バカロレア試験が今日から始まりました。本日はフィロ/哲学論文の日です。
理数系重要視傾向はここフランスでも最近の大きな流れですし、大学から専門学校へのシフトも話題になり始めています。日本のように、大学テーマパーク化までは行っていませんが、こちらでも教育の産業化は進んでいます。
大学を、就職に直結びつく就職予備校化すべきなのか、人文科学なども含めたの一般教養を教える人間道場と見るか、また大学を“知の場所”として存続させるべきなのか、これは大きな問題です。大学に(ほぼ)行ったことのない猫屋がこんなこと書くのも変ですが、なにやら時代がそうなっちゃったわけだ。
以下は高校で哲学を教える先生の文章です。貼っときます。
訳しときました。昨日この記事みたときには、気づかなかったのですが、今日、バックのフィロだったのですね。
投稿情報: chaosmos | 2006-06-13 01:11
おお、chaosmos氏サンクスコ。時間があったらタラタラ訳してみるか、どうしようかと考えてたところです。いや、現在形の仏高校事情を一部知る者としては、この若い教師の文章にはほっとされる部分があります。
バックをめぐってはさっき相棒と少し話してたんですが、彼は真実とは『最も強いものが決定するのである。』とネオコン風に言ったから、オイコラ、それはレアリズムと言うのではないかね、、君。おフランスの若い人、モンテスキュウを読みなさい、と言っておきました。
TV、F2のニュースでは元教育相リュック・フェリーが模範解答を出してるところが紹介されましたが、あれってモロにアドバタイジングですね。サルコに回答させるべきだったと考えます。
投稿情報: 猫屋 | 2006-06-13 01:29