スペインのザパテロ政権についで、5年間統治してきたベルルスコーニ・TVビジネス内閣が左派に政権交代、イタリアでも左派政権が、、と思ったのもつかの間、元老院でフォルサ・イターリアが議席を伸ばし、国民議会では左派連合が議席を取った。
デジャ・ヴュ現象ですか。ということで、シャンペンはひとまずカーヴに戻しました。
フランスCPEもまだまだ後がありそうです。今のところ、保守UMP内部抗争は続いていますし、これからはサルコジが前面に出てくるだろう。社会党内の動きがあまりないのですが、ここまで2ヶ月以上続いた運動と、昨年秋のバンリュウ暴動と、その前のEU憲法批准国民投票も、2002年の大統領選まで絡んで、フランス国の決済が今から2007年にかけて出てくるのでしょう。
猫を猫と呼び、政治は政治で自己繁殖する欧州は面白いです。祭=政、です。
米国大統領選直前にニューヨークにいたうちの相棒は今ナポリにいます。帰って来たらレポート提出してもらう予定なり。
同時にイスラエル・パレスティナも動いています。イランも。中国移民政策も気になります(この頃パリとその周辺に若いチャイニーズの女の子が多いんですよ。16-18歳ぐらいでジャパニーズ・ガールかなと思うと言葉が違います。)
日本はどうなってんの、とか思ってBewaad氏のとこ覗いたらクルーグマンがまたなんか言ってるようです。雰囲気は30年代なのか、それとももっと前なのか。
同時多発性とでも勝手に言いたくなるよな、松岡セイゴー氏は最終号でカレル・ヴァン・ウォルフレンの『日本/権力構造の謎』上・下を、日本民主党をからめて、語っています。どこをどうつなげたらいいのか分からないが、これも devenir だな、、うん、そうだ。
ヴァン・ウォルフレンが触れてないのは
闇の世界のそれ、ヤクザっていうのか、裏社会ってのか・・・
ようするにそれですな、うん。
投稿情報: 宮本浩樹 | 2006-04-11 14:54
> しかし、日本がはたしてシステムによって"真実"を隠している国であるかどうかということになると、どうか。
>日本のジャーナリズムは社会秩序の維持が仕事だという勘違いをしていて、社会が変革される方向のために努力をしていない。
一部だけ抜粋してみましたが、日本は利権団体であって国家形成の基盤であるべき政治が、なぜか言語化されていない、ということなんじゃない?。ヴァン・ウォルフレンが触れてない、天皇・天皇制、そしてその社会構造的に裏対称的な部分が、無理だってば、これは言語化されえないんだよ、、という幻想のもとに社会を支えちゃうって形かと思いますよ。
投稿情報: 猫屋 | 2006-04-11 15:39