このところ、こちらのラジオもテレビも新聞も、法王危篤→死去→埋葬→新法王選任関連で埋まっている。
ね式には何も言うことない。昭和天皇が亡くなった時の日本のよう、なのかも知れない。それが世界レベルで起こっている。ただ死んでいく、また死んでしまった法王の姿がカメラにとらえられ、メディアを通して“万人”に見られる、というのはイタイ。たぶん、そうする必要があるのだろう。お姿。
ヨハネ・パウロ2世/ジャン・ポール・ドゥー(仏語)は法王籍を26年勤めた、世界初のスラブ人(ポーランド)法王である。彼は(良かれ悪しかれ)ローマ教会のメディア化を、また同時に法王のポピュラー化を生きた、あるいは選択した人物であることは確かだ。もともとの本拠西ヨーロッパではカトリックの影響力は落ち続けているが、南米・アジア・アフリカでの法王フィーヴァーは大変なものだ。あと何年かすれば、ここフランスでの神父の大部分はアフリカ、あるいはアジア系聖職者になるということだ。
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