道行く人々の表情は暗い。天気も暗い。今は風が出て雨も降り出した。12月だ。
明日のパリは最低気温5度、最高が10度だそうだ。うちのアパートは集中暖房ががんがん効いているから家にいる分には寒くはない。ラジエーターのバルブを閉めても寒くないくらいだ。幸せというべきか、、、でも年末にやってくる管理費代が、、、予想できずに恐怖する。
今年の末はプレゼントも外出もパーティーもナシになるのかあ。さびしいなあ。
今日の午後は一週間ぶり、プールに行った。冬のプールは人気もなくて、暗くなりつつある外の光と、プールサイドの明かりで水の中が不思議な具合に明るくなる。
いつものパターンをゆっくり繰り返す。1500メートル。寒くて、硬くなってる身体がしだいにほぐれていく。
クロールばかりなんだが、それでもゆっくり手先に意識を集中してみたり、ローリングを抑えてみたり、スクロール回数を数えてみたり、いろいろやってみる。
ターンを、なんていうんだったか、回転してみたら失敗したり。鼻に水、イテエ。
週一や週ニのプール通いでは、タイムはよくはならないなあ。でもなんとなく、水のつかみ方とか、水の中での身体の動かし方がスムーズにできるようになった。もう5年もクロール一本で泳いでいるのだから当たり前か。。
今頃分かった、のはクロールって背中で泳ぐもんだということ:マノドゥーやポポフが泳ぐと水の上に浮いて進んでいるように見えるのは、背筋のせいなんだよね。つまり、水の中でスクロールする両腕の力が強いから身体が浮くんだ。そしてそれだけの肩と腕の力を出すのは背筋なんだね。
自分の身体は大体こっちの服サイズのSなんだけど、この頃はTシャツはフランスサイズでL、米サイズでM。まあ、腕の短いのは変わらないんだけど、肩と首と背中に筋肉がついたから、昔の上着では肩が浮いてしまう。下半身のほうは、20歳のころと(ウエストは別としても)ホボおんなじSサイズだ。
ただ、やっぱり左腕のスクロールがまだ弱い。鏡の前でポパイスタイルしてみると左上腕の筋肉が右腕に比べると貧弱なので分かる。
でも、パドル使って150泳いでもそんなに息が苦しくなることはなくなった。泳ぎながらモノを考えていると何回めのターンなんだかすぐ忘れるのは直らない。
まあ、泳いで、あと(喜び勇んでワイン飲みながら料理を作ってから)食事がうまく食べられて、来年の夏にはまた南仏の青い海で遠泳したいなあ、と海のにおいを思いだして、簡単に私は幸福になる。
そうそう、楽しい事でも考えなきゃ、この世の中 真っ暗やみ!
今年も、日本風のショートケーキのクリスマスケーキを注文しよう!!!
投稿情報: k | 2007-12-03 09:39