Pour la première fois, les partis politiques japonais font campagne sur Internet
日本の政党がインターネット上で初めて選挙キャンペーン
ル・モンド 2013日7月19日 フィリップ・メスメ(東京特派員)
首相シンゾウ・アベ Shinzo Abe にとってネットはとびきりのアイデアだった。しかし7月21日に行われる参議院選挙立候補者たちにとっては、そうではない。 日本 で始めて許可されたインターネットとソーシャル網はキャンペーンでもまだ稀だ。アベ氏に望まれ、導入され、現代的と紹介されたこれ(インターネット使用)には、いまだ説得性がない。首相にとって、ネット網上での絶え間ない露出は有利だ。自分自身ウェブの「ベテラン」である首相のフェイス・ブック は、7月18日の時点で 374 427 の登録者がおり、ツイッター では (@AbeShinzo) 15万以上のフォロアー、メッセージのLine には2百万人が登録している。可視化に加え、アベ氏はそれらを、メディアに自分のリズムを課し、さらにはメディアを介さず自分のメッセージを直接伝える方法と見ている。
首相のほかにも、その政党である自民党 /le Parti libéral démocrate (PLD) は、保守として名高いにも関わらず、このドメインでは最も進んでいるように見られる。自民党/PLD はネット対策のチームを作っている。さらには、スマートフォントとタブレット用のアプリケーションまで作製した。「アベピョン」/ "Abe Pyon" と名づけられたこのアプリケーションは、若い選挙人たちをターゲットに、アニメ化されたシンゾウ・アベが飛び跳ねる。このゲームに勝つと、選挙ミーティングや首相の公開演説の情報が得られる。
開票結果に影響はない
ウェブを活用する候補者は少ないが、何人かの若い候補者は例外で、その1人にフクシマ・カタストロフののち反核の立場を取ったためテレビから追放された俳優 タロー・ヤマモト(39歳) Taro Yamamoto がいる。参議院議員になろうと切望する彼は、公共の場でのキャンペーンすべてをインターネットで同時配信している。彼は、その約 209 000ツイッター(@yamamototaro0)フォロアーに、彼の写真を撮りそれをネットで流すよう勧めている。そのソーシャル網上でのアクティヴな存在が、彼の選挙チームのポスター貼り要員確保を可能にしたという。
確かに政党は、さまざまなアカウントを作り、特にLine に力を入れ情報を載せている。しかし、それは彼らの最優先事項ではない。スマートフォン向けのポピュラーな管理サーヴィス・アプリ Yappli は選挙キャンペーン用サービスを提供している。これを利用するクライアントのひとつが日本共産党だ。
共同アンケートによると、75パーセントの選挙人は、インターネット使用は選挙結果に影響しないだろうと考えており、60歳以上ではそれが85パーセントにのぼる。「問題は、投票が年長者に占められていることだ」とアサヒ新聞の政治アナリスト、ヒロシ・ホシは嘆く。「30歳以下の投票率は30パーセントを下回る。しかし、この世代が最もソーシャル網を使っている。」 結果、候補者はこれまでの古典的テクニックに忠実で、駅前での演説、拡声器を備えた小型トラックで界隈を走り回り、あるいは商店街での握手、お辞儀と「よろしかったら私に投票してください」「onegai shimasu(原文ママ)」を繰り返している。
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猫屋:ル・モンドは最近良記事がアップされることが多いです。株主に、元イヴ・サンローランのピエール・ヴェルジェがなったこと、編集長が変わったことも影響しているのでしょう。
後記:翌日一部手直ししました。
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