ね式（世界の読み方）

ルチアーノ・パヴァロッティ

ラグビーのハーフタイムにfurance3にチャンネル回したら、パヴァロッティ追悼の特別番組だった。

今日のは、１９９０年にローマはカラカラで行われた野外コンサート。ジョゼ・カレラスとプラッシード・ドミンゴとの“世紀のテノール”競演。スタンダードを続けて歌ったんだけど、やはりすごいです。

ああ、テノールというのはやはりイタリア名産としかいいようがない。ドミンゴもカレラスも（もちろん）すばらしいけど、パヴァロッティはなんとも、イタリアがそのまんま180キロ（推測ですが）になちゃったってカンジで、オーソレミオとかの俗揺歌を歌わせるとこれは天下一品。田舎のパン屋の息子で、学校の先生になったけど、教えるのはしゃべらんとあかん。喉を傷めたくなかったのでプロの歌手になった、そうだ。

気前のいい、大喰らいで、女好きで身勝手で。。。なんとも人間的なんだが、故郷モデナの自宅で息を引き取ったそうである。よかった。

ああ、イタリアに行きたいなあ。そういえば、夜行に乗って初めてヴェニスの駅に着いた朝、誰かが“オーソレミオ”を高々と歌っててびっくりしたのを思い出したよ。

下は、ル・モンドの追悼記事。彼の声を“恋する男の”と形容するとか、日本にはイタリア料理人を引き連れて、ホテルのスイートが突如キッチン化したけれど、ルチアーノはホテル近くにおいしいイタリアレストランを発見、スイートルームも料理もほっぽらかして、そっちに行っちゃったとか、なかなか面白い。パヴァロッティ伝説のテノール、“アイーダ”と“ボエーム（モデナの協会のミサで、父親フェルナンドと歌ってる！）”のYouTubeヴィデオつきです。

Le ténor Luciano Pavarotti est mort
LE MONDE | 06.09.07

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ラグビー・ワールドカップ 2007、初日

今夜がオープニング・マッチであります。スタット・ド・フランスにてフランス・アルゼンチン、夜９時にキック・オフ。こっちのテレビではＴＦ1が放映。

前回の優勝チームはイングランドですが、今年はいまいちという噂もあって、あのウィルキンソン君も故障で（少なくとも）最初の一週間はプレイできないらしい。あのペナルティがなあー、怖い。

アタクシはなんといってもオール・ブラックス信者なんですけども、フランスの「スタジアムの神々」にも、いいプレイをしていただきたい。

どうも今回は、ラグビー連盟とメディアの間に写真や報道をめぐって話がまとまらず、メディア全体が大会をボイコットしております。どうなることやら。

しかし、今夜から１０月２０日まで続くこのイベント、マジに付き合ってたら何もできなくなるし、やっと常態に回復しつつある（南仏で３キロ、日本でさらに最高５キロ太ったが、今はほぼ元に戻ってる）コンディションも、観戦につきもののビールでまた元の木阿弥の可能性大。あああ。

ま、盛り上がってきたら、パリのパブに繰り出して騒ごう。やはり。

なお、dieux du Stade カレンダー２００８年版がアップされてますねえ。やりすぎです。

Nouvelle Zelande - Afrique du Sud - Haka
envoyé par flo34mtp

試合終了後に：フランス負けちゃいました。１２－１７。プーマ・アルゼンチン、気合が入ってたし、仏チームをよく知ってるんですね。チーム中１３人がフランスで現役活躍中。仏主要選手へのマークがきつくて、キック直前にカマかけるのがなんともうまい。作戦勝ち。おまけに攻撃性も体力というか粘りでも勝ってたです。

んー、フランスチームのいいトコである、スピードのあるボール展開が続かなかったっすね。次回にチェックする試合は８日のイングランド対日本、ニュージーランド対イタリア。１４日のイングランド・南アフリカも見逃せないですなあ。初出場のポルトガルも、全員アマチュアなんだけど、１５日の対ニュージーランド戦を、はちゃめちゃ興奮して待ってるそうだ。これってわかる。

やっぱ、ビールをカートンで買っといたほうが正解か。。。

参考：ル・モンドのラグビー・ワールドカップ特別ページ。連盟とメディアの話し合いがついたようで、やっと写真とか掲載されてます。
オフィシャルサイト RWC2007

日記；夏休みの終わり

実はこれ、昨日の夜書いたんだけど、サーバーが調子悪いんだかなんだかで、アップロードできなかった。翌日再現してみる。
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あしたから新学期だという高校生が３人猫屋亭に集まった。それぞれエレキギターを背中に背負って、アンプが２台（+ロック博学変人）そろってる我が家で、セッションなんだそうだ。

１６歳と１７歳と１８歳の彼ら、クラスメートで来年はバカロレアなんだ。年齢がまちまちなのは、16は飛び級してて18は一年落第してるから。でも、なんだかんだ仲がいい。DEVENIR がそのまま笑ってるような少年たちである。

16君はノルマンディだったか、田舎の蚤の市（ブロコント）で、地元の日本人から、２０年前ロンドンで買ったという左きき用ベースを、７０ユーロで手に入れたんだと、ギターといっしょに担いできたよ。眼鏡もこの夏まん丸のにした、あの子のあだ名はビートルマニアだ。

今日やってたのは、定番レッド・ツェップとか、ビートルズ後期など。

ま、お手のほどは別として、ってかアタクシは勝手に戸棚本棚の整理をしてたんだけど、あいつらスタジオとドラムセット+ドラマーが見つかったらムチャ喜ぶだろなあ、なんて一瞬考えた。

いや、なにはともあれ勉強せなあかんよ、君たち。