今夜はリーマン・ブラザース破綻とAIG( American International Group, Inc )の経営悪化=株価暴落、それに米フェデラル・リザーヴが現行金利2パーセントを据え置き決定するが、米・欧・英・日の中央銀行は大規模なキャッシュ市場投入で危機回避を図る、、というシナリオ追って文章たたいてたんだけど、どうもリンクしようと思って開けた仏経済紙トリヴューンのウェブページがアタックにあってたみたい。開けてた窓10個ぐらい全部フリーズ、もちろんたたいてたページも。それも2回ですよ。全文消えた:やってらんない。で、いくつかリンクだけ。
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英ガーディアンからスティグリッツ教授の16日記事:The fruit of hypocrisy
当記事を紹介してる仏文記事:les fruits de la perversion financière
先週のオブスから、クルーグマン先生のインタヴュー:L'Amérique que nous voulons (先生は現在の経済危機を1929年恐慌ではなく、1990年代の日本不動産バブルに近似するとアナライズしている。11区の経済学者ピケティ先生の収入格差に関する共著レポートにも触れてますね。)
ル・モンドから、経済危機に関するQ&A 集: La crise en questions
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全然関係ないですが、新興宗教関連で、ウィキから:空飛ぶスパゲッティ・モンスター教
もちろん、この宗教の発生地は米国ですから、英語版が一番詳しい:Flying Spaghetti Monster
「アーメン」のかわりに「ラーメン」と唱えるわけですが、同時に日本文化の現地電波状況も窺い知れるという、貴重な資料です(ウソ)。
翌朝追加:フライング・モンスターと、もうひとつの米新興信仰対象である 不可視のピンク・ユニコーンの間に繰り広げられた戦いを、二ール・ヤング風に歌った感動の絵つきYouTube傑作作品も貼っておきます(おまいらも暇ね;てか、これだけのエネルギーと時間あったらなんかできそうに思うんですけど、、だめか)。
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こちらは無料でのリンクなしですが、先週のクーリエから拾ってきたDIE ZEIT 掲載ジジェクの記事仏語訳の冒頭。
Si l'on croit la sagesse postmoderne, la réalité objective n'existe pas : le réel consiste en de multiples histoires que nous nous racontons sur nous-mêmes.
猫ヘボ訳:ポストモダンの知恵を信じるなら、客観的リアリティは存在しない:現実とは、われわれがわれわれ自身に関してわれわれが語りあう、さまざまな物語で出来上がっている。
そうかも。でも、そうじゃないかも。ここいら辺がジジェクの魅力でもあるし、限界でもあるですね。記事は、ロシア外交のねじれ具合についての記述に続きます。
ググってたら偶然見つけた2003年オプスの記事(これは未読だったから得した気分、これから読みます):Baudrillard décode «Matrix» ← ボードリヤールが映画マトリクスを解読する。
さすが情報化社会、クルーグマンのインタビュー他のブログで翻訳されています。リーマン倒産の決断はロシアンルーレットですってよ。おお、怖い。
「クルーグマン:我々の望むアメリカ(Obsの記事)」http://ameblo.jp/cm23671881/entry-10140596108.html
「金融ロシアンルーレット By PAUL KRUGMAN 2008.9.14」http://blog.goo.ne.jp/kkt_2008/e/61c0e98cb75db41a50e64a9485c470af
原文:http://www.nytimes.com/2008/09/15/opinion/15krugman.html?ex=1379217600&en=30a0512211a8dbaa&ei=5124&partner=permalink&exprod=permalink
投稿情報: saisenreiha | 2008-09-18 05:56
ロシアン・ルーレット、昨日の記事書いてからだけどNYT版で読んでたけど、あの口語クルッグ節をよく訳すなあ。
しかし、怖い。ヒジョーに怖いよ。おまけに今のチェス盤上の役者は、ブッシュにプーチン、中華人民の中の人、ベルルスコーニにサルコでしょ、、。あれ、日本って首相だれだっけ?(いるかいないかわかんないってのも、怖い)
投稿情報: 猫屋 | 2008-09-18 06:51