あの、Les Bienveillantes の著者ジョナサン・リテルが今日のル・モンド紙(週末版 Le monde2)に、グルジアでのルポルタージュを寄稿しています。
" Pishite pravilno "という言葉で、長い9ページにわたるルポルタージュは始まっている。意味は「本当に起こったことを書いてくれ」。グルジアでもアブハジアでも南オセアチアでも、人々は作家に向かって同じ言葉を投げかける。けれど、もちろん、実際に何が起こったのか、あるいは「本当の」国境線とはどれなのか、少なくとも現在の時点では誰にも分からない。
" Tout le monde produit des récits qui justifient ses idées préconçues " と、グルジア大統領サーカシビリの米人顧問 Dan Kunnin は作家に答えます:「誰もが、自分の考えを正当化するための物語を作り上げる。」
というわけで、大作Les Bienveillantes を書き上げるために、コーカサスについての文献・アーカイヴを読み込んだ作家ジョナサン・リテルの現地ルポルタージュでありまして、アタクシまだ最初のページをざっと読んだだけなんだけど、ル・モンド2(新聞+NYTミニ板+カラーグラビア誌 で2.5ユーロ)を買ってから、紙版で読見直そうと思う。
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