いまだにバッハ(小川さん)におぼれているのですが、軽くなんか書きたくなった。あたしゃピアノは弾けんからね、キーボードを叩くのである;ジャジャーン。
まあ、音楽に詳しい方々は読まんといてつかあさい。
K夫人は今、東京に向かう飛行機の中である。つまり、アタクシの将来のピアノと唱歌の先生は、アタクシの書いてることが読めないのである;しめしめ。魔法使いの弟子をやってしまおう。
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もうどのぐらいになるのだろうか、K(未来のお師匠)先生との付き合い。10年ぐらいかなあ、たぶん。思い出せない。で、その長い期間、いろんなこと;正しいコロッケの作り方とか、うまいすし屋の住所とか、困った時のサポートと銘菓ひよことか煎餅とかエイミー・ワインハウスをどうしたら救えるだろうか、とかなんとかをエクスチェンジしてたんだけど(考えてみたらアタクシがもらったほうが多いなあ;こっちからのオファーは当のブログぐらいなもんだがね)、今回のバッハと(風の又三郎)ダヴィッド旋風で初めてマジなクラシック音楽話になった。
そしたら、以外や以外、好みが似てるんだ:フーム。でも彼女とアタクシとは、ひと世代とは行かないまでもかなり年齢差があって、一回り(干支のこと)ぐらいは違うはずなんだ。が。つまり、
- バッハはもう大好き
- モーツアルトはなあ、あんまり好きくない(でも、好きくない理由は各人異なる)
- ベートーベン:部分的には認める
- チャイコフスキー:大好き
- カラヤンは病気である
- マリア・カラスをガンガン聞いてる人の気が知れない
- パバロッティは文句なしに乙;彼は移動する楽器だった、おまけにイタリアン:許す。
- Gグールドは初期のほうがよい
という、ことであった。ふふ。
で、因果律なんでしょう。まあ、因果律とはそういうもんなのだが、なんで(?)と思い起こすと、たとえばこのブログを読んでくれてる甲斐性ある方々のうち何人かとリアルにお会いしたんだけど、みんなどっかで音楽につながっている。不思議なんだ。
ギタリストが一人(ロンドン)、オペラのソプラノとピアノ(パリ、出身浅草)、目を病んでも、とにかく元気なお嬢さん(ソプラノ、東京・杉並)、ピアノとギターとたぶんヴィオラ・デ・ガンバとダンスと猫の、信じる人(パリ)、音楽史教授(ドイツ・ロマン派専門、東京郊外)、哲学者(下手なギタリストだが、姉妹二人がたしかプロ・ヴァイオリニスト、、、カオス氏、元気?)。
ブログから離れた現実世界でも同様だ:昔、東京で出会って短い間恋人だった人も、ベルリンから来てた哲学の先生で、でも本当はトランペット奏者になりたいヒトだった。たとえばね。。。
半年ぐらい前、偶然に街中で会ったマダムが(モーリス・ラベルの孫弟子)コンセルヴァトワールのピアノ教授で、とにかくこちらからいろんな質問をして気がついたら2時間半話し込んでたってこともあった。
なんでかなあ。でも、考えてみると面白いよね。フランスは決して(ドイツやイタリアのような)音楽大国じゃないのにさ。。。
で、根っこは同じなんだと思う:(暇じゃなきゃ音楽なんてできないよ、と言うのはなし。これは違う:モータウン聞くべし。あるいはロシア民謡エイ・コーラ)。
音・言葉・歌・舞踏なんだ。
もし、アタクシにも根っこがあるとしたら、ここだ: 音=ことば、ジョイネス、テンポ ! テンポ !
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先週9日の放映、Ce soir ou jamais は俳優ドパルデューがゲストで、監督クロード・シャブロルとともに招かれていた。ここで、ドパルデューは「言葉・音楽」について語っている。この番組今でも見られるのでURL貼っていきます。Frédéric Taddei reçoit Gérard Depardieu er Claude Chabrol
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未来のお師匠への個人的メッセージ:ダヴィッド君の今回の録音、音のインスピレーションはグールド最初(1955)のゴールドベルグ版(早いほう)だと思う。色がおんなじ。
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