もう1ヵ月以上になるんだが、ギリシャ財政危機をきっかけに調べ始めた金融・政治と特に国債のことはなんともブログ記事にまとめられない。(現行世界状況がそうだから当たり前なのかもしれないが)無整理な頭脳からは方向性のない文章にしか出てこない。しかし、かなりやばいことになってきている、というのは確かだ。
とは言うものの、アタクシ自身はいたって元気であります。4月中旬には、またしても日本に旅行する。いろいろ人に会う予定で、満開の桜にはたぶん信州の松本城で遭遇できそうだし、京都でも古い友人たちと花見ができそうだ。
今回は賞味期限つきヴィデオ特集。
さて、まずは4月1日のCe soir ou jamais :Jeudi 1er avril 2010
かつてフランスでもめずらしいネオ・リベラルと自己規定していたUMP政治家アラン・マドランと、経済・社会面への切込みがさえる若手哲学者シンティア・フローリ、マイナス成長論のポール・アリエス、あと2007年の仏大統領選時にこのブログでも紹介した経済学者トマ・ピケティ先生、あともうふたり若手の保守系経済学者と経済人が討論しています。
内容はいろいろな意味で面白いんだけど、一番印象的なのがアラン・マドランの時代錯誤さ、であるね。いまだに1980年代後半ぐらいのところを浮遊している。まあ親分である、かの君が1987年後のモダニスム論‘フランスの近代化;もっと働いてもっと稼ぐ’説で年寄り(+貧乏系労働者層+ロワイヤル嫌いの教師および社会党員)に受けて大統領になっちゃったわけだから不思議ではないのだが。
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で、こちらは元気の出る音楽系をもう一度:3月25日の放送、One Shot Not : Ben l'Oncle Soul, Beat Assaillant, Karima Francis, Gush はよかった。
ベン・ロンクル・ソウル/Ben l'Oncle Soul 君: 箱入り米のオンクル・ベンをもじった名前ね。ホワイト・ストライプスのヒット等をモータウン化してます。バック・ミュージッシャンのノリもアレンジもなかなか渋く、よい。元気がなにより。またふたつ目ヴィデオではアトランタ出身のラップ・シンガー、ビート・アサイアン/Beat Assaillantと歌ってる:Cool !
こちらも。4月1日放送分からスティング。Englishman in NY のオリジナル版でドラム叩いてたのがこの番組のホストであるマヌ・カチェだそう。
なお、One Shot Not の画像有効期限は放送後1ヵ月まで。