一生懸命プレス記事とか仏各ブログとか読みまして、いったいフランスはフィヨン首相が宣言したように本当に破産状態なのか、ボロレが宣言したように社会自体を“変革”すればエコロジー問題は解決できるのか、国民健康保険の赤字を埋めるにはどうしたらいいか、世界金融危機とインフレと膨大化した為替市場の関係はどうなっているのか、、などについてのエントリーを準備中だったわけですが、、、そんなもんアタクシに分かるわけないやん。
でもって、またしてもサルコねたであります。すみません。
« J’ai l’impression de ne pas t’avoir vu depuis une éternité et tu me manques. Jeudi on part faire notre virée à Essaouira pour mon (illisible). Mais j’aimerais bien réussir à te voir la semaine ou le week-end suivant. Millions de Besitos. »
「あなたに最後にあってから千年もたったように感じます。あなたに会いたい。木曜日には、私の。。。(解読不可)のために、私たちはEssaouila(訳者注;モロッコの街のはず)に発ちます。でも、来週中か来週末にはどうしても会えるようにしたいわ。100万のBestitos (訳注;スペイン語か?意味分からん)。」
と、9月12日の閣僚会議を終えたサルコジ大統領が持つ書類束の一枚目に書いてあったわけ。写真を拡大すると読めちゃうんだね。今のカメラの性能はすごいです。(中国製)ニッポン・チャチャチャ lol
でもって、まだ話は続く。この写真を掲載しようと編集までしたのはスキャンダル専門雑誌の“ショック/Choc”。持ち主はサルコの経済義兄弟であるラガルデール。で、結局ショック紙編集部は掲載を断念したのね。そりゃ、後がコワイです。
以上の経過をネット界ですっぱ抜いたのが、Bakchich というサイトなんです。Censure:la lettre Choc de Sarko (検閲:サルコのショック・レター)
で、次はル・モンドウェブがこれを記事にしたというわけ。
で、猫屋がそれをブログに書いた。
ブラジルの蝶の羽の動きが、中国の、、洪水だったかなんだか(忘れましたが)に行き着く、の話じゃないけど、米国の金持ちじゃない人々のクレジットが焦げ付くと、世界恐慌に至るかもしれないという21世紀の、恐怖な連鎖でありますね。
関係ないけど、ケインズは言いました。「ショートスパンでの経済予想はできないが、ロングスパンで言えば、100年後にはわれわれ全部死んでるのだよ。」←これも、猫屋の脳内データを勝手に翻訳したので、あしからず。
なお、筆跡鑑定家の意見では、このラヴレター、アンゲラ・メルケルの手になるものでないことは確かだそうです。
また、恋文など最後に書いたのはたしか20年ぐらい前の猫屋、によるサルコ・レター翻訳は見事に駄文ですので、よろしくお願いいたします。
以上、最近とみに自信喪失の猫屋がお伝えしますた。
猫屋さま、
>アンゲラ・メルケルの手になるものでないことは確かだそうです。
で爆笑しますた。恋現役のフランス人は、こういう文を書くんですね。
ところでオーギュスタン・ルグラン氏が、ドン・キホーテの子供たち”というアソシエーションを率いて、国家権力でSDFの問題を片付けることに反対し、テントを並べて彼等を収容した。住居問題大臣のクリスティーヌ・ブータンが、ルグラン氏に官房に加わらないかと提案。彼は政府がSDFに対する約束を守らないことを非難し、そのお誘いを蹴った。
という記事を読み、骨太仏人が健在であることにほっといたしますた。
投稿情報: ラム | 2007-09-28 13:06
ラムちゃん、
結局恋文の書き手は、Isabelle Balkany、サルコ地元92の政治家(亭主も)が友人であるセシリアに当てた手紙だとフランス・ソワールがすっぱ抜いてこの話はチョン。しかしなあ、なんか後味悪い。
ブログを回ってみたら以下のようなコメントが目に付きました。
・t'avoir vu のアコードが間違い、女性形で vue になるはず。おかしい。
・それより、写真に一緒に写ってるブータンが手紙の主という説がどこからも上がらないというのは、ブータンにとってはかなりイタイ。
・ここでのサルコの靴は、上げ底ではないものの、悪趣味である。
ところで、ドンキホーテのオーギュスタン、むちゃ若いころのアベ・ピエールに似てると思いませんか?
投稿情報: 猫屋 | 2007-09-29 13:50