« 閑話ですが;音とアタクシ | メイン | 危機クリップ集、 »

2009-02-18

コメント

Mari

お久しぶりでございます。
サルコさんは フランスを偉大な国に回復するつもりではなくて、 フランスに復讐するつもり?
と以前から思っておりました・・・ まさかね。

猫屋

おお、ヨーロレイヒー♪姫ですか?お久しぶり。
フランスに対する復讐、というのは考えてみなかった。それってアリですよね。ド・ヴィルパンとシラクが擁護した旧大陸精神をブッシュ政権はヒステリックに叩いたわけですが、そのブッシュにあえて近づいたサルコには、確かにたとえばド・ヴィルパンが表わしているこの国の“価値”に対する嫉妬があった。ただ、サルコの知ってるフランスと言うのは狭い新興高級住宅街(ゲットー)ヌイイとTVだけで、そこに住んでいるのはアリストクラート+ブルジョワ+成金+裕福な外国人+ショービズ成金プラス彼らの使用人であるフィリピン人ナースぐらいなもんだ。

彼は、ミッテランやたとえばバイルーがそうですが、土地にも根を持っていない。ましてや、労働者階級なんて知らない。でもって、サルコの復讐対象であるフランスも極めてイビツなサルコのフランスなんだ。だが彼の暴力性によって最初に叩かれるのは、そこから最初から除外されていた移民であり、年金生活者であり、低収入者や失業者といった弱者で、それから労働者層・中間層、次に公務員や教員、、、と続く。そうすると、それらの人々が、その暴力に抵抗するのも、言ってみれば道理なんだよね。

Mari

ワタクシのいい加減な直感を解説してくださいました、ありがとうございます。

大統領になる前から、「オレを馬鹿にした奴ら 今こそオレ様の前にひざまずけ!」なオーラがでまくってる彼ですから、彼を馬鹿にするチャンスもなかった階級の方々は のっけから彼の視線の向こうにはいないわけですね。 だから叩くのも平気、ってか叩いてる自覚もなかったりして? まさか。

彼のことを書くと「まさか」な単語が続出するのが、どうにもとほほな感じです。


猫屋

あれが単なる郊外の中古車販売店の店長だったら笑ってすまされるんだけどねえ。。。税金使いまくって、バカにされて、ことによったら国外追放だもん。投票権ないし。
まあ、叩くだけで終わる一生なんでしょう。やだよね。

この記事へのコメントは終了しました。