久しぶりにル・モンドネット版ちゃんと読んでみたら面白かった。仏語読みの方宛てにいくつか張っておきます。
これは、ル・モンド(無署名)エディトリアル。二週間の米国での休暇を終えたサルコジが、刑期を終えたペドフィリアが犯した犯罪に関して行った発言に対する批判です。つまり、エモーションに裏付けられた政治行為は危険である、という内容。法は法国家の基本であります。
法相ダティの関連インタヴューをラジオで聞きましたが、語調ががまるっきりできてなくて何言ってるんだかわからない。メディア映えはともかく、政治家としては失格でしょう。なお、ダティの兄弟の一人は麻薬売買の罪で一年禁固の判決を受けています。
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(アーヴィングの読者とも思えないのに)ニューハンプシャーでの、ダティもつれてのサルコ滞在先別荘レント代支払いは、なんとも信じがたいが、ティファニー・フランス社とプラダ・フランス社社長の財布から出てるようだ。これってありですか?
おまけに、サルコは滞在先からル・モンド記者に直接電話し、セシリア・ネタはもう書くな、と脅したようだ。まあ、この時期ちゃんと新聞読んでる御仁は多くはないわけです。メジャーメディア統制がいつまで続くのかによるんだけれど、この下種な仏大統領、長くは持たないでしょう。しかし日本でコイズミ氏がやったように、サルコの仏政治・経済・社会ぶっ壊し具合が重度後遺症を残すのは必死。すでに(海外出生)仏人でさえ、id カード更新が難しくなっているそうで、アタクシの身の上にも影響があるだろうことは想像に難しくないわけだ。
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下は、パリとロンドンを結ぶ朝7時のフライトについてのルポ記事です。長いけど、金融界に棲息するエリートたちの様子がうまく描かれています。彼らが今の世界をリードしてるわけだ、ボーナスというニンジンに引っ張られて。
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こちらは、7月の記事なんですが、アフリカを救おうなんて思ってくれるな、という厳しい発言。ナイジェリア作家Uzodinma Iweala の文章で英語からの仏訳。ワシントン・ポストに掲載されたのはこちら、Stop Trying To 'Save' Africa。(日本のアフォ番組のひとつでナイジェリア出の兄弟がハラスメントされてめちゃ受けしてた気がしますが、、、なんとも語尾絶句)
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最後に、これは昨夜(意味もなく)エンドレスに眺めていた映像です。JFKのアタマが破裂してます。8ミリ映像を現在のテクで鮮明化したもので、かなりゴア。
見つけたのはリベのこの記事から: La mort de JFK dans le viseur de Zapruder
しかし、関係ないけどJFKになりたいサルコってやっぱかなりイカレテル。きょうTVでインタヴュー見てそう思った。普通じゃない。
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読み直したら長すぎなんで、別エントリーといたしました。現在こちらの気温は16℃でありまして、日本との気温差は20度越してる。あんじょうやらんと身体こわしますな。
お久しぶりでございます。サルコさんの写真ネタがこちらの新聞にありましたの。http://www.20min.ch/ro/news/monde/story/24125844
こういうことを大統領がやらせる(やらせたんだよね?)っての、なんだかなあ。
プーチンはバカンス半裸を意図的に公開してましたが・・・ ま、安倍さんなんかにはどちらも出来ないかも。と変に悲しくなったりする日本国民でございます。
投稿情報: Mari | 2007-08-23 13:58
おお姫、お久しゅうございます。次エントリーでこの話題は拾ってみました。アベちゃんにも、オザワ君にもヌードだけは勘弁して欲しいように思います。ってか、サルコで充分っす。オナカイッパイ、ゲ。
投稿情報: 猫屋 | 2007-08-24 01:04