18日土曜の朝です。今日の午後アンチCPE、学生と各労組の企画するデモンストレーションがありますがひとまずいくつか記事をクリップ。
Violences après les manifestations anti-CPE : qui étaient les "casseurs" ?
『アンチCPEデモの後、暴力を振るう“壊し屋”は誰だ?』
"Les jeunes déplorent les failles de la démocratie représentative"
『若者は代表民主制の盲点を批判している』、というパリ7教授の意見
La gauche hausse le ton, le gouvernement appelle au dialogue
左派は声を高め、政府は対話を訴える (政治家および学生・高校生団体などの反応、全4ページ)
"Juste contre le blocage"
アンチ大学占拠デモ、ポルトフォリオ(写真と音声)
Des lycéens en nombre dans les défilés anti-CPE
アンチCPE行進に多くの高校生参加者
En France, la rue a toujours 20 ans
フランスでは通りはいつでも二十歳
リベ。フランスでのデモの歴史
おなじくリベから、どこでデモがあるかのガイド
Où manifester en France samedi?
Education
教育(リベ社説)
なお、リベによると昨日占拠された高校の数は180だそうで、凄いですね。運動に入ってから時間がたった大学では、復活祭前の試験に向けて講義再開を望む学生も多いようです。
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さて、現在は同日(18日)夜10時を回ったところ。いくつかクリップ、
Après le succès des manifestations contre le CPE, la pression s'accroît sur Dominique de Villepin
/アンチCPEデモンストレーション成功後、ドミニック・ド・ヴィルパンへの圧力高まる、ル・モンド
この土曜日の全国動員数は50万を越えたようです。労組CGTによる数字は、全国で150万人、パリだけで3万5千。
Le plaidoyer des présidents de fac 大学長たちの擁護
17日夜行われた首相・内閣担当相と16大学長の会談があった。このままでは大学内で暴発があるだろうと、大学長達は政府の緊急な処置を求めた。
La droite et la péril "jeune" 右派と“青”禍
若年層との関係をまずくすると大統領選に負けちゃいます、と言う記事
Le point sur les actions
これはオプスから、全国の主な都市での動員数など
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テレビ映像:印象に残ったのは、パリのデモでは学生・高校生と両親や祖母まで、また教職者・一般市民も混ざった昼間のデモの様子と、20時解散以降にナシオン広場で繰り広げられた警官隊と“壊し屋”の激しい衝突のコントラスト。また、レンヌやマルセイユなどでも衝突と破壊行為があったらしい。極左・極右・サッカーサポーター流れ・バンリュウ派、、などプロファイルは複雑ですが、やることは同じ、、と言うことなのか、どうか。
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だんだん盛り上がってきましたね。
学生をなめると命とりというのは過去の歴史が証明しているはずなのに。乗り切れると思ったのでしょうか。しかも大統領選挙を前にして。
近辺の若干名仏語使いブロガーのインフラでは、しゃかりにきになってかかっても翻訳はとても追いつかないリソース!でも仏語を読めない人にもタイトルだけでも今の雰囲気がわかると思います。
日曜翻訳家で何か一つ記事を訳そうと思っていますが、たぶんちょっと毛色の変ったのにするかも。
投稿情報: fenestrae | 2006-03-19 02:11
"Les jeunes déplorent les failles de la démocratie représentative" をまずゲット。
投稿情報: fenestrae | 2006-03-19 14:58
fenestrae氏、
お、お願いします。うちは今回cpe関連翻訳なしで、月曜アタリに解説員風に書くかなと思ってます。今日は泳ぎに行こうか、ジジェク翻訳しようか迷ってるんですがねえ、どうしよう。このままだらだらの夜になりそうです。国立図書館の三つの聖書展も行かなあかんし、なあ。
投稿情報: 猫屋 | 2006-03-19 15:07
アンチCPEの全貌が少しずつ見えてきました。
そして、何故この法案をビルパンは大統領選挙を前に強行しようとするのかも。
そして、これがフランス一国の雇用問題の枠をどう超えられるのかそしてこれが新たな世界的規模の階級闘争になりうるのかとか、この辺りをきっかけに何かが動き出すような予感がしませんか
猫屋さん。日本のマスコミはこの問題をフランスの国内問題にしようとしています。しかしフランス以上の雇用問題を抱えているのは実は日本です。
投稿情報: クノちゃん | 2006-03-20 02:43
クノちゃん、
見えてきましたか?
この法が適応されてもされなくても、実際の雇用難はさほど変わらないだろうとは多くの人が感じていることだと思う。けれどこの法が、実体のない不安感に対して人々が抗議するきっかけになったのだと思う。雇用問題は世界中の問題で、もともと弱い中近東やアフリカ・アジアでも大きな被害が出ているのに矛先がとんでもな方向に“修正”されたりするんでしょう。
日本で起っている不可思議な現象も、ある程度までは雇用不安あるいは雇用不在が原因だろうと思っています。
投稿情報: 猫屋 | 2006-03-21 02:45
はい、見えて来た部分と言うよりは僕の想像の部分ですが、猫屋さんの言うように実際の雇用はさほどかわらない、にもかかわらずその目的は何かと言えば政治化する事により
バンリュウ暴動後のフランス国民の保守化に乗じて、若者退治そして保守層の支持拡大の思惑が外れたと言う事ではないかと、雇用不安の事態の深刻さを読み誤っているのではないか、そんな風に思うのです。
投稿情報: クノちゃん | 2006-03-21 07:29
社会党が(ソシアル・デモクラットか社会主義かで)政治的同一性を失ってから、右も左もおんなじじゃないか、だったら保守系政治家に期待しようと言う流れがあったんだと思います。でもここに来て、収入中間層のブレがCPEでまた左にバランスしてるわけですが、この先どう振れるか分からない。
口あけてブイグテレビ(tf1)のバラエティ・ショー見てる層が一番恐いんですよ。すべてを国内問題レベル片付ける、あるいは国外で起こっている事を単にフランスに対する“脅威”でしか受け取らない時、ジジェクがミロセヴィッチに絡めて書いているナショナリズムという罠に陥るわけなんですよね。
68年とちがうのは、まず今回は“失業”という21世紀の厄病がテーマであることと、あと、残念ながら思想家にしろ政治リーダーにしろ、シンボルとなりえる、つまり運動の核となりうる人物がいないことでしょう。
投稿情報: 猫屋 | 2006-03-21 15:08