ユーロが対円で150円になった。えらいこっちゃ。一時的休戦状態にあるとはいえ、第二次対アドミン戦争をこれから迎えようとする猫屋軍団も、弁護士さんに払う顧問料など用意せねばならぬ。欧州における日本円の運命やいかに、、、うう。と、言ってみても請求書は待ってくれない。
というわけでおとつい、いつの間にか郵便銀行/Banque Postale に変身した元郵便局に相談に行った。アポとって会ったのは、モロッコ系の渋い兄ちゃん。なかなかいい男。既婚(指輪あり)、長身眼鏡が似合う30台のコンセイエ・フィノンシエ(ファイナンシャル・アドヴァイザーか、、)が、「あ、猫屋さん、あさってが誕生日ですね。おめでとさん。」と言う。。。。。ガーン。んなことのっけから言わなくってもいいじゃん。しかしあくまで事実ですから、猫屋あっさり自白してしまう。「ああ、気がつきませんでした。すみません」。
というわけで、パリはまた夏が戻ってきて、風も出てきてこりゃ台風が来そうな雰囲気。誕生日である。誕生日はいつだって日曜日、なわけはないが、いつでも新学期のドサクサにまぎれて夏と秋のドまんなかで中途半端にぶら下がっている。
写真に取られるのと誕生日にナンダカンダ言われるのは、生まれてこのかた大嫌いなわけだが、まあ生誕以来半世紀を越えてしまった今となっては、ここまで生き延びてきた事実を(内緒で)祝ってもいいかもしれない、、、ということでケーキでも焼いて見ようかな。
本日の音楽は、あの「はっぴいえんど」の風街ろまん。何時聞いても美味なり。ところでこのアルバムジャケット裏写真を撮った野上真宏氏は今どこで何をしてるんだろう(ジャケット絵はあの宮谷一彦)。仲間たちと鎌倉に海を見に行って、それから彼は米国に渡ったのだったが。
ま、生きてりゃどうにかなる。と泳ぎに行った。ももんが。
夜の終わりの追記:結局ケーキは焼きませんでした。ってのが、何しろカステラ・どら焼き・甘納豆に炭火堅焼き草加せんべい・柿の種、、と、賞味期限切れそなジャパニーズ・スイーツにソルテッド・スナックが何故か並んでいるわけだ。そんなわけで、次エントリは海外在留邦人にあてた、食べたくても食べられない“日本”の味ベスト・テンをやってみたいと思う。
9月3日はドラえもんの誕生日だそうですから、どら焼きはちょうどいいですね。
「僕、ドラえもんと同じ日に生まれたんです」と30過ぎた立派な大人に真顔で言われて「は?」となったことがあるので記憶しているのでした。
でも確かめたわけじゃないのでガセだったらごめんなさい。
野上さん、何かあったなあと本棚から引っ張り出した『レコード・コレクターズ』。
1998年12月号から「はっぴいな日々」という回想録を連載しておられました。
連載開始時の編集部による紹介文に「74年から94年まで仕事の拠点をアメリカに移した」とありますね。
翌年4月号までは連載されてますが、その後私が同誌を買わなくなったか処分したのでいつまで続いたかは不明です(1年後には終わっていたようです)←単行本で出版されてるかも?
そんな中途半端に昔の消息が一部判明してもしょうがないですかー
投稿情報: imasaru | 2006-09-04 11:48
ああ、ドラえもんとおんなじ誕生日だったんですかあ、猫屋。あとは絶句。
おお、野上君生きてんだ。すげえ。
しかし、Imasaru氏の念力、御見それしました。ドラえもんのポケット、というのですか、読んだことないんで確信はないですが。
投稿情報: 猫屋 | 2006-09-04 12:12
あんこは自宅で作れそう(Azuki Beansというのが売ってます)、ガワのレシピを調べてどうにか自分で作れないかなあ、とも思っています。どらやき。
こちらにいて食べられない日本の味、というか、ないことはないけど、めちゃめちゃ高いか別物なんですよね。
投稿情報: ぴこりん | 2006-09-04 14:16
どらやき、原則的には作れます。うちでは健康食料品店か、あるいは韓国屋さんで売ってる小粒小豆で汁粉は一年に一回ぐらい作るんですが、ある知人(男性)は皮つまりカステラというかパンケーキというかも焼いて作ってる。上新粉を使って、彼は薄焼き饅頭や大福っぽい饅頭や、うどんまでうっちゃう超人です。ノビタなアタクシは昨年の帰省時買ってきた上新粉がそのまま戸棚に寝ている、、、。なお、どら焼きもいくつか冷凍庫の刑に処しましたので、食べたい人は遊びに来てね。>猫屋ドラえもん。
投稿情報: 猫屋 | 2006-09-04 15:31