今夜はお疲れ猫屋、TVもラジオもネットもホボ追ってなかったんで、ブログは開店休業とか思ってたんですが思い直して、いくつかル・モンドからクリップ。
最初は、社会党のリーダー・シップを誰がとるのかという微妙な問題があるわけですが、ロワイヤルのストラテジーは?という記事。 セゴレンヌ・ロワイヤル、PSリーダーとなるためのオフェンス。
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次は、11区のパパ・ピカチュー、ピケティの敗選の夜のコメント。たしかに、19歳で政治界に入ったとき以来のハイパーぶりで法と世論ギリギリラインでありとあらゆる方法を駆使したサルコと、数ヶ月間に、それでもこちらもありとあらゆる手は打ったけれどだめだったセゴレンヌ・チームのハンデ差は大きすぎた。ただ、若い有能人材と何人かのヨーダ古老も控えるセゴと、全部自分で走り回って結局計算機片手の“友人”に囲まれたロンリー・サルコの差はあると、まあファン意識がいまんとこ強いんであんまりオブジェクチヴではないにしろ、思うんですよね。
閉じた運動と開いた運動とか思う。まあ、人間世界が閉じてるのか開いてると考えるかの違いだけど。
とうことでピケティの、と読んだらたいしたことは言ってませんが、K夫人のご近所ということでクリップ キャスティングの問題ではなくて、タイミングの問題だった。
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こちらは音声だけですが、ル・モンド経済担当記者(通常はニューエコノミー・マンセー)のエリック・ル・ブッシェの ニコラ・サルコジの勝利で我々はより不平等な世界に入る
LEMONDE.FR | 08.05.07
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これは友人から聞いた話なんですが、ド・ヴィルパンがサルコとセシリア夫人のゴタゴタ・ドタドタ話にからんで「ひとりの女性との関係を管理できない男に一国は管理できない」みたいなこと言ったそうでございます。。。。んー、真をついてると言うか、なんと言うべきか。
強くなければ男ではない。やさしくなければ男ではない。。。フィリップ・マーロウだっけ?サルコ・コケ・コキュ 選挙当日の夜、燃えた車台数は720だそうで、Alliumer le feu ! って冗談にもなんないよ。
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翌日追加です。うわーん、こんなフランスはいやだ、のリッチな右のデモ。amina 氏に教えて、もらったやつです。しかしなんだこれは、16区の日曜ミサから出てきたまんまって感じのネクタイ・スーツ、スカート・パンプス+エルメスの40台マダム・ゼ・メッシュウが「ムッシュウ・ブッシュ、我々のために祈ってくれ!ヴィクトル・ユーゴーに死を!スト権反対」とスローガン叫んでますが、ひとまず必見。一人のムッシュ、「恥などこれっぽちも感じない」って言ってるけど、恥ずかしいのは見てるほうですってば。。。。。あれ、これってアンチ・リッチのパロディデモなのかなあ。自信なくなってきた。
と、キャプション読むと2003年10月におこなわれた“右のアーティスト”たちによる“現政権支持”デモとありますから、俳優さんたちのパロディ・マニフか。“”が重要。がはははは、シャポ。
しかし、今になってこの映像が話題になってるのは、5月6日夜コンコルド広場に集まった“フランス国民”たちのプロファイルを見事にカリカチュアしてるからでしょう。
パパ・ピカチューファンの私としては飛びつきました。 でも写真...太ってる。(太ってた?) いや、別にそれはどうでもいいのですが。
ほんと、その通り。セゴレンヌに残された時間が短すぎたのですよね。それであれだけ取ったのですから実質は勝ったようなものですが、大統領になれなければそれまで。。
ど、ドヴィルパンさん、そんなこと言ったのですか!? ひょー。 意外。。
関係ないですが、バカンスのニュースで思ったのは、なんでこの人ってこんなに服のセンス悪いんだろう、ということでした。
ポニーに、もとい、馬に乗ってプレスにポーズ取ってた時も思いましたが。。
本当にとほほの大統領が...。
TVでアンチサルコのウェブが紹介されてる中で、お葬式が執り行われてましたが(爆)そういうことでもない限りは。。
投稿情報: ねむりぐま | 2007-05-09 00:31
パパピカチュとPTA仲間というK夫人の説では、奥さんの出張と自宅勤務で子供の学校送り迎え専門、小学校そばのパン屋でついついお菓子食べすぎだって。オロンドも太ったっす。
