まずはこれ、
2カ月ほど前、ブログ氷河期中にネットで見つけたメリスメル(彼女の本名はメラニーらしい)が、今日の夜はラジオのユーロップ1でも紹介されてた。猫屋的には、ジャック・ブレルと残念ながら活動を停止したノワール・デジールのベルトロン・コンタが思い起こされるわけです。パワーと音楽性と言葉の三位一体で、出口なしの時代を彼女は見事に歌い上げている。なんだか、ヴィクトル・ユーゴーの描いた(読んでないけど)ガヴロッシュのことも思い出した。
また、“ラ・マルセイエーズ”の歌詞を取り込んだこの歌《Aux Armes/武器を取れ》のラジオ・ヴァージョンアニメ版も下に貼っとく。
Allons enfants de la patrie
Le jour de gloire est terminé
Entre nous deux, la tyrannie
Sous l'étendard, sang est levé なお、歌詞全文はここ
なお初アルバムEcoute s'il pleut はこの1月17日にリリースされたそう:こちらはdeezer。
**
で、なんで“民主主義”が次に来るかというと、チュニジアで老若男女が独裁政治からの解放を訴えて、連日チュニスはブルギバ大通りでチュニジア国旗を掲げチュニジア国歌を歌っている。あるいは分裂を心配されてるベルギーのブルッセルでも、多くの人々がfacebook での呼びかけに答えベルギー国旗のもとに“ひとつのベルギー”を訴えている。それらを見て、考え込んでいたわけなんです。
昨日はモスクワ空港で自爆テロがあった。
Dépotisme /独裁
Plutocrathie / 金権政治
Oligarchi /寡頭政治
Népotisme / 縁故主義 etc.etc. もちろんそれに貴族制とか専制君主制とか一党独裁制とか加わってリストは長い。
で、“民主主義”のほうはというと、これはどこでも青息吐息だ。だいたい“民主主義”の定義のほうもなかなか難しい。“民主主義”をコンセプト(共有される概念)と想定すれば、なんとなく気が楽になる。アリストテレスの、あるいはモンテスキューの、あるいはカール・シュミットの“民主主義”概念が、、、とか考えてもこれもきりがない。
ステイトとネーションの差異ももちろん引っかかってくる(日本ではここが分かっとらんから国家=軍隊とか変な話になる)。
***
で、“民主主義”で話を進めようとしたんだけど、イカンセン、こりゃ話がでかすぎて続かない。
でもって今夜はここらで思考停止、〆はこのリンク:メリスメルのライヴ“デモクラシー” Melissmell "Démocratie" live au Lapin Blanc
コメント