17日のエントリ《家賃190万円と民主主義 -- 仏財務相のお引越し --》の続きなんですが、今日発行のカナール・アンシェネの、これでもかと攻撃を続けた(らしい)記事を受けて、ル・モンド紙版もこの件を第一面に持ってきた。新事実は、ゲマール家は600m平米のアパート改築費用( 3万8千ユーロ説から15万ユーロ説までさまざま- だいたい550万円から2000万円 )も財務省に払わせていたこと、自分の持ち家であるパリ5区の190m平米のアパートを家賃2500ユーロ(約36万円)で貨してた、など。600平米 duplex のほうには(これも省が給与出していると見られる)使用人を5人住み込ませていた、と住居探しに苦労する一般人を怒らす要素が満杯。ゲマール相は一週間ほど前に、フランス国家予算内社会福祉額が高すぎるため『国民のの国家援助中毒治療が必要』と発言したばかり。おまけにラファラン内閣は今日、社会住居対策案を発表してタイミングもばっちりです。今のところ財務相辞任の話は出ていませんが、日本のホリエモン騒動なみの祭りといったところか。 もともとはアルプス・サヴォワ地方の小さな靴屋の息子だが、ENA(国立行政院)をでて、嫁さんも外交官の肩書きの高級官僚の若手財務相、危機管理がヘタレであると、政権内の同僚からも批判が出始めたようです。
欧州中雪だらけでありまして、スペインのマドリッドやイタリア・ベニスまで雪景色。
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