ところでアタクシもこの選挙ではかなりお疲れなんですが、マルタ島とは言わないまでも、どこか行きたいっす。ムリ。
投稿情報: 猫屋 | 2007-05-09 01:13
訂正です。よく考えたらこないだのTV出演から昨日のる・モンド写真までそんなに日はたってないんだよね。。。選挙最後はカンヅメで無理してたんだろう。オロンドはオン・ザ・ロードで疲れてた。しかし、そうしてみるとセゴレンヌのあの強さと美しさはなんなんだ?そう、あれはマイアンヌだったのです。。。というと言いすぎだけど、しかし、あのちびカリフ・サルコジの悪政ぶりを予見しちゃうと、セゴにフランス国旗かかげるマリアンヌ(ドラクロワ)をどうしたって期待することになるわけですな。。。
投稿情報: 猫屋 | 2007-05-09 07:53
猫屋さま、6月の総選挙で社会党が勝ち、コ・アビタシオンになる可能性はどのくらいなのでしょうか?シラク氏のお膝元ではセゴ女史が勝ったそうですね。セシリア夫人はエリゼ宮に住まない?ブッシュ夫人もホワイトハウスに住んでいないと読んだ気がします。代わりにライス女史がいるから。(噂)サルコ氏の趣味は何なのでしょうね?自民党をぶっ壊す、とのたまった方と何となくイメージが重なります。何を壊したいのか、例えば小さい小売店が日本のように無くなっていき、カフェも姿を消していく?まさかその跡に大型店登場?35年前くらいに日本で流行っていた4段フリルギャザースカートが、パリでよく売られていて、日本のように流行過ぎたら誰も着ない、常に新しい製品が良いもの、ではなく、何十年前の服でも平気で着られるフランスって素敵と思っているのですが。個性的なパリが画一的になったら、観光客も減ってしまいそうでは?とりとめがなくてすみません。
投稿情報: 迷える | 2007-05-09 10:14
ネットで読んだんですけど65歳以下だけみるとセゴ勝ってたそうですね。サルコ、高齢者味方につけて大統領ですか。。。
老人には相続税や年金の政策魅力的なんですかね?
若い人達の未来よりも。。。。
投稿情報: じゃんぬ | 2007-05-09 10:27
迷える 氏、
残念ながらアタクシはマダム・ソレイユではないので、未来は読めませぬ。ご勘弁。6月の選挙結果が問題でしょう。
じゃんぬ氏、
あ、それ読んでないです。ありうるよね。世界レベルでの右への傾きは老齢者社会の結果、つまりとにかく持ってるものを守ろうとする、また他者からのアグレッション恐怖から、高年齢者の大量票が保安(移民)問題+減税、を公約トップにもってくる候補にいっちゃう。これも開発国高年齢政治傾向グロバリ化です。あーあ。
投稿情報: 猫屋 | 2007-05-09 13:10
猫屋さま、仏に続き英、ロシア、来年米国とトップが次々代わる予定で、何となく不安定な気分で失礼しました。でもフランスの有権者が1番熱が入っていそうですね。ちょっと冷静にならなくては。ある方に、不正投票はなかったのと聞かれたのですが、そういう報道はなかったと思いますがどうでしょう?投票率年代別の件、お陰さまで謎が解けました。バカンスを見せびらかす意図は、不明ですね。
投稿情報: 迷える羊 | 2007-05-09 23:00
猫やさま。ソース必要でしたら貼り付けます。
投稿情報: じゃんぬ | 2007-05-10 01:50
ソース、年齢別サルコジ票解析でしたら読みますた。第二回選挙出口アンケートでは、20歳から35歳(だったと思う)が多く投票していて一概には言えないってのも出てまして、本日のねたにしなかったんです。って別の話だったらゴメンナサイ。
投稿情報: 猫屋 | 2007-05-10 02:09
つけたしです。
あのK夫人は選挙日の朝、雨降れ、雨降れと祈ったそうであります。雨振ると高齢者は転ぶのが怖くて投票に行かないんだそうで。あともうひとつの可能性はわら人形に釘を打つってヤツだって。次回選挙にそなえ考察試験してみようかい。
投稿情報: 猫屋 | 2007-05-10 02:14
迷える羊氏、
世界同時多発選挙攻撃ですよ。フランスでの不正パーセンテージはさほど高くないはずです。投票率が高いこと(誰か見てる)、それと新聞が黙ってないからね。たとえばカナールは株主もいないし、スポンサーもなしの偉い新聞です。
投稿情報: 猫屋 | 2007-05-10 02:18
同じソースです。でもいろいろなところから発表されていて本当の数字がわからなくなりました。調査会社によってやっぱり数字かわってくるんですね。まあ。サルコが高齢者に強いというのは本当ですけど
投稿情報: じゃんぬ | 2007-05-10 03:14