写真は週刊誌ヌーベルオプセルバタールからスキャンした前仏健康相のシモーヌ・ヴェイユ女史の1941年の写真。
ヴェイユ女史は16歳の時、両親とあと3人の兄弟・姉妹とともにアウシュビッツに送られ、結局生き残ったのは3姉妹だけでした。第二次世界大戦記念式典も去年は例年になく大規模に行われていた。当時の記憶を語るものがだんだん減ってきているという理由もあるようです。
アウシュビッツのあとにもカンボジア・ルアンダそして今はダルフールとエスニッククレンジングの歴史は続いています。こちらのTVやラジオで『虐殺はこれからも起こるだろう』と語る人が多かったのに驚いた。人間の本質についての深い悲しみと、そしてヨーロッパの人々の記憶への執念に近い意志に心を打たれました。
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