重い、そして長い文章です。カオスモス氏の長編翻訳、イスラエル・パレスティナ問題とヨーロッパの役割。
元文はル・モンド紙、《オリエントの戦争、あるいは地中海の平和?》というタイトルでエティエンヌ・バリバールとジャン-マルク・レヴィ-ルブロンの記事。以下で読めます。
LE MONDE | 18.08.06
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三週間の間、ルモンドはウェブ版のタイトル読みしかしておりませんでしたが、いまだに(問題点も多いものの)このような文章を載せる新聞が存在するのが欧州なのだ、と再認識いたしました。日本の外信トップは“ジョンベネ殺人事件”であって、これは新幹線内テロップニュース(というか広告)でも発信されていたな。
たとえば“消費文化”最先端の国、日本には“資本主義文化”沸騰点にまで進む以外の選択肢はないのかも知れない。そこでは“知”でさえも“オタク化”産業の一端であるんだろう。なすべきことはなんなのか。(たぶん踊り続けることなんだろうがどの足で踊ればよいのか分からない。大体猫屋の膝は靭帯切れててガクガクです。)
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こちらはドイツの kom’s log、Kmiura氏のところで拾ってきたエグイ文章を見つけた。あと、ヤスクニ関連ル・モンド記事のサンケイバージョンについてはこちらで知った。お玉おばさん氏、uumin3氏による紹介も読んだ。
言葉の限界としかいいようがない。いや、言葉の背後にある“権力”の問題であるだろう。。。と書いて、ブログ一時休止以来音信のないfenestrae 氏に思いは飛んでいくわけだ。師匠、なんだか大変ですよ。
追記:グラスゴーで公演したストーンズの、あのヤシの樹から転落しても奇跡の生還を遂げたキース・リチャードは現地当局より、“公共の場において喫煙した”行為により、50リーブルの罰金を支払うのだそうだ。MSNfrからですが、結局この記事では約一万円の罰金を払ったのか、払わなかったのかが不明瞭ですな。(話題つくりとしてのネット情報では“真実”はいつも藪の中だあね。)