京都で仕込んだ風邪が気管支炎っぽくなってきて、あわててSOSmédecin(自己医院を持ってない往診専門一般医)呼んで抗生物質の処方をもらったのが10日前。かかりつけのホームドクターは休み明けと言うのもあるのだろうが予約が取れず、往診を頼むことにしたわけだ。午前中だったので、電話から往診までの待ち時間は30分。診察料は40ユーロ(通常一般医は20)。まあ、医者にかかるのは一年に一回あるかないかであるから、よしとする。
8日間は薬のせいだろう、眠くてだるくて咳は止まらん、でひどい状態だったわけだがやっと落ち着いてきた。今日は久しぶりに泳ぎに行った。それできわめて幸せである。腹が減ったので、ビーフシチューを作った。うまかった。
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ネットでなんとなく拾ったペンギン画像だったが、これは仏映画《La Marche de l'empereur》 からのもの。この映画、米国では編集しなおし、音楽とコメントを変えている。米版タイトルは《March of peinguins》。リベのアメリカ発ブロガーはアメ版のほうが気に入ったと書いてるけど、私はどっちも見てないから判断できない。
トレイラー見比たら、モーガン・フリーマンがナレーションやってる米版はスター・ウォーズののりで、仏版はきわめてメランコリック。この差が面白い。なんと、米国ではこの映画をめぐって、ID(ほれ、あのインテリジェント・デザイナのことですよ)論争が盛り上がったのだそうだ。欧州ではとっくにクリアされてる問題だと思うわけですが、新大陸では150年たった今始まってるわけですね。日本でも過激反応する人間はいるんだろうなあ。付き合うことないのに。
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スコティッシュのロック・グループ Franz Ferdinandの新しいアルバムが出た。You Could Have It So Much Better という意味深なタイトルである。 むふ、Take Me Out よりよっぽど“イイ”のであるか。ちょっとラジオで聞いた曲はボウイ風であったな。前のアルバムは300万枚売れたのだそうだが(うち100万は米マーケット)、今回はあのネオ・スターリン的ルックは放棄したようである。ルモンドが一面記事にしていた。その記事部分。
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ダルフールの紛争がチャドに飛び火している。ルモンドに関連記事。フィガロの記事とチャドの大統領 Idriss Débyへのインタヴュー。
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ジョルジュ・W・ブッシュは米最高裁判事(終身職9名)の一人に、Harriet Miers を指名。この60才になる弁護士さん、判事経験がまったくない。なんとテキサス時代のブッシュ州知事の個人弁護士だった人。当然ながらフレームがついた、と思ったら共和党右派が“彼女はpro-life度が足りない”と憤慨しているそうです。AFP関連記事。
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