昨年のイラクでは毎日、平均にして100人の国民が“市民戦争”によって殺害されたそうである。南無。
今日はバクダッドの、13世紀に設立された大学が複数のkamikaze に攻撃され、約60人の死者が出た。日本での学徒出陣もそうだったが、将来の国家中枢となるべき若者を殺す国にいい未来はないよ。
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フランスでは、米国型ネオリベ政策を(なぜか今頃)掲げるサルコジ氏が三ヶ月後の大統領選挙における保守サイド大型候補者となった。だって、米共和党型選挙キャンペーンを初めてフランスで立ち上げ、仏大型企業主たちの支持を得ているのであるから、いくら中学一年のとき落第してても、教育は一貫ヌイイの私学で受けてても、シヨンス・ポ(国立政治学院)に入学したけど卒業資格はもらってなくても、TVメディアを知り尽くしてるから、やっぱり彼はうまく立ち回ることだろう。(この国でちゃんと有料のオピニオン紙を読んでる市民の数は極めて限られているのだ;貧乏人にはTVしかない。ただほど高いものはない、というのが猫屋のおっかー説である)
アタクシの微妙な滞在許可証の明日は暗いのだった。
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母国ではあの、ミルキーキャンディーの、不二家が大変らしい。ペコちゃん・ポコちゃん、さーよーうーなら。
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台湾にまで出かけていった在仏剣道家に、世界剣道選手権の様子を聞かせてもらった。なんと団体戦で日本組は米国組に軽く負けてしまったのであった。優勝は韓国。なーんと。
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もうすぐ、あの小説 Les Bienveillantes を読み終えそな予定。結局、人間って同じような間違いを繰り替えす。3代後にはまた忘れる。同時に殺人機械と生産機械はどんどん進化している。
エティックとか、モラルでもいいけど、よっぽどしっかりしてないと歴史のカーヴを曲がりきれないんだろう。
まあ、もともと頭脳もたいしたことないし勤勉でもないアタクシなんぞは、最初からヒューマン・リソース数に入ってないんだ。これは、喜ぶべきことかも知れぬ。そのおかげで生きながらえてるとも想定できる。適当に不真面目でよかったよお、かーちゃん。
閉じたシステムは死ぬ。余裕、マージンでもいいけど、あるいは許容度のないシステムは遅かれ早かれ、腐る。精密・真面目な人間ほどオーダーに従いやすいんだ。
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