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2007-03-07

コメント

青柳

始めまして、青柳と申します。
ボードリアールの検索で辿り着きました。
翻訳本当に有難うございます。
興味深い内容でした。しかし彼の死は残念でなりません。
他の内容も拝見しましたが、ドミニクオーリーやミシェルフーコー、そして自己紹介のつげの漫画のラスト、あああ、。(これ大好きなシーンでした)
自分のアンテナに響くものばかり、これからもタイミングを見て拝見させていただきます。有難うございます。

猫屋

青柳氏、こんにちは。やっと翻訳終えました。
ボードリヤールの本をまじめに読んだこともないし、単に映画「マトリクス」の発想に影響したってコトぐらいしか私は今まで知らなかったのですが、哲学者と呼ぶにはあまりにもエモーショナルなこの人物のなにかを、翻訳しながら共有しえた気がします。
こんな辺境のブログに、ようこそ。

ブルー

はじめまして。
コメント&トラックバックさせていただきました。

ボードリヤールの思想に影響をうけた一人として、今回のことがどのようにフランスで受け止められているのか興味があった矢先、こちらのサイトにいきつきました。

1960年代の五月革命を契機に、ボードリヤールの思想家としての人生がはじまったといわれています。

まだ、こちらの翻訳記事を全部を読み通したわけではありませんが、やはりフランスにとって彼という存在は、時代の申し子であり象徴だったことが感じとれます。

たいへん参考になっています。ありがとうございました。

猫屋

ブルー氏、はじめまして。
翻訳してみて分かる、という考えというか構造があるんで、時々の“雪かき”作業は楽しいです。
デリダのあとはボードリヤールが亡くなった。ひとつの時代が終わりまして、、といった感慨があります。 バディウやランシェールは活動を続けていますが、仕事の“織り目”が違うというか比較はできない。調べてみたら、フーコーが生きていたとして今年で80歳ですね。彼が早く消えたことは、まったく大きな喪失でした。

彼ら先達のイデーを踏まえた、新しい世代の思想家の登場に期待したいところですが、ヴィリリオもボードリヤールも、これにはかなり悲観的だ。こまったもんです。

なお、これは翻訳後の訳者感想になりますが、ポスト・モダン=ポスト・工業化、と考えて、現在のポスト冷戦とはまったく別の層だったんだ、と再確認しました。

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