒ですねぇ。肝心のロワイヤルの演説、じっくり視聴したわけではありませんが、フランスの3大国是の一つたる fraternité に至る形で話を随所に持っていく印象をもちました(もちろんそれに結びつく「連帯」へと)。「連帯」の旗手ロワイヤルという印象でしょうか。あと、細かく見ると、猫屋氏もご指摘の通り、ゆっくりとしたテンポ、白とオレンジの服、両手を広げる身振り、声も低めで、どっしりとした安定感を与える感じですよね。それと、大事なところでは類似した言葉を選んで、それを積み重ねるような形で述べていくのも、盛り上がりを演出する効果があるように思えます。いずれにせよ、フランスの歴史、美徳にロワイヤルと聴衆を収斂させていくような語り方で、これは厖大な聴衆を飲み込んだ場の状況と合わさって、かなりボルテージを上げさせたイヴェントになったのでは。
まあ、TVで視聴してた人達の反応はどうかわかりませんが。さすがに中世の説教とは趣向が違ってますよね。フランス政治史上、歴代の雄弁家の語り口っていうのにふと興味が出てきちゃいました。アメリカ歴代大統領のスピーチの比較とか。研究ありそうですが。

猫屋

おお教授、お体の具合はどうですか?
シャルレッティはフランス左派運動でも過去に大きなイベントが行われた“記憶の場”であるようです。嵐の予想もあったけど、セゴがどうしてもあそこでやりたいと主張した。まあ、ただのコンサートに釣られていった少年少女も多かったようですが、それにしても凄い動員です。たしかに演説というのは、ケネディ・ルーサーキング・ドゴール・チャーチル・ブレア・ミッテラン等々歴史的大物がいるわけで、ヒットラーも含めて語るべきは多いだろう(多杉)。日本ではないよなあ。頭に浮かぶのは、天皇の敗戦宣言ぐらいだ、政治的ディスクールって。あとは石X、X泉の暴言とかだし。

猫屋選挙サポート歴もジョスパン、ゴア、ケリー、欧州憲法、日本民主党等々と敗戦続きなんですが、今回はこの流れを展開したい。だってどの選挙でも、その後の政治は悪くなってるわけだし、マンガイチ、ロワイヤルが選ばれたら、これはデモクラシーの勝利だと考えます。

関係ないですが、中世カリスマ宗教家とか騎士団が十字軍に出かける前とか、ロベスピエールやダントンの演説リアルDVD、、あるわけないけど見てみたいですねえ。

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