クリシ・ス・ボワでの少年感電死事件、その後

ル・モンドから、クリシ・ス・ボワ：２警察官の書類送検に家族は安堵

Clichy-sous-Bois : les familles soulagées après la mise en examen de deux policiers
LEMONDE.FR | 08.02.07

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２００５年秋のフランス郊外“暴動”の引き金となった、クリシ・ス・ボアでの二人の少年、ブウナ・トラオレとジェッド・ベナの死について、ボビニの検察庁は、二人の警察官を"non-assistance à personnes en danger"--直訳すると“危険な状態にある個人に対するアシスタンスの不在”--で書類送検すると発表したわけなんです。手続きの流れから、その後の裁判所の判断は、仏大統領選挙の後になるだろうと記事にある。家族側の弁護士は社会党の近い人物であり、警察はサルコジ内務相の管轄下にあったし、また事件直後、内務相は「少年たちが警察に追われていた事実はない」と否定している。また今回の書類送検は、録音されていた警察交信記録をもとに判断されています。つまり警察サイドは少年たちがＥＤＦ変電所に近づいているのを知りながら、ＥＤＦに連絡し電力を切るよう手配しなかった、というものです。