今から10日ほど前、以前パリで偶然お会いした某氏が5月始め再度パリ入りするという情報を知人からもらった。今年の夏の帰国時お願いしようと思っていた懸案があり、ちょうどよいわいと日本の某氏自宅までに電話を入れてみました。
すると“5月2日にパリに着くのだが、たっては2日のホテル予約をお願いしたい”と言うリクエストを受けました。予算を聞くと100ユーロ/1万五千円弱、ぐらい。お安い御用。で、そのあとは何なさるおつもりですか?と聞くと、ちょうど日本のゴールデンウィークが重なって帰国便が満杯。それで帰るのは9日まで延ばすのだと言う。 ふーん。
どうしてもアルプスの山が見たいし、南仏のゴッホが歩いた地にも行って見たい。自分は野宿をしてもいいんで、まずはリヨンまで出ようと思っている。あとは絶対どうにかなります。
うーん、ちょっつとお!とついつい話はフランス鉄道事情とヴァカンス事情、保安事情とアルプス一万弱で野宿する際のイポテルミー/寒冷負荷が及ぼす人体に対する影響を御説明。また現金を持って旅行する邦人がいかに現地専門職にとってはいいカモ葱であるかも御解説。あくまで“ニューヨークの地下鉄でも大丈夫だった”某氏に対しては現在のNY地下鉄の安全性を解説し(関係ないって)結局 “お任せください、一日でフランス・ゴールデンウィーク・貧乏旅行プランをお立てします” と請合ってしまいました。
で、半日丸々かけてネットと電話と、JR、じゃないSNCF/フランス国鉄窓口に出向いて作ったプランは以下。疲れたけどなかなか楽しかったな。ド貧乏のnekoyanagi 、旅行はこの夏の帰郷までムリなんですが、5月のアヴィニョンは良いだろうなー。
ちなみに5月第一週はパリ地区の学校休暇とメーデーに5日の昇天祭、今年は日曜だが8日の第一次世界大戦終了記念日の重なった仏版ゴールデンウィークなんです。
月曜 パリ6区セーヌ河からも遠くないホテル。シャワー付き朝食つきシングル 65ユーロ
火曜 TGV/仏版新幹線は満杯のため、夜行利用。朝方登山電車に乗り換えシャモニ到着は水曜朝 切符代91ユーロ
水曜 モンブラン一日観光 駅近くの三ツ星ホテル朝食つき 55ユーロ
木曜 TGV満杯・フランスには自由席無しで飛び乗り乗車できず。したがって一部ローカル線使用でほぼ一日移動日となる。出発10時半、途中乗り換え2回でリヨンからTGV。アヴィニョン着は夕方5時。切符代145ユーロ
木・金・土の3日はアヴィニョン市内ひとつ星(と思われる)ホテル。シャワー付きシングル41ユーロ+朝食6ユーロ
日曜 朝一TGVでパリへ。連休最後の日曜なので見つかったのは7時発のこの一本のみ。73ユーロ 最初のホテルに逆戻り。65ユーロ朝食つき
月曜 帰国
以上、交通費とホテル代合計635ユーロ/約9万円ちょっと。美術館入館料、ワイン付き食事代、バス代とかも入れたらこの倍はかかるかな。
アヴィニョンから近辺のニーム・オレンジ・アルルやカマルグまではすぐなので周りがいあります。もちろんもう少し前に予約してれば、交通費はもっと安く抑えられるし、いっさい予約なしではホテル代がドーンと高くつく。おまけにホテルや列車探しで無駄な時間がかかりますね。時間と体力があまってる場合はバックパッカーも楽しいですが。なおホテル探しは Guide de Routard 本版を参考。ひとつ星ホテルもSNCFも今はネットで予約できますから、日本からでもプランは立てられるわけです。
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