パリ軍事法廷(TAP)の予審判事フロランス・ミション(Florence Michon)のもとに、これまで公開されていなかった、エリゼ宮のドキュメント;外交テレグラム・大統領補佐官のメモ・内閣会議議録の詰まったCD、が保管先であるフランソワ・ミッテラン・インスティテュートから、この6月27日に送られてきたわけなんですね。
これらアーカイブの一部はこれまでにも、国民議会調査で引き合いに出されたり、ツッティ生き残り民による仏政府責任追及告訴に出てきたり、また多くの出版物のべースにもなっていますが、これまで閲覧不可だった情報も、今回のCDには多く含まれているようです。
上のル・モンドリンクは、ルワンダ紛争の進展とエリゼ宮の動きがクロノロジーの形で書かれている。アフリカでのフランスの影響力保持を第一に考えるミッテラン大統領と、歴代の首相・外相およびコンセイエ、つまりピエール・ジョックス、バラデュール、アラン・ジュペ、ユベール・ヴェドリンなどが登場する。ウェブ版で3ページありまして、アタクシもまだ全部は読んでませんが。これは重要備忘アーカイヴ。タイトルは ルワンダ虐殺:エリゼ宮が知っていたこと
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こちらの記事は、多くの障害にも関わらず、CDアーカイヴがどのようにして予審判事の手にゆだねられたのか、と言う記事です。ルワンダ介入に関するエリゼ・アーカイヴが裁判所に引き渡される
LE MONDE | 02.07.07
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この件もですし、コソボ紛争におけるNATOによる爆撃もですが、“介入主義”という名の新しい戦争の複雑さを示していると思います。Affaire à suivre...
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