気温がどうも安定しません。本当に夏になるんでしょうか。反対に、今年の夏もおととし並みの超異常烈夏になりそうだなんて予想も聞く。これはなかなか怖いです。
今日はアフリカ大陸での長期出張を終えて帰ってきた友人と電話で長話をした。話題はあいも変わらずEU憲法関係。彼は今回の選挙時はジブチのあたりにいた。不在投票(ここでは委任投票)は出発前にすませたOUI組です。世界中を回る仕事とは言っても、派手なワールド・カンパニー系ではなくこいつのやってるのは、政府がらみの文化関係。世代的に言うとロカール系になるのかな。批判的社会党支持、ってとこか。彼が言ってたことをいくつか書いてみます。
- ファビウスは結局社会党主流には返り咲き不可能だろう。党内投票で決まった(58%だったと思うが)憲法批准党方針に反してのNON表明は一生ついて回る。結局、以前社会党を去ったシュベンヌモンと同じ道をたどるのではないか。
- パリ在住イギリス人友人(注、彼は4年ロンドン勤務の後去年パリに帰ってきた)たちは、今回の投票に参加できないと憤慨している。どうせなら欧州内の(少なくとも欧州)移民にも投票権を与え、欧州全体で同時投票にするべきだったんじゃないか。そうすれば一国主義を超えるディベイトが期待できたかもしれない。(ちなみに彼によれば在仏非仏外国人のほとんどはOUI派だろう、と言う。私も周りの友人を見回すと同様な印象を受けた。)なお、1995年当時、滞在してたカナダでのケベック州独立をかけた国民投票(1995年 小差で否認)が移民も投票可ケースだったそうです。
- DSK/ドミニック・ストロス・カンは悪くない。数年前は彼の経済的切込みとリアリズムが嫌われたけれど、現在の状況ではこの元経済学教授(したがってサルコジと同様、ENA/国立行政院出純粋培養にあらず)の出番かもしれない。
- (つまんないところにこだわるわけだが)この彼はポルト・アレーグルから帰仏するブザンスノ君と同飛行機に乗りあわせたそう。公務員ではないが公費で移動するわが友人はエコノミークラス。ブザンスノ君はビジネスだったそうで、友人も“ちょっとなー”と言ってた。ちなみに外務省でもビジネスに乗れるのは大使以上のランクだったはずだ。
などなど。逆に彼から何故猫屋はフランス国籍を取らないのか、と聞かれた。日本政府が二重国籍認めてないんですよ、残念ながら。ま、フランス人には逆立ちしたってならない、あるいはなれない猫屋ですが、二重国籍が可能なら、私は欧州市民権が欲しい。たとえば、ブザンスノ君のような郵便配達とかたとえば老人介護職も公務員なんで、国籍がないとなれないんですね。
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今夜は身近なナショナル・ネタでお茶濁し。ひたすらに眠いんです。御容赦。
今日の拾い物はDSKの個人ブログ。あたしゃまだ読んでないけども。
対抗する(かも知れない)サルコジのブログはここ。ブログ名サルコジ・ブログ。でもって、ここは奥様のコーナー。
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