風邪ひいた、とドヴェジオン画像

先週一週間、ヘンな天候のパリを所用でぐるぐるほっつき歩いて、おまけに土曜には薄ら寒い中、郊外のバーべキュー大会に参加。いいかげん飽きたので、勝手に他人の庭のジャングル化した藤の剪定までやって、それがたたったらしい。

それで風邪ひき三日目。ヒッキーも三日目。寒いので、パジャマ・トレーナー・分厚いセーターと着込んで、それから毛布かぶってpcたたきしてる。だって、寝てるのもう秋田市。いや、また寝ます、頭が働いてないもん。TVも夏モードで何にもない。

なお、明日のパリも雨・嵐。最高気温は１９度だそうです。

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熱っぽいままル・モンドの サルコジスム、未確定経済論 という記事読んでたら、なんだか中世の“錬金術師”というのを思い出した。減税と国家赤字にはやたらヤサシイわけでリベラル自由経済主義かと思うと、経済介入主義（ユーロ、BCE金利）、別の局面ではケインズ主義（大学改革）。これでは仏国経済学者さんや行政内部のテクノクラートさんたちの脳内計算機カチャカチャ・アルゴリズムもすっ飛びそうな話であるね。まあ、弁護士さんたちのやってる政治であるから、極めて“ヒューマン”であって当然かもしれない。

Le sarkozysme, une doctrine économique non identifiée
LE MONDE ECONOMIE | 02.07.07

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あまりに（スター・アカデミー的に）ヒューマンすぎて、フィヨン内閣 訂正；（“開かれた”フィヨン左派・中道内閣にポストはもらえず、結局のところ元ＵＤＦなんだけど今は）ＵＭＰNo2.のドヴェジオン（弁護士）は、リヨンの地方ＴＶ局のカメラが回ってるのに、モデム党で先の総選挙では選出ならな かったリヨン女性候補者をさして、Cette salope と言っちゃった。

画像がネットで流通、本人は謝罪したものの、今回はこの事件はＴＶでも扱われてる様子である。サルコジのアジス・ベガグに対する発言ボキャブラリーから比べればショッキングでもなんでもない語彙選択であるが、興味深いのはＴＶも含めたメディアでの扱いだ。今回はヴィデオあるし、これは夏休み前のいいネタである。

ってか、錬金術師サルコの魔力も、金メッキは げてきた悪寒。

しかし寒いです。アスピリン飲んで、本当に寝ます。

Patrick Devedjian traite Comparini de salope
envoyé par Pf94

むいかについか：コメント欄で話題になったセシリア妃のクレジット・カード顛末ル・モンド記事

Cécilia Sarkozy aurait rendu sa carte de crédit, selon l'Elysée
LE MONDE | 04.07.07

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"C'est moi qui avais proposé cette carte à Cécilia Sarkozy, explique cette dernière. J'estimais que c'était un moyen plus simple, plus rapide, plus moderne de répondre à ses frais professionnels classiques, tels les cadeaux protocolaires aux épouses des chefs d'Etat étrangers, les gerbes de fleurs ou les frais de représentation."

「このカードをセシリア・サルコジに勧めたのはわたしです。プロトコルである外国元首夫人へのプレゼント花束やあるいは招待費用などのクラシックな職業的出費に対応する、より簡単で、より早く、よりモダンな方法だと判断したからです。」

以上のことを、ニコラ・サルコジチームのスタッフEmmanuelle Mignon は言ってる。ＮＳ組にとってのモダン性ってのがなんだかよくわかるわけです。つまりこれまでのやり方を取らないこと。お約束（これもプロトコルですが）、つまりトレゾール・ピュブリック（国庫；ここに我々の払う税金がいくですね）からお金を引き出すには、それなりの職務にある人が、それなりの予算枠で、それなりの名目と明細証明が必要なはずなのですが、実に大統領夫人というのは職業ではないんですね。公務員ではない。そのあたりのプロトコルを飛び越えて、それがモダンだと思ってるフシがあります。

おまけのおまけ：これはリベの関連記事 セシリア・サルコジはもうクレジット・カードがない
Cécilia Sarkozy n'a plus sa carte de crédit

Comments

[投稿情報: 悩めるらむ]

ねこやさま、国家赤字に優しい、というのはキーワードどすえ。国家という概念が何なのか、曖昧になってきましたね。去る己
をナポレオンになぞらえた風刺画がありましたが、わかってる人はわかるんですね。

[投稿情報: k]

速報。　セシリア　サルコジ　今日，国庫　から直接落ちるカルトブルーを返却しました。
カナルアンシェネは偉い！　　これは、結構スキャンダルだったらしい。　財政責任者が、セシリアに勧めたと行っているけど、嘘だと思う。　とんだ、マリー　アントワネットです。

