6月30日付けル・モンドから、シルビー・コフマンによる社会・文化的寄付行為(チャリティー)に関する文章です。
ビル・ゲイツとネブラスカのWarren Buffett(金融関係)、そしてシティ・バンクCEO、また世界各地の金融危機がらみで著名なシジョージ・ソロスたちのチャリティ事業についての記事です。 これはなかなか、現在の“資本主義システム”の本質を突いている。
彼らは、貧困・教育・文化・開発部門に大幅に投資するんだが、もちろんそれは同時に税金対策でもあるんですね。でも、たとえばBuffett の寄付総額は米国連邦のヒューマニティおよび開発に対する援助金(米議会はその金額を下げようと努力している)を大幅にうわまると、オールブライト女史は指摘する。
もちろん、キリスト教的博愛精神はわれわれの持っているアジア的身内相互援助精神とは異なっている。けれど、収入格差がこれだけ拡大し、アジアはもちろん世界中で広まる古典的地域相互援助や家族主義の衰退を考えると、これも現在の社会枠変革問題のひとつの現れだなあ、と考えます。
翻訳能力不足、あるいは翻訳超遅能力のすぐれた猫屋につき、(Wカップも継続中)翻訳する余裕はないんですが、ひとまずクリップ。なお関連寄付金額はあまりにも猫屋の持ってる金銭感覚から離れているのでご紹介はなし。って絶対猫屋は位で間違える。アタクシに想像できるのは上限100万円、あるいは6000ユーロどまりなのであります。
http://www.liberation.fr/actualite/societe/190554.FR.php
すみませんー、ジャポンのニュースサイトで紹介されたのが面白そうだったので畏れ多くもリベ詣でして原文?記事拾いましたが、もちろん仏語読めませんし。。。
なんか日本が出資して映画を作らせそうな話、、、なんですかね。
(どこに書いたらいいのかわからないのでとりあえずここにコメント。後で消していいですから)
投稿情報: imasaru | 2006-07-04 13:26
ども。
明日に備えて調整中であります。あとで読みます。
ところで、イタリア勝っちゃいましたがあ。凄すぎるぜイタ公達。
投稿情報: 猫屋 | 2006-07-04 23:54
意訳のレジュメですが。結局長編になってしまった。
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16才のロリーとジェニファーは6月22日マンガの国日本へと旅立った。“全部がすき。行き方や文化、映画、ロック、みやび(miyabi 原文)、マンガ。それから京都は私達にとってパリとおんなじだけど日本人だらけなの。こんなにステキなところはない。”2年前からNarutoeを23巻、Peach Girlを18巻を読み、«Manga sanctuary»等のウェブ・サイトを読み、MP3をエンドレスで聞きながら東に向かう列車に乗り込んだのだった。
中学3年の2人は、学校での成績は芳しくない。。。。ジェニファーはパリで日本語をならってもいる。ロリーは一ヶ月前に決心したという。2人の両親は、仏議会職員と閣僚公務員。最初はメッセンジャーで知り合ったベルギーの男の子に頼んでエア・チケットを買おうと思った。でもそれではヴィザがいるので列車で、ロシア・コリア、それから船で行くことにした、そうだ。未成年者の2人は国外に出るには両親の承諾が必要だとは思ってもいなかった。もちろん、現地での宿泊先はないし、ロシアと韓国のヴィザもなし。彼女達は世界地図を見て行程を決めた。ロリーの所持金は50ユーロ(約8000円)、ジェニファーは貯金全額とママンから盗んだ合計の“大金”を持っている。2人とも“着替え3組とジーンにコンバース、洗面用具と何冊かのマンガ、MP3と携帯電話、それにシリアル・バーを3個”をバッグに入れていた。
先週木曜、ロリーは両親にジェニファー宅に泊まると言い、ジェニファーも同じ言い訳をしていた。2人とも学生かばんの中に“出発の手紙”を残していた。『私は不幸せです。重荷になりたくない。冒険の旅に出ます。』 “それから切符を買いながら列車を乗り継いだ。パリを出発し、リエージュ(ベルギー)、そしてベルリン、そしてワルシャワ。ポーランドでは行き方がわからなくて駅をたくさん回った。駅で眠って、トイレで携帯の充電をしてから中学の同級生にSMSを送ってから、シリアル・バーを食べた。” “列車の中では旅行中のテュニジア人たち、フランス人、ポーランド人、アメリカ人たちといっぱいsuperな出会いをした。”
両親たちは土曜に娘たちの失踪に気づき、ヴェルサイユ警察に通報。同時に携帯に電話するが、かえって来る答えは『ウイとノン』のみであとは『近くにいる』と言う返事だけだった。結局のところ、PCに残されていたベルギー人の形跡を追って、少女達の『東を向けて、ワルシャワまで』という意向が判明する。そして友人達に送られたSMSを分析し、時刻表を確認、『家出捜査依頼』をブルッセルとワルシャワにモスクワ、そして東京にも送った。
当初は人質説もあり、ヴェルサイユ警察は携帯電話で連絡を試みるが答えはなし。そこで警察はメッセージSMSを送る。ロリーによれば、それには『心配した両親が連絡してきた。』とあったそうだ。そこでポリスは『ビザがないと、ベルルシーには入れない。』とメッセージ送付。ここで娘たちは現実に戻る。『注、意訳。えー、うっそ。ロシアに入るのにビザがいるなんて、、、そんなの知らなかったんだもん。』 2人はポリスにメッセージを送る。『On est dans le caca./ウンコまみれです。』
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おサルのイマイさんも、この逆コースでパリまで来たらいかがか?
しかし、グロバリ時代の家出は大変ですね、、、、。親にはなりたくないですが、娘はかなり楽しんだ様子。日本のメディアに乗って、スポンサーが付いたらいいのに、、、って吉本だったりするからやめた方がいいわな。
投稿情報: 猫屋 | 2006-07-05 03:28
おお、眠いのにありがとうございます>猫屋様(コメント欄をこんなことにしてしまってすみません…ちなみにshibaさんもとりあげてくれてました)、今夜この労が報われますように。
おフランスかぶれの夢見がちなおサルさん(年齢不詳)憧れの地を目指してグランドエスケイプ。私がやると徘徊だと思われて即刻病院行きかも。
去年暮れだったか、迷ったあげく密航?してフランス行ってファーストクラスで送還されたアメリカの猫もいましたけどね。
今はとりあえず日本海が渡れない。いろんなものが空から降ってきてるし。
よいこにして中継が無事に見られるように願っております。
投稿情報: imasaru | 2006-07-05 05:59
ミュンスター再洗礼派のsaisenreiha氏と天神茄子氏が取り上げてる本『Wrong About Japan』とも重なるとこもあったりするんで、やっつけ翻訳文手直しして、エントリしてみます。
投稿情報: 猫屋 | 2006-07-05 11:05