なんか、ロシアのエネルギー政策が気になりネット見ていて、ウィキ(仏版)で露天然ガス会社 GASPROM の項を見つけ、ザーっと読んでたんだけど、これは凄い。
もともとは天然ガス産出と輸送の会社だったんだが、今ではロシアでは一番大きな企業。時価総額は(ウィキ日本語版による)2006年度、マイクロソフトを越え世界第3位。なお前会長はドミトリー・メドヴェジェフ(どっかで聞いたことのある名前である;ロシア版チェイニーかなあ)。
株の50パーセントをロシア国家が所持し、残りの20パーセントは外国資本による資本投入分で、あとはロシアおよび外国の個人所有となってる(株は2006年からロンドンで公開)。
なお、現在は株価と為替の変動が大きすぎて、時価総額世界ナンバー1企業がどれなんだかよく分からん。ドルの下がり具合とシティバンクやJPモーガンのような銀行・金融系はドット下がってるはずだし自動車製造もだめだからねえ。
仏版によると2007年11月のナンバーワンはぺトロ・チャイナとなってるけど、上海の株価は大きく下がったはずだからあんまり当てにならない。
ガスプロムの話に戻ると、この会社の天然ガス供給量は全世界生産量の約23パーセントを占めてる。また世界でもっとも大規模なパイプライン網を有し、その長さは15万キロメートルに及ぶ。また近年は天然ガスばかりではなく、石油・銀行・メディア・建築・農業分野にもその活動を広げている。こうなると国家のなかのいち国家といえるかもしれない。あのロシアのこけし、である←冗談、冗談。
また、バルカン半島諸国やフィンランドやアルメニアのガスプロムの供給天然ガスへの依存度は100パーセント、オーストリアは55パーセント、ドイツが37パーセント、フランスが21パーセント(2005年の数字と思われる)。
ガスプロムは、中国・韓国・日本とも天然ガスパイプライン建設交渉を進めており、カナダの援助を得て、北米へと液体化天然ガスの巨大ストック・サイトの建築も構想中とある。アルジェリアとのジョイントベンチャーや、アルメニアを介してのイランからのパイプライン建築構想もあるんだそうだ。凄いですね。
、、、、と、もっと長い記事を書き終わってアップ・ロードしようとしたら、サーヴァーとの接続が切れて、記事のあと2/3は無言のまま遠くの闇に消え去ったのだったよ(2001年宇宙の旅を思い起こしていただきたい)。ここまでひとまずアップ、あとはまたその気になった場合続けます、です。
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