[投稿情報: くま]

ありゃー、風邪ですか。。最近寒いですものねぇ。。　それだけたくさん着込んで毛布というのは熱があるんだわ。。　お大事に～。
私もK夫人と同じ件を（AOLメールののトップニュースで）見たのでそれを書こうと思いました！
なにやら「返却した」と「大統領府スポークスマンが」発表したようですが、手に入れたときは発表なしですものねぇ。。　やってくれるわぁぁ。
カナルの方々、飛ばされないことを祈る！

[投稿情報: 猫屋]

ども。
そう、どこの国も内容はにかよ、、、。ＳＯだからこそ、ネットがある、のかも知れないっす。

アタクシも、このニュースはネット速報で読みましたが、４日間コーマ状態ののち初めて一日外出でありまして、当エントリに書き込む時間がありませんでした。

カナール・アンシェネはえらいですよ。暇があったらウィキ仏のぺージも見てみてください。

もう、世界同時レジスタンスっきゃないでしょう。相手も世界同時なんだからサ。

[投稿情報: 悩める]

セシリア妃が好きな？ジャクリーン・ケネディも同様のカードは持っていなかったはずですよね？しかしそれをストップさせた人々、偉いですね。去る誇示に投票した中流の人々は、こういうニュースを知っているのかしら。報道はされませんが、日本でも似た状況らしいですね。つまり某氏
というか某グループは、国庫から無制限供与があるらしい。ある意味、もう民主主義は逝去しちゃったみたい。日本ではストップできる人がいない様子。紙切れとしての紙幣の価値はどんどん下がり、現物の時代かな？と。手作りの京都を始めとした実用小物（塗りのものとか）、ファッションの巴里よりはきやすい靴とか買う予定です。猫屋さま来日の際には170円までいってるかもですね。

[投稿情報: 猫屋]

南仏と日本行きのエア・チケット購入+本買いで、クレジット・カード前倒し今月すでに無金状態の猫屋は、土産も買えず、ひたすら修行僧のごとく立ち尽くすのであった、←なんのこっちゃ。
たしかにケネディのころはアメックスもなかったでしょう。だからオナシスに行った、わけでもないでしょうが。

[投稿情報: 悩めるラム]

猫屋さま、お風邪は回復されました？睡眠とストレッチがよいですよ。ツボ押しの本とかどうです？日本で購入は。副島隆彦の本を久々に立読みしました。相変らずばっさり。９条守れと天木直人氏の立候補を後援してるらしい。日本で起こっていることをそのままフランスへ移植されていると認識しているフランス人はどのくらいいるんでしょうね？
おなしす、マリアカラスのことが本当に好きだったみたいですね、だって彼女にあやまっていたみたいだもの。カラスは美人で美声だったと思います。ひらりー、ライスの目はないだろう、とも読みました。立読みしたい本があるとは限らないのが困っちゃう。

[投稿情報: 猫屋]

風邪は治りましたが、能天気症は治ってませんです。海で泳げば、ヘンな頭痛は直ると思う。しかし寒いんですよ、アタマが痛くなるくらい。どの国でも、結局似たようなもんなんですよ結局は。平均寿命が長くなって、同時に医療技術が上がって、スキャナーだとかなんだとかの“高額”医療が可能になる。おまけに医療関連企業はどんどん利益を上げようとするわけだし。株式+不動産というシステムではカネは人口の５パーセントぐらいの人間のところにドンドン集中する。昔はよかった、ってのは案外（ある意味では）真実かもね。

[投稿情報: 悩めるらむ]

猫屋せんせ、昔って何千年前の？なんちゃって。副島氏曰く、今は65年前とそっくりなのだそうです。宇さんは米中戦争を書いていましたが、副島氏は、日中戦争が３年後に起こされるだろうと。漁夫の利を得るのが某大国。京都か新潟でテロが発端に、との予想。天気予報の如き様相を呈してきました。過去との類似性を追っていくと、ある程度の予想ができるのは四柱推命にも似たところがあるかも。
スキャナーに関しては、好きPaul空港で超感度のスキャナーがあり、乗客はほとんどヌード状態で写るみたいですね。呆れました。ダイエット成功するまではとてもここを通過できません値。

[投稿情報: 猫屋]

まあ、なんだかんだ言ってもここまで生き延びてきた人類ですから、どうにかやってくのかも知れません。ほうっとけばイイってもんでもありませんが。。。

[投稿情報: らむ]

