ル・モンドが、アフガンでの10兵士死亡のいきさつに関する公式発表と、カブールで取材した負傷兵の発言の食い違いについて、記事を掲載しています。タイトルは、負傷兵たちが語る待ち伏せ攻撃、戦闘、エラー・・・
Les soldats blessés racontent l'embuscade, les combats, les erreurs...
以下概略です(なお原文にはアフガン・タリバン勢力+パキスタン・タリバン勢力+イスラム支援部族勢力に関する短い記述もあります)
公式発表(ジェオルジュラン将軍):カブールから50Kmほどのサルウビ地区で、アフガン部隊と米軍部隊と共に偵察任務を展開、仏部隊が装甲車を降り、歩きながら全隊を先導する形で峠にさしかかったところをタリバン勢力が待ち伏せ攻撃をしかけ、仏部隊長は肩に負傷した。指令を下すべき部隊長が負傷の後、部隊員の動きは連続性のないものとなり戦闘は夜遅くまで続くことになった。空からの支援もあった。
負傷兵たちの発言:失敗は指令システムの遅さと不完備に原因がある。攻撃が始まってから4時間以上の間、部隊は孤立したまま自衛するための弾丸もきれ、ファマス突撃銃しか残っていなかった。仏兵の退避を援護するはずのNATO空撃は的を外れ仏兵を負傷、部隊は2ヶ所からの砲撃を同時に受けることになった。チャド歩兵団とのラジオ通信も不通となっていた。。。
また、この種のリスクある任務の際通常行われる前日のブリーフィングがなかったことを疑問視する負傷兵もいる。「峠にさしかかるまでに3時間近くかかった。われわれの通過をタリバンに通報するには充分な時間だ。」
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