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2010-01-07

コメント

coucou

初めまして、日本に暮らす一読者です。

一時は書店から消えた「1Q84」は、
ほぼ発売時に購入したのですが、
未だ読み終えていません。

開くのですが進まないのです。
ねじまき鳥クロニクルは一気読みしたのですが。

メモを拝読し、なるほど、
自分自身が「少年少女」じゃなくなったのかも……
そう思った次第です。


雪景色のパリが映ったニュースを見ました。
そちらは数十年ぶりの寒波でしょうか?
お風邪など召されませんように。

猫屋

coucou氏、はじめまして。
アタクシも「少年少女」は卒業した気でいたけど、簡単に読みきった。
エンタテイメントとしては、たとえば米国TVシリーズの出来のいいものみたいによくできてるし、いずれにしろ、村上春樹は現代の世界少年少女が読む気になれる小説としての分野を確立しちゃったんだと思います。ただ、彼が完成度を高め、オトナの小説を作り上げようとすればするほど、うそっぽさが強くなる。繭の中に育つ少年少女ってなんか、エイリアンですよねえ。ホテルの暗い部屋に住む羊男にもう一度会いたい。

今朝眼が覚めたら、雪だらけでした。バーゲンも始まったけど、日本での散財のあと無一文だし、今日はまだ終わってないオバマの伝記を読み終える予定です(仏語は読むのがむちゃくちゃ遅いのだ)。

ぴこりん

お久しぶりでございます。
何かの手違いでフィードを捕まえてなかったようで、猫屋さんを見失ってしまっておりました。
上記のヤナーチェクの「シンフォニエッタ」、確かにELPがやってました。というのも、2年前のプロムスのヤナーチェクナイトでこの曲がかかり、「あれー?これどっかで聞いた事あるなあ」と思って調べたところ、そうでした。
今年はまたパリにも伺いたいと思っております。ようやく"Les Bienveillantes"の英語版も入手しましたし。

猫屋

おお、ぴこりん氏。お元気でしょうか?
返事遅れてすんまそん。ブログほったらかしにしておりました。
シンフォニエッタ、やっぱしそうだったか。案外一回でも聞いた曲って記憶に残ってるもんですねえ。音がどういう具合に頭脳に入り込むかってのは、興味深い問題であります。味とかかおりとかもそうだけどね。

またパリに来るようならご連絡ください:猫屋はあり変わらず同じ場所で、同じような暮らしをしております。うまく期日合わせられれば、うちの一室提供できるかも、です。

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