猫屋さま、天照大御神は、実は男神だったが藤原鎌足が女神に摩り替えたという
仮説を読みましたが、楽しいです。天の岩戸に閉じこもったので、ストリップをやったら出てきたんですよね？伊勢神宮の地下に男性シンボルのご神体的なものがあり、巫女が舞いを奉納する行事があるとか。太陽神ゼウスも男神だし。太陽は男性、月は女神のほうが似合ってる気がします。京都のバカンス、楽しみですね。

[投稿情報: Aesop]

貴Blogにおいて
大統領選時には　まだ垣間見られた
客観性と事実に基づいたコメントというものは、
すでに失われてしまったらしい。

いや、提示されている事実が同じなら、
それは解釈をする受け手側の問題か。

[投稿情報: 猫屋]

らむちゃん、
京都や奈良、伊勢もですが、土地自体に力があるというか、それがもともとあったものなのか、あるいは歴史が付加したものなのか、あるいは両方なのか難しいところですが、個人を超えるパワーってのはやはり想像力を起動させるですね。結局のところ"事実"というのは固定しえない事象であるわけですが、それに対して"真実"というのはあると考えています。

[投稿情報: ラム]

猫屋さま、冷やし中華とそうめんでしょう、
抹茶かき氷も。京都では八つ橋をおみやげね。京都の洋菓子店はパリで修行してくるらしいですね。姉妹都市だから？
出雲は追い出された先住民の神様で、伊勢が新しい支配者の神様だとか、梅原猛氏より。火を使う幻想的なお祭りは、森の文化のもので、原始日本の神様は、木、だそうです。鳥居のシンプルな門といい、木製の文化は素敵ですね。仏蘭西の古い家の天井にも太い木の梁がありますが、ああいうのも懐かしくて、木の温もりはいいですね。風水とかで、古代の支配者は都を決めたのか、故郷の都に似た外観を重視したのかも。聖地には何かエネルギーがあるような気がしますね。

[投稿情報: ラム]

猫屋さま、浴衣を買ってきて、パリでお召しになるのは如何です？日本で見た浴衣姿のカップル、素敵でしたよ。折紙のような着物の美は仏蘭西人の好みらしいです。下駄もお忘れなく。日本では多分暑くて着る気になれず、涼しいパリではぴったりです。白地でなく濃い色をお薦め致します。浴衣でギターをルクセンブール公園あたりでかき鳴らすというのは？

[投稿情報: 猫屋]

去年伊勢神宮に行ったので、今回は下鴨神社に参拝しましたが、さすがの暑さのせいでしょうか、エネルギーはまったく感じられず、参道でやってた古書市も横目でスルーでありました。仏教関係書が多く、今考えれば残念なことではありました。

ところでユニクロではゆかたセットを１５００円でバーゲン。女物だけだったけどね。実はゆかた・帯・げたとかのフルセット持ってんですが、今のパリの気温では着てる暇なさそうです。

[投稿情報: ラム]

猫屋さま、私、今週浴衣フル装備に下駄で３度、パリに出没致しました。気候はぴったし。評判も上々でした。是非是非お試しを。神社は森で涼しいと思ったのですが、そこまで暑かったですか、、、冷房病、私もでした。手足が幽霊のように感覚がなくなりまして、胃腸がフリーズしました。要はビル内、地下鉄内が冷蔵庫化してるんですね。冷えにはお風呂に入るのが１番かと。

[投稿情報: 猫屋]

いやあ、日本は暑かった。地震も２度あったし、帰ってきた当日沖縄では飛行機炎上だし。でもさすが、京都の東寺境内では、広い空間と木々とひいてある玉砂利のおかげでしょう過ごしやすかったです。エアコンと車と張り巡らされた交通網と並んだ自動販売機やコンビニとかをどうにかしたら、日本もかなり涼しくなるだろうと思います。

[投稿情報: ラム]

猫屋さま、地震に２度も？それはヒヤヒヤでしたね。友友馬が東大寺だったかでチェロを弾いたことがあったと思いますが、最近はお寺でコンサートしないのかしら。
教会でクラシックコンサートする感覚なんでしょうね。本当に自動販売機はなくてもいい場所にあったりして。便利すぎ。突然敗戦後の世界に地震等でなってしまったとして、どうやって生きていくのか見当もつかないでしょうね。私もですが。仏人は機械化がお嫌いのようですが、正解ではないかと感じます。申子のぷよよん、ベルルスコーニ氏の美容整形を思い出しました。

[投稿情報: 猫屋]

京都・奈良の寺は夜のライトアップとか夜の参観とかがはやりでした。このごろの美術館とおなじで商売・商売って雰囲気。